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「インビジブル」

透明人間〜♫現る現る〜♪ということで「インビジブル(Hollow Man)」(2000年、米)だ。

「ロボコップ」「トータル・リコール」「スターシップ・トゥルーパーズ」のポール・バーホーベン監督。

CGの技術で、皮膚、血管、筋肉、骨とだんだん透明になっていく様子がちゃんと描かれてて面白い。

軍から依頼されて、生物の透明化を成し遂げた研究者チームが、内緒で、さらに名声を求めるリーダー自らの肉体で透明化に成功するが、彼は元に戻れなくなって凶暴化するといった話。

ガキの頃、男だったら誰でも透明人間になったら、ああして、こうして…と妄想を膨らませるものだが、好きな女の子の家に行くとか、風呂を覗くとか、大抵Hなことだろう。映画でも、チームの女にイタズラをし、元カノのベッドを覗き、隣のマンションのセクシーな女の部屋に侵入して襲う。

だけど、チームの女達はめっちゃ強い。リーダーの元カノは、「エイリアン」のリプリーみたいで、透明人間となり凶暴化したリーダーに殺されそうになっても、死んでたまるものですか!と今カレを助けて闘う。

チームの野郎どもは研究では成果を上げても、危機となるとけっこう情けなくて、やっぱり意思を固めた女は強いのだなぁ。

透明人間になるって、ある種、変身願望の現れだろう。見えない分、欲望をダイレクトに発散することができるし。

マッド・サイエンティストものだが、バーホーベン監督らしい、CGをフルに使った大掛かりで奇抜な演出が冴え渡るB級SFで楽しめた。

続けて、2(クラウディオ・ファ監督)も観たけど、めっちゃ駄作で腹が立ってきたよ。監督違うし。

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脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。