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はじめましてと改めまして

自己紹介、と一言で言っても誰向けなのか、どんな場面で登場するのかでだいぶ変わってしまうかもと考えてしまうせいで、書きだしを随分迷ってしまいました。

石川朋佳と申します。

たった今はじめましての方も、飽きるほど知っている方も、これから仲良くなる方も、さらっと読める(かもしれない)ご挨拶です。

幌加内町沼牛駅

私自身のこと

1998年10月6日、北海道札幌市で生まれました。その日は満月だったと聞いたおかげで朋佳の「月」に思入れがあります。O型とよく言われるA型。てんびん座。身長は158cmくらい。
好奇心は人一倍ありますが、根っからのポジティブ人間ではありません。低速でも動き続ける、想い続けることが大切と信じ、行動派ではあります。沢山の方に会い続け、ただ意外と簡単に落ち込み、負けず嫌いが功を奏しまた動く、この繰り返しです。人に対しての情が結構湧くタイプであり、想いに触れることが何よりの力になります。

フィルム写真/旅行/ローカル/食 このあたりはずっと好きです。

学生時代編

中学校まで札幌市で過ごし、今は何も覚えていないそこそこの勉強と、バレーボールに打ち込んでいました。強豪とは程遠かったですが、部活(と給食)のために中学に行くと思えるくらい楽しかった記憶があります。後に原体験であることに気が付く出来事が起こった、修学旅行での農業体験。出会った農家さんの生き様に惚れ、農家という職業に強い憧れを抱きます。

進学を考え始めた時期、何事もなく市内の普通高校で3年間を過ごすと思いきや、実家から通える普通科フードクリエイトコースという特殊なコースがある高校に進学。ただ、どうしても合わずに1年で退学を決意。当時の人生一の絶望を味わった時期を超え、無事に北海道幌加内高校農業科へ再進学します。高校浪人と言っていいのか、4年間の高校生活だったのか、あまり無い時間を過ごしました。

幌加内高校での3年間の寮生活はあまりに濃く、今の仕事へとつながる大きなきかっけとなっています。そば打ちに明け暮れ、全国大会で個人・団体戦共に優勝。農業クラブでの発表、生徒会長など前に立たせていただく経験をしました。
地域の農家さん、役場の方、距離があまりにも近い高校の先生、そば関係で出会った企業の方など、社会人になった今でも関係が続いていることは何より嬉しいことです。幌加内町のことは、これから別にまとめていきます(随時更新)。

幼少期に山の麓(西区)で森の探検など野蛮な遊びをしていたとはいえ、札幌市民。人口1400人、全校生徒60人のコンビニがない町の生活は、当時16歳そこそこの私には刺激的でした。学校帰りにコンビニに寄って買い食いする生活に憧れ、そば打ちにおらついていた女子高生は、「農業を活性化するためには他の分野を知りたい」と高校の恩師のおかげで思い、小樽商科大学商学部に進学します。

農業高校あるある、一般科目の学力がすこぶる無いことに猛烈な劣等感を抱きつつ、3年目でコロナ時代に突入するものの、心強すぎる友人のおかげで、4年間で卒業することができました。

当時考えていたやりたいことは語学留学、世界一周以外全てできたかもと思えるくらいの大学生活を送りました。地方のインターンシップで幌加内町以外の農業の視点を知る。スーパーバイトを4年間続け小樽のおばちゃんと仲良くなる。47都道府県に行く。夏休みは2/3キャンプ。ちょっと(?)喧嘩することも、初海外で飛行機に乗り遅れることも、無鉄砲と言われれば何も言えない勢いがある生活をしていました。

そば打ちができるようになって

社会人デビュー編

好きなことは全部やりたい、体験してみたい、と思っていた学生生活も後半。「就職」して「働く」ことを意識し始めます。自分が理想とする世界の言語化が今よりも定まっていなかった頃、「きっと私は農業系の会社に就職するだろう」と思って複数社内定をいただきました。しかし、最終的に選んだ会社は、農・食業界ではないBtoBメーカー。決め手は、仕事内容。自分で新規市場として農・食関連のお客様を開拓して良いこと(新規開拓営業)、ただの物売りではなく提案ありきのスタイルであることを魅力的に思い決めました。社会人1年目が終わる頃に書いたnote記事をご参考に。

