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ジェネシス・P・オリッジ死去…RIP

尊敬する偉大なるド変態。

パフォーマンス集団、クーム・トランスミッションから、インダストリアル・ミュージックの始祖、スロッビング・グリッスル(TG)、そして、サイキックTVの中心人物であったジェネシス・P・オリッジ(Genesis Breyer P-Orridge)が昨日、ついに死んだという。享年70。

THE FALLのマーク・E・スミスと同様、興味があって追っかけてた人物だけにちょっとショック。今日はクルマでもずっとサイキックTVを聴いていた。最近では不健康にデブってたから心不全かなぁ。

最初は、メンバーのコージー・ファニ・トゥッティにフラれて、次の若くてキレイな奥さん(名前忘れた)とは別れて、2番目の妻であるレディー・ジェイには先に死なれて、女難が続いてかわいそうだけど、とにかく個性的過ぎて普通のことができずに誰とでもすぐにトラブルを起こすスゲ〜イヤな奴だったらしい。近年はレディー・ジェイの影響で顔を整形しオッパイを作って性転換、さらに気持ちの悪いド変態な外見になってた。

テンプル・オブ・サイキック・ユースという宗教団体を作ったり、シカゴのアシッド・ハウスで一番過激だったり、肝心の音楽活動もめちゃくちゃな量のLP、シングル、CD、DVD等を出してて全部は把握できない。

ジェネPの奇行を含めた活動ばっかりに目がいって、実は音楽はあまり面白くない。ノイズ・ミュージックが多いし。一応、代表作はゲットしてたが、そんなに聴いてはなかった。

それでも、オカルトと情報技術を融合させた独特のサウンド(いち早くフォロホニック?技術を取り入れた)はクセになるものも多かった。彼のもとから巣立って行ったアーティストも多い。本国イギリスでは過激な活動で国外退去処分を受けて米ニューヨークに拠点を移してた。

チャールズ・マンソンも、アレイスター・クロウリイも、黒魔術・性魔術も、tattooも、ボディ・ピアスも、チ◯ポ・ピアスも、シカゴ・ハウスも、全部彼が教えてくれた。腕にサイキック・クロスのtattooもある。

86年の、前座のハナタラシがダイナマイト持ち込みで中止になった来日公演にも当然行った。…けど、あまり覚えてない(笑)。

ジェネPも、裏の過激な犯罪的なカウンター・カルチャーを題材に、自らパフォーマーとなり、シンボルを作って表現することで、ファンに人間が持つ初源的パワーと徹底した社会の闇を突きつけたのだと思う。

…RIP…

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脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。