【古典映画】「血の祝祭日」

まさかAmazonプライムで、ハーシェル・ゴードン・ルイス監督の映画が観れるなんて…。

1963年の「血の祝祭日(Blood Feast )」(アメリカ)。

この後、たくさんのフォロワーを生んだ記念すべき史上初のゴア・スプラッター映画だ。

今、観ると、エド・ウッドの映画みたいで、動物の内臓を使ったと思われる血糊グチャグチャドロドロのシーンも、笑っちゃうくらいちゃっちいけど、当時は観客の度肝を抜いたのだ。

ストーリーは、ケータリングの注文を受けた料理屋の初老の男が、古代エジプトの暗黒の女王を復活させる儀式に則って、次々と若い女性を襲って殺し、その血肉を生け贄として捧げるために料理するというもの。

隠すところは隠しているが、Z級ホラーに付き物の、肉体を強調した水着美女もワンサカ出てきて、セクスプロイテーション的側面も。

気の抜けたようなBGMも秀逸。

何はともあれ、最初にやった人はスゴいのだ。この映画を機にグロさ全開の映画が作られていくのだから。

HGルイス監督は、「2000人の狂人」が一番の名作だと思うが、Amazonでもないなぁ。本作と「2000人の狂人」「カラー・ミー・ブラッド・レッド」で、“血まみれ三部作”というのだ。

脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。