【洋画】「トップガン マーヴェリック」

Amazonプライムに、シツコク出て来たので観てしまった「トップガン マーヴェリック(Top Gun: Maverick)」(2022年・米、ジョセフ・コシンスキー監督)。

前作は、まだ学生の頃、確か、東京・下北沢のバーで呑みながら、徹夜で観たと思う。GPZ900Rに乗りたかったんだよ。あれから36年かぁ。

還暦を過ぎたトム・クルーズが身体を張って頑張る、最もアメリカらしいマッチョ的ヒーロー映画だね。ロッキーやランボーなど、スタローン映画にも通じる。

相変わらず、アタックをかける敵国は、“ならず者国家”ということで場所と国名は出て来ないけど(北朝鮮っぽい)、かつてのトップガンのエリートパイロットだったトム・クルーズ演じるマーヴェリックが、ならず者国家のウラン濃縮プラントを破壊するという作戦を遂行するために、最新鋭の戦闘機に搭乗する若手パイロットを訓練して、ついに自らも乗り込んで作戦を成功させるという、嘘っぱちなストーリーだ。

米海軍も協力してるのだろうけど、何といっても、敵国戦闘機とのドッグファイト(空中戦)のシーンがメッチャ面白くて目が離せない。

ただ中身はそれだけ。考える必要もない。恋愛話も必要ない。

もう引退すべき老体だけど、過去の経験から、若いヤツにはまだまだ負けない、でも、これからは、親父のような立場で、お前らに俺の経験を伝えてやる…という話だね。

還暦くらいのおバカな野郎たちは頑張るトム・クルーズに力を貰うんぢゃないか。腹が割れてるし、MIと同様、またまた膝を上げて懸命に走ってるしね。

IT全盛となる時代に、あえて老け始めた肉体を実際に使って、汗をかいて、死とギリギリのところにいて、失敗もしながら、人間そのものの価値の素晴らしさを訴えるという、ある意味、トム・クルーズなりの人間讃歌ではないかと思う。だから、トム・クルーズも老けようともナチュラルなのだ。


脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。