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転職活動でやっていたこと。

株式会社BesoでデザイナーをしているTommyです。

以前、なぜデザイナーになったのか、その大枠の流れについて主に書いた記事を書きました。

今回はその続編と言いますか、一段深ぼって、特に転職活動をするにあたりどんな準備をし、どうやって企業にアプローチしていたか、そうした具体的な内容に着目して書いていきたいと思います。

こんな方にオススメです!
・デザイナーへの転職を考えているが、何から始めたらいいかわからない方
・そろそろ転職活動の準備しないとな、と思っている方
・転職準備し始めてるけど、他の人の事例も参考にしたい、という方

*なお新卒の方も参考にしていただけるかと思います

転職活動って?

まず転職活動を進めていくうえで必要な情報は何か?
個人的な見解としては次の通りです。

自分のこと
相手(応募する企業)のこと

さすがにこれだけだとシンプルで雑過ぎるので笑、もう少し掘り下げます。

自分のこと(こんな人です)
・自分の強み
・希望

相手(応募する企業)のこと(こんな会社です)
・企業でできること
・希望

少し掘り下げました、が、実はそんなに多くはないよな、というのが
個人的な所感です。

Googleで検索したりするといろいろ情報が出てくると思いますが、

基本的には応募する企業のことを知り、自分のことを伝えて、
企業と自分が合うか合わないかお互いに確認する、

この繰り返しが転職活動と思っています。
(確認作業の方法が、書類であったり、面談面接であったりするだけ)

なので、全体的な流れとしては、
・自分のことを知る
・相手のことを知る
・自分の中で相手とのすり合わせを行う
・必要なアウトプットをつくる
・実際に相手と話す
になります。

自分のことを伝える用意をする

自分のことを知る

というわけで、まずは自分のことを見ていきましょう!
自分のことを伝えるために最終的に用意するのは以下のものです。

履歴書
職務経歴書
ポートフォリオ(クリエイター志望なら)

この3つを使って自分のことを伝えていくことになります。
伝えたい内容を大まかにまとめるとこんな感じです。

ポートフォリオは、特にクリエイター系の職種を希望する方には必須になってくるのですが、これはこれでまた1本記事が書けそうなネタですので、今回は、履歴書や職務経歴書を作っていく上で必要となってくることに着目したいと思います!

というわけで、履歴書や職務経歴書を作っていくことを考えます!

伝えたい内容を書いていくためには、そのための元ネタが必要ですので、そのための素材集めをしていきます。

素材集めといっても、自分の中にあるものですので、よく聞くような作業をおこなっていきます。

#1 これまでの経験の洗い出し(過去を振り返る)
#2 これからどうなっていきたいかの洗い出し(未来を見つめる)

洗い出す方法はいろいろありますが、個人的には頭でごちゃごちゃ考えてもしょうがないので、とりあえずまずはざっとiPadに書き出していました。
書き出した方が手っ取り早い派です笑。

MapNoteというアプリは書くスペースのサイズが制限されないので、手書きでブワッと書き出したい人にはオススメです!

いきなり何か思い出せ、と言われてもなかなか思い出せないと思うので、幼少期の頃からの思い出を思い浮かべながら、よく他の人から言われたこと、自分が得意だな・苦手だなと思っていたことを単語でもいいのでまずは書き出してみましょう!そこから徐々に具体的なエピソードを思い出していきます。

こちらが初期にざっと書き出していたものです↓

マインドマップ形式でざっと書き出してました。
ちょっと恥ずかしいのでぼかしてます笑

書き出したところで、この#1のワークにより自分の経歴を書き出していれば、これで履歴書はだいたい書けます笑

次に、#1について以下の点に着目していきます。ここまで書けていない場合は、追加で書き出してあげるのがいいと思います!
・感情が動いたところ
・こんなの考えていたなというところ
・結果が出たところ

それぞれ、なぜ感情が動いたのか、なぜそう考えたのか、なぜ結果が出たのかを深掘っていきます。いわゆる「なぜなぜ質問」祭り、です笑
個人的にはここでも、特定の経験の話についてさらに細かく書き出しながら考えていくのがやりやすかったです(変わらずMapnoteです)

