【映画】「バニシングIN TURBO」

コレもお昼のロードショーっぽい「バニシングIN TURBO(Grand Theft Auto)」(1977年・米)。

監督・出演は若いロン・ハワードで、これがデビュー作。
邦題は何でターボなんだろう?

低予算B級ながら、テンポの良い痛快なカーアクション・コメディで面白かった。あ、製作総指揮はB級映画の帝王、ロジャー・コーマンぢゃないか!

政治家を目指す父によってマザコンの好きでもない男と結婚させられそうになった娘ポーラが、父の高級車ロールス・ロイスを盗んで、恋人サム(ロン・ハワード)と共に、勝手に結婚式を挙げるためにラスベガスに向かって恋の逃避行…という話だ。

両親に弁護士、探偵など関係者、マザコン男と母の他、ラジオで父が2人に賞金をかけたと知った様々な連中、ラジオ放送局のDJなどが2人を追いかける。

高級車だろうと構わずにカーチェイスでクラッシュで壊しまくり。アメリカらしい破壊のカタストロフィだ。路肩だろうが店だろうが家だろうがクルマでガンガン突っ込みまくり。ついでに爆弾おじさんがガンガン投げるダイナマイトで爆発しまくり。全編、退屈なシーンがない。

さすがはロジャー・コーマンとロン・ハワード、観客を楽しませるのに長けている。

ロールス・ロイスを片輪走行させるなんてサムもポーラも運転が上手いね。

こういうアメリカの悪ノリだらけのおバカ映画、たまらんっ!大好きだぜ!

しかも、金が欲しい牧師や石頭の権力者、理解しない警察、視聴率だけのマスコミと、風刺的なブラックユーモアも散りばめられている。

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脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。