【洋画】「エスター ファースト・キル」

2022年のアメリカ産ホラー映画「エスター ファースト・キル(Orphan: First Kill)」(ウィリアム・ブレント・ベル監督)。Amazonプライムにて。

前作「エスター(Orphan)」(2009年)の第二作目で、内容は、前作以前という設定だ。

前作の、イザベル・ファーマン演じる美少女エスターが不気味で怖くて面白かったが(ホントは少女ぢゃないけど…)、コレもビックリな展開ではあるけど、エスターばかりが悪いのぢゃなくて、意外とカワイソウなんだね、と同情しちゃったのだ。

エスターが孤児院に入る前の話なのだが、前作では、イザベル・ファーマンが当時、12歳でエスターを演じたが、今回は25歳となった彼女が再度、見た目10歳の女の子を演じてるというから、いろいろと苦労もあったのでは。

行方不明の幼い娘を探してる、ある家庭に、エスターがその少女に成りすまして入り込み、母親だけが違和感を感じてしまうのだが、実は、母親が「娘は、私の不注意で死なせてしまい、死体を庭に隠して行方不明になったことにしてたので、最初からあなたが偽物だということはわかってた」と、捜査に来た刑事を射殺して告白するのだ。ビックリ!

母親と、娘を疎ましく思って暴力を振るってた息子、そして、エスターの3人は、お互いに秘密を持つことになって、遂には殺し合いになっていく。知らぬは父親ばかりなり。

エスターは、外見は9歳の少女なのだが、ホルモン異常でそのまま成長が止まってしまった、ホントは31歳の女性で、父親に惚れて彼を誘惑しようとするがうまくいかずに、パニックを起こしたりする。

精神病院から脱走した知能の高い女殺人鬼ではあるけど、見た目のおかげでフツーに恋愛もできない、逆に見た目を武器にして食いつないでいかなければならないというフリークスゆえの悲劇を感じてしまう。

やっぱり前作と比べると落ちるよね。

こういうキッズ・ホラーも、見た目ゆえに大人を油断させて、凶悪犯罪を起こして、次の家庭へ貰われていくというパターンがあるみたいだね。


脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。