安倍晋三元首相は私が事件の約１カ月前に参拝していた西大寺の近くで暗殺された。暗殺現場はかつて私が買い物に行っていたところである。
　実は、これは偶然ではない。西大寺は特別なお寺なのだ。
　まずは「表に出ている話」からする。
　西大寺は称徳天皇の勅願で出来たお寺であり、今では真言律宗の総本山だ。真言律宗と言うのは真言宗の中の戒律復興運動を推進した一派で、今でも西大寺の副住職は戒律復興運動を行っている。
（教義上は真言律宗と真言宗に大きな違いはない。真言宗でも形式上は具足戒を授戒している。）
　しかし、西大寺の重要性は単に「一宗の総本山」と言うことにあるのではない。
　このお寺は名前の通り「東大寺」に対して造営されたお寺だ。言うまでもなく、目的は「鎮護国家」である。
　だが、単なる鎮護国家では、無い。西大寺の造営に深くかかわった道鏡は『墾田永年私財法』停止や奴隷制の段階的廃止による格差是正を目指した人物だ。道鏡を悪役としているのは、後世の印象操作である。
　道鏡と今回殺された人物とは対照的である。「正反対」と言っても良い。
　コテコテの唯物論者ならば「偶然」と済ませるであろうが、少しでも霊界の存在を信じる者からすると、ここまでの内容だけでも今回の事件が単なる「偶然」では無いことが判るはずだ。
　では、今回の事件の霊的な真相とは何か？
　そのキーワードが、西大寺に祀られているある「女神」である。

　奇しくも、今回の事件が起きる丁度10日前に私はその真相と関係のある投稿をしていた。

　ここに登場する「瀬織津姫」がキーポイントである。
　こういうと「西大寺に瀬織津姫は祀られていないじゃないか！」と言われるかもしれない。しかし、それは「表の名前」だけを見た話だ。