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ゴルフというスポーツ

ゴルフは最高のスポーツだ。
そして不思議なスポーツでもある。

私は関西の田舎に住んでいる。私の家の周りにはいたるところにゴルフ場がある。
グーグルマップで上空から家の周りを見ると、何度見てもその多さに驚くほどだ。

そんなところで育ったのにゴルフには全く興味がなかった。金持ちおじさんの娯楽だと思っていた。

そんな私が友達に誘われて24歳でゴルフを始める。

ちょうどそのころに転職して今の会社に入社したのだが、この会社が会長を筆頭にゴルフ好きばかりで運命を感じた。

そこから毎日のように練習し、徐々に打てるようになっていった。
打てるようになったらそれが嬉しくてさらに練習し、次第に新たな課題に直面する。そしてその課題をどう乗り越えるかをひたすら考える。

このサイクルが私にはぴったりはまった。

しかしゴルフを始めたときからずっと不思議に思っていることがある。

「年配の方になぜ負けるのか」

スポーツは全般的に若いほうが有利なはずだ。筋力も身体能力も年齢的に私の方が上のはずなのに、私の年齢の倍以上の方になかなか勝てない。
練習量も私の方がかなり多いはずなのになかなか勝てない。

これがゴルフの最大の不思議で、そこがゴルフの魅力でもある。

年齢や男女問わず一緒に楽しめるスポーツはゴルフぐらいしかないだろう。

30代の私が70代の会長に勝つためにひたすら練習をするという不思議なスポーツだ。


ゴルフは見るのも楽しい。
土日にやっているゴルフ中継はだいたい見ている。
プロのきれいなスイングや正確なショットは見てるだけでも気持ちがいいし、熾烈な優勝争いの中でのスーパーショットや勝つために絶対に外せないパッティングなど、それぞれの大会でドラマがある。

しかしテレビで見るのも楽しいのだが、生で見るのは全然違う。

毎年行われる女子プロゴルフツアーの中で、私の家から車で5分のゴルフ場で開催される大会がある。

こんな田舎に住んでいて唯一の特権であり、唯一自慢できるところだ。

数年前から毎年必ず行くようにしている。

会場に着くと目の前で憧れのプロが練習をしている。
握手できるほどの距離でたくさんの有名なプロが練習をしている。
それをたくさんのギャラリーが黙ってじっと見つめている。これも不思議な光景だ。
これほど選手と観客の距離が近いスポーツはゴルフぐらいしかないだろう。

プロのスイングを生で見られるだけでも幸せなのだが、女子プロは綺麗な方がたくさんいて、アイドルに会いに行っている感覚にもなる。

私は見たい選手がたくさんいるので、朝から夕方までひたすらコースを歩き回る。歩数計は2万歩近くになっていた。


目の前でプロの技を見られて、アイドルのような癒しがあって、1日中歩くという健康的な面もある。

こんな最高のスポーツはない。

皆さんもぜひギャラリーの1人になってみてほしい。


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