見出し画像

この人の仕事がしたい!

【構想博物館2024 愛に生きよ 自在に生きよ】
盛況で閉会しました。
ご協力いただいたみなさま、ご来場いただいた方々どうもありがとうございました。200名以上の方にお越しいただけました。

ご縁が巡り巡って、
読売新聞さんの美術展ナビさんにも取り上げていただきました。

どうもありがとうございました。

準備期間半年足らず、
「この規模の展示会をやるなら年単位で専従が必要だよ。」と、
大先輩の建築家に諭されつつ、
他の仕事もやりつつ、
ギリギリまでつくりものを制作し、
ご来場される皆さんをお迎えでき、ことなく終わったことが先ずホットして。あっという間に1週間が過ぎました。

==
今から22年前、「アートマネージメント」という名前に惹かれて望月先生の受講した時に最初の1時間で「この人の仕事面白そう。私もやりたい!」と思ったのがきっかけで、建築・デザインにのめり込み、今でも飽きずに仕事をし続けているのは以前も書きましたが・・

まさか自分がその望月先生の回顧展のディレクションを担当するとは当時の私が知ってたら、なんと言うのだろうか。。

今回、この企画展をつくるにあたり、
・奥さんの香菜さんの全力フォロー
・望月先生が遺してくれた膨大な知の財産や思想を次に繋ぐきっかけづくり
・望月先生のことを知らない方がみても、満足できる展示構成

とにかくこの3つのポイントができたら、
無事にできると信じて進めてました。

会場の旧細川公爵邸も普段は非公開な重要文化財で雰囲気抜群、
(建物の写真SNS掲載ができないので、写真なくてすみません)
香菜さんがコーディネートしてくれたその道のプロの方々に各所各所に演出をたっぷりしてくださり、2日間の開催時間いっぱいいっぱいまで会場に人が滞在してくれて、みなさん笑顔で、嬉しい限りでした。

企画展示をつくる特権で何より私自身が学び大き時間をいだけました。
大学を卒業して既に20年以上が経ち、私が知り得る望月照彦氏の時間は本当に僅かで、その他の膨大な時間とエネルギーの断片を展示物選定から対話させてもらい、何百時間かの濃厚な時間をこの半年過ごさせてもらった。

企画展をきっかけにご縁をいただいた方も、
初めてお会いしたとは思えない、恋に落ちるような、
戦友に出会ったような出会いもあったり、
企画展に合う優しく力強い表現をいくつもの分野のプロの仕事から垣間見させていただいたり。
知らない顔の望月先生をそれこそ先生の生きた分のここそこの時を見せていただく役得でした。

「この人の仕事がやりたい!」と最初に思った時の気持ちは未だに覚えてるけど、それ以上に生き様の「学び直し」をこの企画展制作を通じてさせていだけた。

望月先生からの大きなギフトが今後どう展開していくのか、また対話をこれからもさせてもらおう。

2022年2月に望月先生からいただいたメールの言葉がまたリフレインする。
==
アーキテクチュア―とは物事の本源を意味します。ですから、アーキテクト(建築家)とは、その生活や社会の本源に触れ、そこに新しい物語を創造していくことが仕事になりますね。

平野さんの場合、物理的な作品を超えて、暮らしの意味や幸福感をデザインしていくことで、世の中を創り上げていくことが大切になりますが、そのナラティブ感が、HPによく現れていることに感動しました。
==

「この人の仕事がしたい。」と思い続けて、
いまいただいてる人生の時間を愉しんでいきます。

==
企画展の最後の展示に
「人は恋するために生まれてきた・・・」
という冒頭の文章で始まる、【初恋ミュージアム構想】を展示しました。
本の原稿も表紙もあり、未発表ですけど詳細に書き残されてます。

いくつになっても、
望月先生のように、希望を未来と世界に紡ぎ続けることで、
恩返しになりますように。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?