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【保護犬との生活】元フリースクール塾長の「寄り添い力」

久しぶりのわんちゃんネタ。
1ヵ月前に家に来た保護犬のラブリ。

正確には元保護犬って言うのかな。今は自分と一緒にいるから。
いまだにいろんなものに怯えてるけど、1ヵ月一緒にいてだいぶ慣れてきた感じ。

元フリースクールスタッフ、そして塾長で合った私。
「寄り添い力」には多少の自信はある。

この1ヵ月間、とにかく寄り添った。
毎日同じコースを散歩し、少しずつ少しずつ歩く距離を伸ばしていった。

最初は、芝生のあるところまで連れて行き、とにかく自由に歩かせる。
最初の頃は、外自体を怖がっているので、まずは5分ぐらいその場で歩き回るところからスタート。

そして10分、20分。。
散歩中、気が向いたときに止まったり、気が向いたほうに歩いて行ったり。

でもひたすら寄り添った。
何もラブリに強制することなく、少しずつ少しずつと自分に言い聞かせる。

いつまでたってもちゃんと散歩できるようにならない。
時折すれ違う、真っ直ぐに一定のペースで飼い主のすぐ脇を歩く散歩犬たちがうらやましかったし、輝いて見えた。

自分もいつかあんな風にラブリと散歩できるようになるのかなあ。
そもそも、犬は生まれながらに本能によってちゃんと散歩できると思っていた私。

散歩ってトレーニングして覚えるもんなんだとラブリと一緒に住むようになって初めて気づいた。
YouTubeのドッグトレーナーの映像を見てたくさん勉強した。

3日前、突然真っ直ぐに歩き始めた。
突然私に近寄ってきてバランスを崩すこともあるが、ほぼほぼ私のすぐ脇をしっかり真っ直ぐと歩くようになった。

まだまだ100%の出来ではないが、90%の出来であるとは言える。
3日前、突然だ。

ラーニングカーブ的なものがない。
それまでちゃんと歩けなかったのが、急に歩き始めた。まっすぐに。

そして、夕方になると、これまで外に出ることをためらっていたラブリが、散歩を待っているような空気で接してくるようになった。

これはきっと、「内面の問題」が解決したからだろう。
練習によって、次第にできるようになってくる変化とは違う。この変化、急すぎる。

1ヵ月間寄り添い、寄り添い尽くしたので、3日前に根負けしてくれたのかもしれない。
カリスマドックトレーナーの本を読み、ラブリへはとにかく意思疎通を測るようにし、言葉は直接伝われなくても相手を尊重して、犬ではなく、同士として付き合うように変えたからかもしれない。

犬だからと言って、人間の言葉わからないだろうとか、ちょっとぐらいケージが汚れてても大丈夫だろうとか、そんなこと、犬はすべてお見通しなんだ。

私も最初、カリスマドックトレーナーの言ってること、ちょっと怖いと思った。この人何言っちゃってんの?って思った。

でもその考えは変わった。
寄り添い続けたことによって、ラブリの心に変化が生じた。

元フリースクール塾長としての寄り添い力について、ラブリから合格をもらえたのではないだろうか。

この後もラブリとの生活はまだまだ続く。
初心を忘れず、出会った頃の思いを忘れず、いつまでもいつまでも寄り添って、共に楽しい生活を送っていきたい。

私の寄り添い力に自信を与えてくれてありがとう、ラブリ。

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