見出し画像

地球の皆さん、親であるみなさん、子であるみなさん、こんにちはあるいはこんばんは、人生迷走中の偏差値48成田悠輔です。

親のしがらみに生き、親との関係に悩み、幼い頃から親との関係に悩んでいる方も多いと思います。
私自身、現在は親の興した会社に勤め日々親に噛み付く社会人生活を過ごしております。

これだけ聞くと、親のすねかじりだとか、豊だとかと思われる方も多いかと思いますが、家族経営にもさまざまな形態がありまして、年収は私の世代の平均以下、休みの日数も平均的な企業の水準以下、日頃から馬車馬のように働けと扱いを受ける。

うちは教育事業を行なっているのですが、「昭和はこうだった」「今の若い奴らは甘えだと口をこぼしながら」脆弱なパソコン操作と指3本しか使えないタイピングスキルで一日中デスクワークに居座る始末。

とても未来への教育とは、見てとれない働き方。
幸いなことに、立地のせいか業績は上がらないが平行線を10年以上続けている。

ただ、このままでは事業の持続性は保たれないと感じるのですが、意見をしても価値観が合わず、返ってくる言葉は恣意的で「とにかく長く働いて利益を出せ」とかなり抽象的な答えに辿り着く。
常に底辺の親子論争が鳴り止まない。

そんな私が偶然本屋で出会ったのが「親子の法則」の本書だ。

人間なら誰しもが当てはまる親子の関係について書かれた本書「親子の法則」サブタイトルが衝撃的な「人生の悩みが消える『親捨て』のススメ」これで親を捨てれると思った。
本書についての、要約を書いていきたいと思います。

第1章 はじめに

心の奥に眠った「親ブロック」を取り去る

「毒親」や「親ガチャ」という言葉に、ドキッとしたことはありませんか?

「自分の親を『毒親』だったと感じることがありますか?」という問いに、「よくある」「たまにある」と感じた人の割合が男性で61・8%、女性で65・9%にも上ります。

老若男女関係なく、親との間に葛藤を抱えている人がこんなに多いのか」と驚かされます。

調査に応じてくれた人たちの心の中に「親ブロック」があり、それがさまざまな悩みや生きづらさの原因になっているのだと確信しました。 
「親ブロック」とは、親の発した言葉や態度から親の価値観や先入観を感じ取ってしまい、それに合わせて自分を制限するようになることを言います。

そんな親の影響を受ける人々が人生を好転させるには、うまく「親捨て」をすることに尽きます。

親のブロックを取り去ることに特化した「親ステワーク」。

「親捨てワーク」の特長は、それまで偏っていた親に対する見方をニュートラルに戻し、客観的な目で親を見られるようになる点にあります。

「親捨てワーク」を行うことによって、自分を縛りつけていた親の影響から解放され、お金・時間・場所・人間関係・健康など、人生の重要な要素のすべてを自分の自由にできるようになっていきます。


第2章 人生の9割は「親との関係」で決まる

子どもの人生には親が強く影響する

子どもにとって親は最初に出会う「他者」であり、人としてのモデルでもあります。

親に愛されないことは、子供にとって死活問題です。

親の言動が「心のトゲ」に変わる理由

たとえ親に悪意がなくても、子どもは「自分を否定された」と感じることがしばしば起こります。

親にとってはまったく他意のない言葉だったとしても、子どもは親の言葉をまともに受け取り、「自分はそんな人間なんだ」と思い込むようになっていきます。

心理学では、幼少期の経験が「人生の脚本」となり、大人になってからもその人の考え方や行動パターンに影響すると言われています。

「癒されない感情」が与える影響とは?

