【古典洋画】「宝島」

1950年の、英・米の有名な冒険映画「宝島(Treasure Island)」(バイロン・ハスキン監督)。Amazonプライムにて。

ディズニー初のカラー実写映画だって。コレも「若草物語」と同様、アニメがあって、子供の頃見てた思い出がある。

宿屋の息子ジム・ホーキンスがたまたま、死んだ海賊のフリント船長が、ある島の、財宝の隠し場所を記した地図を手にして、財宝を手に入れるために大人たちと航海に出るという冒険譚だ。

大人たちの中に、コックとして片足の男ジョン・シルバーも船に乗り込み、彼がいろいろと問題を起こす。

アニメでは、片足の男シルバーは、少年から見たら、不思議な魅力に満ちた、憧れる大人の男だったが、この映画では、目をひん剥いて話す、悪党面の、ズル賢い、むさくて汚いオッサンやないかい。

それでも、島に上陸してからの、財宝を奪うために、反乱を起こすシルバーと、シルバーに抵抗する少年との交流は、なかなか変化に富んでて面白かった。聡明な少年と徹底した悪人になりきれなかったシルバーと。

少年の純粋な気持ちに心を打たれて改心したと思いきや、反乱に失敗して護送される途中で、銃を奪って、独り大海原に飛び出して行くシルバー。

子供は、特に少年は、道徳や正義を説く良識ある大人よりも、シルバーのような行動力のある悪党に魅力を感じるものである。悪いことへの魅力は一生続くものだからね。

しかし、少年ジムの、たった独りで船を奪う行動力もスゴいけどね。子役のボビー・ドリスコールは、後に麻薬で31歳で早逝しちゃうけど。


脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。