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挨拶という雑談の入り口を逃すな!

 前回は「雑談」が、なぜ必要かを考えました。今回から具体的な話をします。
 
 雑談はいつも突発的です。朝、電車で会社の先輩と一緒になる、お昼休みにお惣菜屋さんで弁当を買うときに、友達にばったり出くわすなど、機会はどこにでもあります。しかしいきなり話し始めるわけではありません。
 
 そこで大切なのは、「挨拶という雑談の入り口を逃すな!」です。
 
 私たちは人と出会ったとき、まず挨拶します。「おはようございます」とか「こんにちは」とか言葉を交わします。それがなければ、その後の話に発展しません。だから、雑談下手の人は、挨拶下手の人なのです。
 
 私が営業職時代の話です。ある時、顧客の会社で私が苦手な人とばったり顔を合わせました。私は一瞬、迷いましたが「お世話になっています!」と声かけしました。その後、その時の商品の動向について話したことから新たな仕事につながりました。挨拶の力でした。
 
 しかし挨拶も慣れていないとできません。そこで、日頃できることを紹介しましょう。
 
・「おはようございます」の一声を・・当たり前の話ですが、顔見知りの人たちに出会った時、挨拶をしていますか。そこからお天気の話など、雑談ができるでしょう。
・「何階ですか?」と声かけを・・エレベーターに乗り合わせた時、操作板の前に立ち、乗ってきた人に降りる階を聞きます。これもひと声かける工夫です。
・「お隣に失礼します」と一言を・・新幹線や航空機を利用したとき、隣に先客がいればひと事だけでもことわれば、そこからおしゃべりに発展する場合もあります。
 
 このように、どこでも練習できる機会があります。次回は雑談の話題について考えてみましょう。

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