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心穏やかになる国 ラオス

先日、National Geographic の『2023年のslow travelのスポットトップ5』にラオスが選出されていた。

タイトルは「slow travel」だが、この記事で焦点を当てられていたのは、どちらかというとコロナ禍の2021年12月に開通した中国ーラオス鉄道によって、観光地として有名な古都ルアンパバーンにアクセスしやすくなったよ、というところである。

2023年は、中国ーラオス鉄道でアクセスしやすくなったことに加え、コロナ禍の規制も無くなり、観光業も通常営業に戻るだろうから、ラオスへの旅人も増えるのではないかと思う。

National Geographicで「slow travel」として扱われているように、私にとっても、ラオスの旅先としての魅力は「ゆったりした空気」であること。なので「slow travel」の代表格として選出されたことには納得である。

観光名所としては「ルアンパバーン(古都)」とか「バンビエン(リゾート)」とか色々あって、それもラオスを楽しむ魅力の一つだが、圧倒的有名な観光名所(近隣で言うとアンコールワットみたいな)ではないので、いまいち惹きが弱そうな印象。

私が思うラオス独自の魅力は、観光名所ではないところにある。

・基本暑いけど乾季は暑すぎず快適な気温。
・何十回建ての高い建物は、ほぼ存在しない。
・人がごみごみしていない(人口密度は本州に埼玉の人口がいるくらい)。
・マーケットの人も観光客相手にぼったくらないし、声掛けも控えめ。
・商売っ気の無さからにじみ出る現地の人たちのゆったりした感覚。
・そして、ちょっと街を離れると自然がたくさんある。

そんな感じで、全体的にゆる~い空気が流れている。

普段、喧騒にもまれている日本人には、ラオスでゆるく過ごすことをお勧めしたい。目的意識を持たず、ふらっと行き、観光名所めぐりに追われず、ゆったりメコン川を眺めたり、カフェで一服しながら読書をしたりしてみてほしい。きっと、心穏やかになりすぎて、身動きが取れなくなる。

ゆっくり過ごし、心穏やかになれる場所、それがラオスである。

カフェでゆったり
夕焼け

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