この、なぜなぜを繰り返し、いくつかの話で共通するようなことをまとめていくと、
・ここだけは譲れないところ(=希望)
・結果が出ている時の自分の思考や行動のパターン(=強み)
が見えてきます。

このあたりまでくると、職務経歴書も書けそうです。

つづいて#2に目を向けてみます。
これは、「これからどうなっていきたいかの洗い出し(未来を見つめる)」でしたので、将来の話になります。
これを整理していくことで、"やりたい仕事"を言語化していくことになります。

この"やりたい仕事"が、企業とのマッチングのベースになります。

#2でも個人的には、相変わらずMapnoteに書き出してました笑
(ほぼ終始Mapnoteで整理していたと言っても過言ではないです)

・XX年後、こんなことしていたい
・XX年後、こんな人になっていたい

こういったことを考えながら、書いていました。
そしてここでも、なぜそう思うのかを考えていきます。
いわゆる「なぜなぜ質問」祭り、です笑

転職したい(就職したい)というのは、現状では実現できていない・満たされていないことがあるから、だと思うので、そういったことを手がかりに書き出してみるのもありです!(#1で出てきている部分もあります)

自分の場合はこんな感じで書いていました↓

このまとめは当時整理した内容として、自分の中でも羅針盤のようになっていました。

なかなか思い付かないんよ、、と思う方は、もしかしたら転職・就職活動をこのまま進めるか、一度立ち止まって考えてみてもいいかもしれません。。
(もしかしたら現状維持ないしは別の道なのかも…)

将来の希望とその理由が見えたところで、自分のことの素材は、出揃った感じです。

相手のことを知る

つづいて、相手すなわち応募する企業のことについて見ていきましょう!

そもそもまずどんな企業があるのか知らないとしょうがないので、どんな企業があるのか調べます。

よくやっていたのは、名前を知っている企業を求人サイトで検索、です。
これのいいところは、似たような企業が”こんなのもオススメです”として出てくるところで、手軽に似たような企業を知ることができます!

ちなみによく使っていた媒体はこちらです。
 ・Wantedly
 ・CINRA
 ・Green
 ・UI/UXデザイン会社まとめみたいなサイト

気になった企業はリストにピックアップしていきます。ピックアップ自体はいつでもできるので随時行う感じになります。

Numbersで作った表に書いていたのですが、もちろんExcelやスプレッドシートでもOKです。

表を作る際は会社名だけでなく、自分が選ぶ時のポイントにしておきたい項目も設けておくと、後から見返して優先順位をつけるときに役立ちます。

企業のサイトとかを見た時の印象や感情も書いておくと、あの時こう思ったんだ、みたいなのが振り返りやすく、意外と役立ちました!
(第一印象みたいなのも大事かもしれない)

実際に作っていたリストです。念のためぼかしを入れております

企業と自分の希望のすり合わせ

メインのすり合わせは、面談や面接ですが、とはいえ履歴書や職務経歴書に志望動機・自己PRを書きますので、企業と自分の希望が合うのか、見ておく必要はあります。

先ほどのリスト自体は、基本的な内容をまとめていた程度なので、各企業についての細かな自分の中でのすり合わせには、やはりiPadのMapnote、時には手書きのノートも使っていました。

事業内容や募集職種はもちろんのこと、企業によってはMission Vision Valueや求める人物像も記載していたりするので、そういった情報を見ながら、

・ここだけは譲れないところ(=希望)が合うか
・結果が出ている時の自分の思考や行動のパターン(=強み)を活かせるか
・その企業で働くことで将来の展望に近づくことができるか

をチェックしていきます。

ここの整理により、"その企業だから"という志望動機ができあがります!

"自分は御社と合うと思っているのですが、、"という前提は入りますが、整理された内容を元に面談や面接でも話をすることになるので、きちんと言語化できていることがポイントです!

