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初版「勇気を持ちたい仲間への応援歌」 あらすじ連載【30】


 皆様、いつも本当にありがとうございます。


 【30】一週間の無断欠席、現実逃避した山奥からようやく降りて来ることができました。


 「心配したのよ!電話しようと思ってたんだから。風邪だったの?」

 と、担任講師の心配顔。


 「そんな感じです」と、私。
  ・・・・・・・


 そこには、前を向き弱い己と共に座る私がいました。


 顎を引き、少しだけ胸を張って。


 私は、この時ようやく入学を許可されたような気がしました。否、私が自分自身に対して許したのかもしれません。私は、ほんの小さな自分の居場所を作ることができていました。やっとスタートラインに立てた思いです。


 そして、この時期の週末、新たに加わったドライブ先があります。2〜3mのサボテンが林立する砂漠の岩山の先、大平原と山々、広がる大空を一望できる場所です。


 毎回、私はここで絶景に圧倒されながらも自分と向き合いました。大きなおおきな自然の中に身を置き己と話しました。


 毅然として潔い大自然。弱音を吐きに来る私、ちっぽけな自分。けれども、それも自分だと教わるのです。一週間逃避行した山奥でも受けた同じ教え、ここで確信に変わりました。


 私は、決めます。


 弱い自分ごと行くと。



 つづく...


 どうかよろしくお願いいたします

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