「高峰秀子 夫婦の流儀」
また、養女である斎藤明美編のデコちゃん夫婦の本。
デコちゃんは、晩婚となる30歳で脚本家の松山善三と結婚したが、その際に交わした“約束”は…「女優なんて所詮浮草稼業。やがて私が単なるお婆さんになった時は、あなたが働いて私を養ってください」(デコちゃん)、「はい、わかりました。一つだけお願いがあります。一生、たくわんだけは食べないでください」(善三)…。以降、55年間、コレを守り通した。
結婚当時は、デコちゃんは大スターで月に三桁万円稼ぐのに対し、善三は映画会社のサラリーマ