素材が揃ったらそれを使ってアウトプットを用意すればいい

内容を書くための素材が揃えば、あとは履歴書や職務経歴書を仕上げていくだけになります。

書類自体は、以下のような感じで作っていました。

  • 履歴書

    • 市販の履歴書を使用。

    • 紙のところもあれば、電子データでいいところもあるので、どちらも提出できる用意をしておいた。

  • 職務経歴書

    • 何でもいいので、転職サイトにあったテンプレを使用。

    • いくつかのテンプレを見ながら項目を調整して作成。

  • 自己PRと志望動機のまとめ

    • 履歴書や職務経歴書にも書くスペースはあるが、別紙1〜2枚程度で別に用意していた。

    • 別紙で用意する方がエピソード込みで自分が伝えたいことをしっかり伝えられる。

実際に話す企業へアプローチをかける

企業へのアプローチ

大きく以下2点の方法を取っていました。
・リストアップした会社の採用ページから直接申し込む
・Wantedlyに課金して、スカウトの機能を使う

一般的によく耳にする転職エージェントは、結局使いませんでした。

デザイナー職は未経験でしたが、募集要項で「デザイナーとしての経験2年程度」だったらとりあえずメッセージを送ってみてました。

経験年数2年と言いつつ、未経験の採用も考えているところはあります(実際ありました)。

動いてみないと何も始まらないので、返信なかったらしょうがないぐらいのスタンスでトライしてました。

Wantedlyでは企業側の方からスカウトメッセージをいただくこともできるので、こちらも活用していました!特にクリエイター系の職種志望ならオススメします。

ちなみに、今もし自分が転職活動をするなら、Redesignerも使ってみたいなと思っています。GoodPatchさんが運営しているデザイナー特化の求職サービスです。

実際の面談とか面接

企業から返信がきた後のだいたいの流れは、「一度カジュアル面談しましょう!」になります。
これは本当に選考前のお互いの紹介のところもあれば、実質的に1次選考としているところもあります。
会社次第なので、あまり気にせず話をしていました!

この後の選考フローは企業によってさまざまですが、
だいたい以下のどれかからの組み合わせでした。
・人事系の担当の人と面談ないし面接
・事前に課題をやって提出した後に面談ないし面接
・デザイン系の部署の責任者と面談ないし面接

さらにあるところは、企業のトップと面談ないし面接もあります。

面談・面接は、回数を重ねるごとに慣れていきます。
オンラインでの実施も主流なので、手元でカンペ見ながら話す、とかも可能でした笑

ちなみに、よく聞かれたのは「デジハリでは何を学びましたか?」でした。この質問は十中八九聞かれました。スクールに通っている方は、答えられるようにしておくといいと思います。

(… 聞かれた質問をまとめたリストはあるので、もしご興味ある方はよければDM等でこの記事見たよ、とご連絡いただければと思います。。)

ご参考までに

最後にこうした一連のことをどのような時間軸でやっていたか、一例として書いてみました。

1度転職活動を休憩しているので、休憩前までのスケジュール感をまとめています。

こうしてみると、いくつかの作業が並行しているのがわかると思います。
考えては書いてみて、を繰り返すので、作業的には並行して進みます。

実際に企業にアプローチをし始めると、その結果を踏まえてブラッシュアップをかけるので、それはそれでやはり並行して作業が進みます。

なかなか馬力がいる作業にはなりますが、あるラインまでくると書類選考が通りやすくなったり、1次の面談・面接通りやすくなったり、というようなタイミングが来た記憶があります!

なので自分のことを伝えるためのアウトプットは、あきらめずにブラッシュアップしてほしいなと思います。

なお、私の場合は、仕事をしながら転職活動をしていたので、活動期間は長めでゆとりもあるものでした!

今回は転職活動として具体的にどんな作業をしていたかをまとめました。
一例にはなりますが少しでも参考になる部分があれば幸いです!

ポートフォリオについてはまた別途記事を書きたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


以前書いた記事で参考になるもの

*デジハリ在学中の勉強していた方法とか書いています↓


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