自分の分身がいたらいくらで雇うか
自分の価値ってどのくらいなんだろう?
過大評価しているかもしれないし、
その一方で過小評価をしているかもしれません。
ここでいう「価値」とはあくまでも仕事上での価値です。
そんなときは、自分が経営者なら、同じスペックの人間がいたらいくら払うかと考えます。これは、外部パートナーに支払うコストを算出するときにも使えます。
たとえば、Aさんと契約したら、毎月100万円の売上を上げてくれるとします。企業研修の講師で勝手に仕事をとってきてくれて、こちらとしては、看板を貸すだけ。
集客も不要、コンテンツはあるものを貸す。
あとは請求書を出すくらいの仕事だとします。
間に入ることで責任は生まれますが、それでも50万円(半分)を支払っても十分利益が出ます。
この講師を社員として雇う場合は、責任も生まれます。
また、継続した雇用が前提になるので、先も考える必要がある。
しかし、外部パートナーだったら単月で考えられるし
その分、たくさん支払うことができます。
互いにとって、自由度の高い契約ができます。
では……私の分身がいたらどうするか……。
私の場合、1か月でだいたい次のようなことをしています。
・セミナー/研修を20本実施
・メルマガ『0.1%の成長』を日刊で配信
・1日50~100件のメール対応
・月間5~10研のコンサルティング
・メディア露出
・月1~2本のウェブコラム執筆
・6~10本の動画収録
・事業の企画
他にも細々したいろんな仕事がありますが
こうして勝手に働く人がいたら、結構払ってあげたくなります(笑)
仮にこれで月商が500万円増えるとします。
それなら250~300万円くらい支払ってもお釣りが来ます。
ただ、場所を貸したりとか、集客を肩代わりしたり
事務作業が増えるなら、その分支払いは減っていくでしょう。
相手の関与を減らして、楽をさせてあげれば取り分が増える。
逆に、相手の関与が増えて作業が増えるなら、取り分が減る。
こういった考えは、事業構築の時にも使えます。
最近、こういった外部パートナーを増やせないかなぁと
真面目に考えるようになりました。
仮に50万円の売上を作れるパートナーを
1人25万円で契約できたとします。
10人いたら売上が10倍になりますからね。
しかもリスク分散にもつながります。
これってフランチャイズと似たような考えかもしれません。
今、いろんなメール配信システムの代理店をしていますが
大体マージンは10~30%です。
導入初期は、結構大変です。
でも、動き出すと正直かなり楽なんです。
こちらも楽だし、相手としても継続してもらうだけだから
完全に、win-winの関係が作れています。
自分の能力を売る仕事をしている場合
それがどのくらいの価値を生み出しているのか。
一度考えてみるのも良いでしょう。
今考えると、会社員時代は、
そこまでのプラスを出せていなかったと思います。
売上はそれなりでした。
それに対して、お給料が少ないと思っていました(笑)
でも……上司の指導もあるし、場所も提供してもらっている。
サービスは、別の人が作っていて、ただ売っているだけ。
そう思うと、あのくらいが当然なんだなぁと思います。
自分の価値をプレゼンするなら、
相手の手を煩わすこと無く、いくらの利益を提供できるか。
そこが鍵になるようにも思います。
私も自分を売り込むときに、
このポイントで話すようにしています。
たとえば、研修講師として呼ばれるときに
同じことが1時間のレクチャーでできるなら価値は低いわけです。
100時間、1,000時間かけても同等にならない。
それが分かっているから、それなりの料金提示ができるのです。
1,000時間のスキルアップをショートカットできる。
そうじゃ無いと、外注する意味は無いですからね。
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