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人生理念

普段から大切にしている人生の考え方について、お話してみようかなと思います。

決して考え方を押し付けるつもりはなく、あくまで自分はこういうことを大切にしてるよーっていう話です。

ドラム自体は高校1年生の頃から始めたので、かれこれ15〜6年はやっていますが、音楽の仕事をやっていくんだ!と決意したのは2017年なので、まだまだペーペーなわけです。

じゃあそれまで何をしていたかと言うと、大学卒業後は、システムエンジニアの会社に就職をしました。

ドラムで飯を食っていくなんて、自分には到底できないと思っていたし、親や周りの友達も同じような考え方を持っていたからです。

大好きなドラムがあるにも関わらず、それ以外の道を探すのには、とてもとても苦労しました。

僕は大学生の頃に塾講師のアルバイトをしていて、主に小学生の算数と、中高生の数学を中心に教えていました。

大学卒業間近の3月の最後の授業が終わった後、あまりにも寂しくて泣いてしまった小学生の男の子や、クラスで真ん中ぐらいの成績だった女子高生が、どんどん成績を伸ばしてクラスで2番目の成績になってくれたりと、自分の得意なことを教えることに、すごくやりがいを感じていました。

こういった話は、就職活動の自己PRをする場面でもよく話をしていました。

(ただし、これらはあくまで本人たちが一生懸命がんばった結果の成績なので、決して自分の指導力が優れているなんてことは一切思っていません。)

こういった経験を踏まえて、教育現場に留まらず、様々な業種の経営者に対して対等になってアドバイスできるコンタルティングという仕事が何となくかっこよく見えて、かつ、塾講師の仕事の経験も役に立つのではないかと考え、そのような道に進もうと決意しました。

しかしながら、大学卒業したばかりの社会のことを何もわからないような若造が、経営のプロに対してコンサルティングをするなんて到底無理だと考え、手に職をつけてITコンサルタントになるために、システムエンジニアの仕事に就くことにしました。

一年目は本当に辛い年でした。

研修が終わって早々に客先に派遣されることになり、そこで待っていたのは炎上案件のシステム開発のお仕事でした。

右も左も分からない状態で、どうやって仕事を進めていけば良いかも分からず、先輩たちに質問すれば忙しすぎが故にとても嫌な顔をされ、毎朝のミーティングで役立たずと罵られ。

毎日22〜23時ぐらいまで仕事をして、飯と睡眠を取るためだけのために1時間かけて家に帰る日々。

夢の中でも先輩たちに叱られ、休んだ気にもなりませんでした。

でも、ここで辞めたら逃げ回る人生になってしまうと思い、がむしゃらになって、技術本をたくさん読み、少しずつ仕事を覚えていき、何とか4年間は頑張りました。

(今思えば、愛の鞭だったと思いますし、社会人になって、かれこれ10年以上経ちましたが、未だに当時を超えるような辛い仕事には直面していないので、とても良い経験になったと思っています。)

手に職がある程度ついてきたため、更なる高みを目指し、より条件が良い会社へと転職をし、そこでも4年ほど働きました。

社内の雰囲気もよく、チームメンバーにも恵まれ、待遇もよく、大きな不満もなく、充実した日々を過ごしていたはずでした。

ところが、IT業界でがんばった先にどんな未来が待っているのか、全く想像できませんでした。

本当にITコンサルタントになりたいのか?

はたまた、プロジェクトマネージャーになってゆくゆくは管理職になりたいのか?

答えはノーでした。

もし、自分の寿命が明日までだったとして、死ぬ直前に人生を振り返った時に、満足のいく人生だったとは到底思えなかったからです。

一度きりの人生、やっぱり好きなことを仕事にしたい、そう強く思い、30歳になる年に親の大反対も押し切って脱サラをし、茨の道を歩むことを決意しました。

幸せの定義は人それぞれだと思います。

僕は、嫌な仕事をやって1000万稼ぐよりも、大好きな仕事を300万もらって生きていく方が幸せな人生だと思っています。

(もちろん、あるに越したことはないですよ。笑)

要は、何を大切にして生きていくかだと僕は考えています。

それぞれの生き方があって良いと思うし、それぞれが正解なんだと思います。

会社にいると、どこかで守られている感があって、仕事があることの有り難さに気づくことができず、時にやらされている感さえ抱いてしまっている自分が許せない部分もありました。

個人事業主になると、良くも悪くも全て自分に跳ね返ってきますが、環境や仲間の存在がいかに大事かということを多々痛感し、そして未だにそれに甘えて自分本意になってしまう時もあるので、反省の日々です。

IT業界と音楽業界は当たり前ですが、仕事の内容はまるで違うものです。

でも、8年間で学んだ多くのことは、これからの仕事でも必ず役立つと思っています。

生きる上で無駄なことは何一つありません。

これは、生徒さんに対してもたまに言うことなのですが、
「成功」の反対は「失敗」ではなく「成長」だと僕は考えています。

目の前の出来事を失敗と結論づけて何もフィードバックをしないと、ただ嫌な思いだけして過ぎ去ってしまいます。

しかし、その出来事から学びを探して次に活かすことができれば、成長に繋がるわけです。

自分の頭で考えて行動したものは、自分自身の財産になると僕は信じています。

そして、それを重ねて成功体験を積むと、大きな自信へと繋がります。

話は逸れますが、初めての成功体験を遡って考えてみたところ、それは大学受験の時でした。

当時の学力はお世辞にも良いものとは言えず、模試を受けても毎回E判定(一番低い判定)であり、志望校への合格は絶望的でした。

それでも、毎日寝る前に大学のパンフレットを開いては、充実した大学生活やサークルに入ってドラムを叩いている自分の姿を想像して、モチベーションを保ち続けました。

最後の最後まで諦めずに臨んだ志望校の入試で、たまたま得意な分野から問題が出題されたため、念願の志望校現役合格を勝ち取ることができたのです。

「努力すれば夢は叶う」

多くの成功者たちはこのようなことを言いますよね。

僕なりには、このように解釈しています。

「正しい方向に向かって正しい努力の仕方で継続すれば、結果は必ず付いてくる。」

世の中そんなに甘くないというお叱りがどこからともなく聞こえてきそうですが、どこに行っても甘くないのであれば、好きなことをやった方が得だなという考えでいます。

半人前が一丁前なことを言ってしまい、すみません。

冒頭でも述べたようにまだまだペーペーです。

人生、一直線の道はないと思います。

ジグザグしてたり、坂道だったり、時に逆戻りしていたり。

でも、ちゃんとした軸を持って、前を向いて進み続けることが、とても大事なことなんだと僕は信じています。

明るい未来が待っていることを切に願いつつ、これからも頑張っていきたいと思います。

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