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005 中学受験したいと言った彼女を後押しした私と夫の本音

いよいよ次女について書き始めた前回。「004 受験勉強を始めて早1年」ということで、中学受験をすることになった話を少しばかり書きました。

地元の友達を大事にできるようにと思っていた夫と、評判のいい中学でのびのびと思っていた私だったので、受験させようなんて思っていませんでしたが、本人が勉強したいというので、止める必要はない、というわけで、塾通いが始まったわけです。

というのが表向きで、夫も私も、実は、という本音があります。

次女は小学校2年の終わりから、担任の先生に指摘されるほど様子がおかしく、3年生の時、ついに学校に行けなくなりました。

いじめられているというわけではありません。逆にクラスメイトに囲まれるくらいです。

詳しいことはまたいつか書きたいと思いますが、色々検査をして、簡単に言うと中学生くらいの精神年齢で真面目な性格の彼女が、小学校低学年の中にいるのので、違和感を感じるそうです。

まさにコナンくんのようですよね。

でも彼は、自分が高校生であることを理解しているけど、娘は正真正銘の小学生。

本人も、そして親の私もどうしていいのかわからず、もちろん夫も、途方にくれていました。

いろんな病院や機関に相談に行きましたが、共通して言われたのが、無理に学校に行かせなくていい、ということ。必ず行ける時が来ます、と言われましたが、自分の子供が学校に行けず、いつか来るその時を言われるがまま素直に待てる親はいますでしょうか。

私は3年生の1学期間、悪あがきをしました。はじめの頃は家を追い出すようなことをしたこともありました。出席日数を稼ぐために、学校の先生に挨拶だけでもと無理やり連れて行ったことも。

しかしそんなある日。

私の母が朝一で救急車で運ばれたと連絡が。手続きなどは近居の妹夫婦がしてくれたのですが、彼女たちは共働きだったので、出勤時間前に交代に行くことに。

朝登校前の次女に、おばあちゃんが入院したから、ママは病院に行ってくる。

というと、私に何ができる?

と言うので、普通に学校に行って、下校時間に普通に帰ってきて欲しい、というと、わかったと行って、私は登校時間より前に家を出ましたが、登校時間に登校し、下校時間に普通に帰ってくてくれました。

この時の彼女を見て、本人がその気になれば行けるのだな、とわかり、以来信じてその時を待てるようになりました。

本当は、次女の本好きの話をしようと思ったのですが、全然違う話に。本好きの話はまたいずれさせて頂くとして、次回は、学校に行けなくなった次女のその後のお話を書こうと思います。

「一芸に秀でる子」をモットーに、部活のために中2から私立に転校して寮生活を送っている中3、受験勉強を自ら希望し、読書力だけで乗り切ろうとする小6、彼氏アリのおしゃまな小2の三姉妹を育てる母です。普段は、書籍などのデザイン・編集・雑用をこなす、獅子座のAB型です。