「#12 平成最後の主張」

遅くなりましたが、平成最後の主張について書かせてもらいます。

33歳の私は、昭和61年生まれ。
生まれてすぐ昭和が終わり、僕の人生はほぼ平成の時間が殆どでした。

一番印象に残る、平成最後の主張。
それは私が多分一ヶ月に一度は見返すこの動画。

この動画を不思議と何回も、何回も見返してしまいます。たまにサボってしまう自分に、今生きてる事は特別な事であるという事を再度認識させるために。

今でも覚えてる。2011年3月11日、地震があった瞬間は、人と難波のファーストキッチンでご飯食べてました。怒った瞬間は何があったか分からず、ただただ窓から見えるビルがしなるという見たことがない景色に、恐怖よりも理解が全くできてなかった。ただ、その後ニュースで見た映像は不謹慎かもしれないけど僕の経験ではゲームや映画でしか見た事がない大惨劇だった。その後

「いつ死ぬか分からん」

というすごく現実味が今までなかった事が目の前に下りてきて、このままでいいのかという気持ちになりました。
そして、その後一ヶ月後、当時勤めていた会社を辞める決意をし、ずっと父が声をかけてくれていた会社に戻る事にしました。

「いつ死ぬか分からん」

のは自分だけじゃないからね。

この被害に遭われた方々は自分達の子供にその日、いきなり会えなくなるなんて全く想像つかなかったんやろうな。明日も、明後日も、死ぬギリギリまでずっと家族や友達、会社の人間と居れるという想像をしてたはずなんですよね。

いつ死ぬか分からん。今日自分に起こったらどんな気持ちになるんかな。今乗ってる新幹線が今事故るかもしれん。今朝早めに子供が起こしてくれたから、子供にパンケーキ作ってあげれて良かった。嫁になんて言おう。苦労ばっかりかけてごめんね🙇伝えたいことたくさんあるなー。

こういう気持ち、常に伝えとかんといつか死ぬで。現に伝えられへんかった人、おるんぞ!!

中村友樹、平成最後の主張でした。

今年、震災の場所に嫁と子供を連れて行こうと思っています。まだ意味が子供に分からなくても、私と妻には大切な意味がもたらされる気がして。

この文章、書いてよかった。なんかふと覚めました。自己満足。

では。

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