2023.1②

果てしないと思うような地平も歩みを止めなければ、もとい生きていれば歩まなくとも辿り着く。恐ろしい真理。
久しぶりに眠れない(物理的に)日が続いていて、久しぶりの休日を迎えている。

音響やデザイン、企画会議など様々な事に携わらせてもらって感謝と重圧と松屋をひたすら周回しているような、そんな日々。
長くミュージシャンを名乗って歌い回ってきたが、実績など本当に乏しいモアザンの私にこのような機会を頂いているので、早く手放しでこれらを還元していきたいと思いながらデスクに向かっている。

来月からは、一つ落ち着いて自分の音楽のことにも手を伸ばせるだろう。
ライブも4月まで決まっている。以前なら半年、一年先を見据えてブッキング作業をしていたけれど、今は3ヶ月後に呼んでくれる方達がとても嬉しく感じる。
歌う場所っていうのは、ミュージシャンのエゴの吐き場所ではなく、店を運営する人、イベントを作った人、それを楽しむ・楽しみにしてくれる人がいて、そこにミュージシャンが演奏することで初めて場のピースが揃う。
制作側がそれらに対しての責任を負い、コミュニケーションを重ねて開場を待つ。
それが全てではなく、正解もないけれど、こと今の私がライブに挑む時のマインドはそうであるということ。

良い演奏を出来る出来ない、お客さんが来る来ない以前に、店の敷居を跨いでからの至らなさを痛感した今日まででもある。
きっとそれは些細な立ち振る舞いにも出るんだろうな、と反省しながら先日のライブに向かっていた。
何も誰も特別ではない、良い時間を良い空間で過ごしたいと願うのは同じ。
音楽を作れるのは魔法だと思うけど、決して偉くもないと思う

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