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【先週の不満ビッグデータ】(~2024/2/18)①どうしたらいいの、服選び②暖かくなり増える虫への対処

こんにちは。Insight Tech CEO 伊藤です。「声が届く世の中を創る」の実現に向けて不満買取センターを運営しています。

このnoteでの連載として「先週の不満ビッグデータ」をお届けしています。

この企画は毎週月曜~木曜日に放送されているJ-WAVE TOKYO MORINING RADIOの毎週水曜日のコーナー「データから導く<Better Life>」と連動しております。毎週ナビゲータの別所哲也さんに先週の生活者不満からみえる「Better Life」をお届け頂いています。是非ラジオもお聴きください。



先週の生活者不満(~2024/2/18)

Insight Techが運営する不満買取センターに寄せられる不満の声。注目するのは「前の週と比較して増加が目立ったキーワード」です。そのキーワードの出現件数を反映したワードクラウド(下図)をみると「先週はこんな不満が目立ったみたい」という理解ができます。

先週は確定申告が開始されたこともあり、確定申告に言及する不満が増加しました。丁度「政治とカネ」の問題がニュースとなっていることもあり、納税することへの抵抗感が増していることも背景にあるようです。


そのようななか、今週は①「服装」、②「虫」に注目します。早速どんな不満だったのか見ていきましょう。

①どうしたらいいの、服選び

先週は4月から5月並みの暖かさとなる日があるなど、季節を先取りするように気温が高い日が続きました。一方で朝晩はまだ肌寒く、日による寒暖差も大きい日が続いています。

そのようななか、先週は「服装」に関する不満が急増しました。
「気温が急に上がって服装選びを間違えた。どうしたらいいの?」という意見です。季節外れな暖かさによって戸惑いの声が拡がったようです。

気温が上がる予報だったけど、風が冷たくて思いの外寒く感じた。油断して服装間違えた。(40代・東京都)

今日はたしかに少しあたたかくなってきてるが、風が強いから寒いのもあるし、服装に悩みます(50代・京都府)

急に気温がプラスになると着る服に困る。服装の迷子。(40代・北海道)

生活者からは「寒暖差に対応できる洋服が欲しい」、「天気予報でぱっと見の写真で今日のお勧めの服装を教えてほしい」という要望も聞かれました。季節の変わり目らしい生活者ニーズと言えます。

昼間と夜の気温差が不満。寒暖差で体調が悪くなったり服装がすごく困るので、寒暖差があっても対応出来る服が欲しい(30代・千葉県)

寒暖差が大きくて、着ていく服装を迷う。朝の天気予報で言ってはくれているけど、出勤前にお弁当も作っていて本当に忙しくバタバタしているから、今日のお勧めの服装を聞いていられない。なので、本日のお勧めの服装を写真で教えて欲しい。すぐ見て分かるようにして欲しい。(40代・神奈川県)

季節の変わり目には「服装選び」と同様に「衣替えをいつしたらいいの変わらない」といった不満も増加します。

例えば、この先の気温や天気を見据えながら衣替えの時期を教えてくれたり、その日の気温や天気に応じて自分が持っている洋服を組み合わせて提案してくれたりする「服装AIコンシェルジュアプリ」があればこんな不満をビジネスチャンスに変えられるかもしれません。クリーニングやトランクルームサービスと連動すると更に価値を高められそうです。


②暖かくなり増える虫への対処

「服装」と同様に、気温が高くなったことで増えた不満があります。「虫」への不満です。

急に暖かくなったことで花粉だけでなく虫も増え、不快感を感じる生活者が急増しているようです。

急に暖かくなったことに不満。花粉も飛ぶし虫も出てきた。最悪。(30代・埼玉県)

暖かくなったのは嬉しいけど、めっちゃ虫が増えて萎える。家に入らないでほしい(30代・滋賀県)

家の中に虫が入ってこない方法が知りたい。カメムシが多すぎて気持ち悪い(30代・宮城県)

具体的にシーンとして、「窓から虫が入ってくるのが困る」といった典型的なシーンに加えて「ライトや蛍光灯のなかに虫が入り込んで掃除するのが大変」と言った意見が聞かれました。「虫が入り込みにくいライト」というのは「小さなイノベーションの種」となり得るかもしれません。

シーリングライトに小虫がたくさん入り込んでいるので掃除するために外すのが一苦労、回しすぎて全部外れてしまい、つけ直したら斜めだしグラグラはまっているのかいないのか分からないし、頭の上に落ちて来そう。(50代・埼玉県)

蛍光灯の中に虫が入り込むのが不満。いちいち外して掃除するのも面倒くさい。虫が入らないグッズがほしい。(30代・徳島県)

また、「防虫剤の匂いが嫌い。柔軟剤のように香りを付けられないのか」と言った意見もあり、「防虫+α」の価値を求める意見も聞かれました。既にそのような商品は一部のメーカーから発売されているようですが、確かに箪笥の中に入れておけば「防虫+香りづけ」ができれば一挙両得かもしれません。

クローゼットを開けたときの防虫剤の匂いが苦手。柔軟剤にいろんな匂いがあるように、防虫剤にも匂いのバリエーションを増やしてほしい。(30代・鳥取県)

昨年はカメムシの大量発生や昆虫食などが話題になりました。虫との共存を考えることで生活をより豊かにするビジネスアイデアが生まれるかもしれません。

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Insight Tech 伊藤

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