コロナ禍の台湾語学留学(ビザ申請)
2021年3月から台湾での語学留学ビザが許可されるようになりましたね。私も2022年9月から1年の台湾語学留学をするため準備をしましたが…ややこしい。
大まかな流れ
学生が語学学校に申し込む
語学学校がMOE(台湾の文科省に当たる機関)に学生リストを提出
MOEから語学学校に公文書番号を発行する
語学学校から学生へ入学許可書と公文書番号が送られる
公文書番号を台北駐日経済文化代表処へ伝えビザ申請の予約をとる
必要書類をそろえてビザ申請を行う
約1週間後にビザを受け取る
約2週間後の航空券と隔離ホテルを予約する
航空券と隔離ホテルの予約情報を語学学校に伝える
語学学校がその情報をMOEに申請する
MOEから語学学校に特別入境許可書が送られる
語学学校から学生に特別入境許可書が送られる
となって初めて渡航が可能なのです。所々、学校によって違うようですが(例えば学校側がホテルを予約する学校や、渡航日が指定される学校もあるようです)私の学校は上記の流れでした。
公文書番号とは何ぞや
こんな感じの書類がPDFで送られてきます。私の学校は秋学期の入国者の手続きは7月初めに行っていると説明があり、実際このPDFが届いたのは7月5日です。赤線のところの發文日期と發文字號とビザ申請者の氏名を照らし合わせるようなのでこの2か所の情報が重要です。私は台北駐福岡経済文化代表処で行ったので、メールで問い合わせる際に上記のPDFごと送ってしまいました。メールを送ったのは7月6日の朝でした。
私の情報無い・・・
メールを送ったの夕方代表処からメールが来たので確認したところ「情報がありません・・・」という内容でした。「え!?」と思って急いで語学学校に連絡したら
「そんなはずはない!」
との返信。とは言え、MOEに確認してくれるとのこと。急いで代表処にも電話をして現在の状況を相談。親身に相談に乗ってくださって、もし語学学校にうまく説明できない場合は代表処から国語で連絡を入れますよとおっしゃってくださいました。
もらった番号、私のじゃなかった
その数時間後、語学学校から「番号これだったわ」とメールがきました。なんとなく、なんとなーくだけど、そんなことじゃないかなって気がしてたんですよね!
私、華語文奨学金をもらうことになっているのですが、公文書の中に「非獎學金華語生」っていう文章があったので、これ私のじゃない気がする…と思ったのですが華語力が0に近いので定かではなく、そのまま出したんですよ。そしたらやっぱり違ってました。
代表処の方も「何件かこういう事例あります」とおっしゃっていましたので、もし似たようなことがあってもあせらず語学学校に連絡してみてください。
あと、MOEから学生リストは代表処にも送られて、それをもとに照会をかけるそうなのですが、リストが代表処に届くのに遅れがある場合もあるそうな…いずれにせよ、こんなこともあるんだと思うと少し不安が薄れる…(こともない?)
無事ビザ取得、受け取りは1週間後
結局申請は7月13日に受け付けてもらえて、福岡代表処では、ちょうど一週間後にビザを受け取ることが通常はできるみたいでしたが、海の日を挟んだので、私は8日後7月21日に受け取りました。申請時に私の前に手続きをされていた方が、「その日は用事があるので、その翌日でも大丈夫でしょうか?」と聞かれていて、大丈夫だったので、それ以降であれば受け取ることが可能なようです。
台湾のビザは大きく2種類?
そもそもビザとは
なのでビザを持っているということは「この国に入っていいよ」ってことなんですね。台湾では停留ビザ(滞在120日未満)と居留ビザ(滞在180日以上)の2種類があり、語学留学は1年間予定していても停留ビザで入国し、その後延長するという手順を取るのが一般的です。(華語文奨学金を受けての語学留学は居留ビザの申請が可能です)
ここでビザがおりて「あなたは台湾に入国できるよ!」っていわれているのにコロナ禍では次のステップがいるのです…
語学学校から教育部へ特別入境許可書の手続きをしてもらう
ビザが取れたら、語学学校に渡航する際に使う航空便と、隔離ホテルの情報を送ります。語学学校は教育部(台湾の文科省のような機関)に情報を提出します。そして、語学学校からの特別入境許可書を受け取り、渡航です。
たぶん、コロナ感染拡大防止のために、語学学校の管理下にあるので学生たちを入国させましょうってことでできた仕組みだと思いますが、ビザがあってもこの許可書がないと入国できないので非常に重要です。
私の学校では、情報を提出してから入国許可書が届くまで13日(営業日でいうと8営業日)かかりました。語学学校によるのかもしれませんが、それくらいかかる算段で航空券や隔離ホテルの予約をするのがいいのかなと思います。
コロナ禍の留学は準備に時間がかかる・・・
もしコロナがなかったら、
学生が語学学校に申し込む
語学学校がMOE(台湾の文科省に当たる機関)に学生リストを提出MOEから語学学校に公文書番号を発行する語学学校から学生へ
公文書番号と入学許可書が送られる公文書番号を台北駐日経済文化代表処へ伝えビザ申請の予約をとる
必要書類をそろえてビザ申請を行う
約1週間後にビザを受け取る
約2週間後の航空券と隔離ホテルを予約する航空券と隔離ホテルの予約情報を語学学校に伝える語学学校がその情報をMOEに申請するMOEから語学学校に特別入境許可書が送られる語学学校から学生に特別入境許可書が送られる
1,4,5,6,7の手順で留学できるわけですから、ずいぶんかかる時間が異なりますね…でもそれだけ時間と手間をかけても行きたかった留学ですからがんばれました。
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