運良くなのか、当初から押しが強かったからなのか、無事に北海道配属。学生時代のつながりに非常に助けられつつ、新規現場をつくるデビューをしました。営業職のふんわりとしたイメージが、実際に働いてみることで少しずつ掴めてきたところで、もっと「できる」ようになりたいと欲望が増します。何となく、今のままでは5年後には停滞してしまう危機感を覚えました。

「できる」と言っても何をもってできるなのかの、自問自答を繰り返します。行きつくところは、自分が叶えたい世界(いうと大袈裟ですが)へ近づき、毎日をいきいきと過ごすことが理想です。そのために、仕事を生み出していきたいですし、経験を積むべき、と考えた結果、働き方を変える決断ができました。

社会人未来編

何を「生業」として生きていくか、正直完全に成功する道筋があるわけではなく、やりながら、修正しながら、落ち込み、立ち上がりながら、「しごとと暮らし」をつくっていくことが理想です。

ミニマムな畑が大好き

0) 起業
「地域の人のそばで生きる」「食べ物を生み出す方の役に立ちたい」日に日に強くなるこれらの想いと生産者さんの期待を背負い、前に立つ覚悟がようやくできました。
【幌加内そばの応援|幌加内そばの未利用資源の活用|地域へ還元】を大きなテーマとしていきます。

1) 幌加内町ソバ循環プロジェクト プロデューサー
北海道幌加内町様から、公式の肩書をいただきました。現在進めているプロジェクト(衣食住トータルブランド)を形にしつつ、地域の規模に合った循環をつくっていきたいです。正直、そば畑を持っているわけでもなく、しいていう技術はそばを打てること。商学部出身ですが、実務マーケティングはまだまだ修行中。提案営業・企画の幅を広げていくことはもちろん、20代のうちは特に、目指す理想を諦めず、貪欲に吸収することが重要な気がします。個人で肩書をもらうことで「責任」が増え、戦う場面に不安もありますが、なだらかに進み続けたいです。「幌加内そば」と向き合います。

2) そば打ち活動
大会で勝つためのそば打ちから切替え、そば打ちを通して「生産者のこと」「つくること」「食べること」「地域のこと」これらに向き合っていきたいです。私自身も「食べる側」に近づいたそば打ちをしてみようと思います。
【出張そば打ち|食育|そば打ち体験|popupイベント|自治体・JAコラボ】など。地域の持続性の何らかの役に立ちたいです。体制を整えていきます。

3) 東京にもちょっと通いたい
追ってご紹介できれば。あれほど就活時代、東京に拒否反応があったのですが「今なら知ってみたい」とタイミングが合った気がしています。売り先を見つける、外から見た幌加内をもっと輝かせるために。

4) その他、今までの延長のこと
農業現場の保管庫加湿器、食品加工場の暖房など、室内の環境に関する手伝いは少しばかりできます。また、北海道十勝地方の「もったいない」食品を救うビジネスにも人生初出資。メンバーとして関わります。

2024年1月現在

安定こそが正義、のような生活とはかけ離れていいますが、大切にしたい地域と向き合い、地に足をつけながら未来をみたい。いつでも農家さんから出る言葉に震えるのは、生きることに向き合う職業だからかもしれません。血がつながっているわけでもないのに、「これ持ってきな」「来てくれるだけで嬉しいから」「食べるのが1番よ」と愛をくれる方々のためなら、頑張りたいと思えます。農家さんは私の成功を望んでいるわけじゃなくとも(無条件の愛)、それでも私の紛れもない原動力です。

開発中、そばの甘皮茶パッケージ、かわいい

どんなときでも「人」。これからご一緒する方々も、すでに色々な面を知っている方々も、今のところこんな人間です。

ちょっと美味しいものを食べたり、たまには足を延ばして温泉に行ったり、ときに共に仕事生み出し、おそらく助けてもらい。

はじめまして、改めまして、よろしくお願いいたします。



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