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小学生と微分とド文系の私 その4

前回の記事

■3級:小学4年 分数・小数

3級の説明に入る前に、1つ重要な点を挙げます。

4級(小学4年生のかけ算とわり算)まで終わり、最も大きな効果は「学習習慣の定着」だと思います。

1日、学校の授業以外に30分程度、集中して学習する習慣が定着した状態です。

私は大学受験をがむしゃらに頑張ったタイプですが、高校2年くらいから1日15分とか20分程度の学習を始め、徐々に時間を伸ばしていきました。

初めから無理して頑張って、1時間とか2時間とか長時間やろうとしても、辛いことを続けられるほど人間は強くないというのが持論です。

小学校低学年だと5分間や10分間という短い時間から始め、30分くらいがちょうど良いのではないでしょうか。

以前読んだ「脳医学の先生、頭がよくなる科学的な方法を教えて下さい
瀧 靖之著」(日経BP)には『ポモドーロ学習法』という記述がありました。
これは人間の集中のピークを15分頃と捉え、25分集中(学習)して、5分休憩を繰り返すという方法です。

少し脱線しますが、我が家では自主学習の時間は算数・数学と英語のみで、それ以外は本人が熱中して楽しめること、興味がもてることなどを問いかけながら、過ごしています。

習い事も受け身にはならず、本人が熱中できるものに絞っています。

さて、本題に戻りますが、そもそも分数と小数というのは、これまでの整数とは違い、子供には概念は理解しにくいようです。
ドリルは変わらずにすみっコぐらしシリーズを使いました。

ただ理解を助けるために、ドリルの活用に加え、身近な例を出した記憶があります。
※うろ覚えになっており、具体的な例が思い出せず、、、

以降の小学校の範囲では分数・小数がメインになるので、ここで時間を掛けるのが得策ではないでしょうか。

前回紹介したようなドリルのWebサイトを使って、解く問題のバリエーションを増やすというのもコストを掛けずに対応できます。

■2級~1級

・2級:小学5年 分数・小数

・1級:小学6年 分数

残念ながらここからはすみっコパワーが活用できなくなります。
少し味気ない(失礼かも)ですが、くもん出版社のドリルを活用したいと思います。
「くもん」は皆さんご存じだと思いますが、学習塾業界の巨人。
約60年の伝統ある素晴らしい会社です。

こちらが市販で出版しているドリルは、堅実に着実に定着を図れる素晴らしい構成になっています。

なお、3級~1級は小学2年生の夏休み~2月まで取り組んでいました。

小数を小学生ではかなり学習する印象を持ちました。
一方で、中学以降では小数というのはあまり使われずに、分数がメインとなります。
ただ、実生活(ビジネスなど)では小数の方がメジャーではありますね。

個人的に思うのは、あくまでも「極める」必要はなく、80%程度の理解であれば、次に進んでも良いのではと思っています。

学習塾の中には時間内に全問正解を求めるところもあるようですが、先の単元に進むことによって、「あの時はそういうことだったのか」と理解する経験を持っているからです。

ドリルを終えた後のシールというのは、子どもには効果が大きいと感じました。
シール集め、スタンプ集め、なぜ子供の時、あんなに嬉しかったのか、大人になると、なんでだろうと思いますが、とにかく効果てきめんです!

幸い、すみっコぐらしドリルのシールは枚数が多めになっており、くもんに移行した後も子供が欲しいと言えば、貼ることができました。
※くもんもシールが用意されていますが、すみっコの魅力には敵わない。。。

ちなみに自身の子供のIQを測定したことはないですが、平均的なレベルではと思っています。
なぜこのようなことを言うかといえば、特に凄いレベルにある訳ではなく、他のお子さんも到達可能性が高いと考えています。

小学校の代数的要素はここでお終いです。
長女の場合、これ以外に図形や単位などの要素もドリルが用意されているので、取り組んでもらいました。

ただ、小学2年生の理解力では、上のレベルは結構難しいと感じました。
同様に中学の内容でも図形を扱いましたが、こちらはもっと難しく、微分という山頂へのルートと考えると、省略しても良かったと反省しています。

図形の理解をないがしろにしている訳ではなく、あくまでも微分理解への旅という意味では、省略しているという意味です。
図形はある程度の年齢に応じて、向き合えば良いと捉えています。

小学生は基本的には加減乗除の習得がメインで、そこに小数と分数が絡み合うのが算数の特徴であると言えます。
ここまで7~8割の理解ができていれば、次に進んでも問題ないと思っています。
苦手なところがあれば、別のドリルやドリルのWebサイトを利用すれば十分です。

小学校で使用したのは、ドリル7冊(代数的要素のみ)なので約7000円、かけ算九九表約1000円で合計8000円です。市中の学習塾1ヶ月分といったところでしょうか。

費用と時間のスタンスは各家庭よりけりだと思いますが、大きな出費なくとも1年程度で小学校6年分の算数は自宅学習可能だと思います。

教育格差の記事に対して、意見を書いていますので、ご興味があれば一読ください。

さて、次回からは、中学分野に入っていきたいと思います。

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