  • 自己肯定感が持てない

  • 「すみません」が口癖

  • 満たされない感じがする

  • 自分に制限をかけてしまう

  • 自由になることに罪悪感がある

  • お金を計画的に使えない

  • 仕事に対して積極的になれない

  • メンタル面のアップダウンが激しい

  • ルーズで自己管理がうまくできない

  • 恋愛運がわるい

  • 他人の言動に左右されてしまう

私たちは想像以上に親の影響を受けている

家庭はある意味閉ざされた空間でもあります。
親から自立していくための第一歩は、どういう部分で自分に「親ブロック」がかかっているかを知ることです。

「親ブロック度」チェックリスト


Aグループ

  • いつもお金のことで不安がある

  • 自分が豊だとあまり思えない

  • 貯金ができない

  • お金を理由に本当にやりたいことをあきらめてしまう

  • 上司とウマが合わない

  • 明日も仕事かと思うとイヤな気持ちになる

  • 自分は能力が低いと思う

  • 仕事にやりがいを見いだせない

  • 仕事の成果が上がらない

チェックが入った数(  )個

Bグループ

  • パートナーシップが長続きしない

  • パートナーシップに苦手意識がある

  • 人間関係が深まらない

  • 人の期待に応えようとし過ぎる

  • 自分のことが好きになれない

  • 人の目が気になる

  • 「幸せですか?」の問いに即答できない

  • 今の生活に漠然とした不安がある

  • 毎日何かにイライラしている

  • 自分の未来は明るくないと思う

チェックが入った数(  )個

AグループとBグループの合計数(  )個


第3章 お金がないのは父のせい、愛されないのは母のせい

あなたの「親ブロック」の度合いは?

  • 1~5個の場合・・・・・・・低度

  • 6~10個の場合・・・・・・・軽度

  • 11~15個の場合・・・・・・・中度

  • 16個以上の場合・・・・・・・重度

チェックの数が多い人ほど、親との関係が原因で人生の悩みが作り出されていることが予想される。

チェックリストのAグループは主に、男性性に関わる設問です。
チェックリストのBグループは主に、女性性に関わる設問となっています。
Aグループにチェックが多かった方は父親との関係、Bグループにチェックが多かった方は母親との関係に課題がある可能性が高いと言えます。



第4章 悩みが消えていく「親捨て」のススメ


親子関係を「個人的なストーリー」にしない

親がいるからこそ、自分という人間が今ここにいることは間違いのない事実です。
遺伝子も受け継いでいます。
だから私たちは、親子関係を個人的なストーリーとして完結させてしまおうとします。
それゆえに「理解してくれない」という不満が生まれてしまうのです。

もっと視座を広く持てば、生まれ育った時代背景が違うから、ものの見方や価値観も違うから理解しあえないのも無理ないよね、と思えるようになるのではないでしょうか?

私たちもまた、親に求めすぎている

多くの子供は親がしてくれることを「当たり前」と思っています。

でも、考えてみると親はすごいことをしてくれているのです。

生まれたばかりの赤ちゃんは、ほぼ24時間、誰かの手を借りないと生きていくことができません。
栄養を摂ることも排泄も体調管理もすべて親任せです。

知恵がつくようになると、親に「してもらったこと」よりも、「してくれなかったこと」のほうをしっかり覚えているというわけです。

どうして子供は親に対して被害者意識ばかり持ってしまいがちなのでしょうか?

自分より何十年か早く生まれたとはいえ、親が経験してきたことには限りがあります。
素晴らしい人格者になるような教育を受けたわけでもありません。

親は人生のマスターではありません。
あなたと同じように悩み傷つき、日々を迷っている一人の人間なのです。

自分が見ている「親像」は必ずしも真実ではありません。
人は見たいようにしか、その人を見ないものです。

親に謝罪させようとしても無駄

「あなたにああいわれた時、自分はこんなに傷つき、その傷をずっと抱えて生きてきた。自分に対して謝ってほしい」とぶちまけたとしても、何も解決しません。

親に過去のことをほじくり返して「謝ってほしい」と迫ったとしても、十中八九「今頃になって何を言ってるの?」の一言で済まされ、あなたはますます腹を立てる結果になるでしょう。

だからこそ今、「親捨て」を考えるべき

私たちが親から受けた心の傷を癒し「親ブロック」を外して自分自身の価値観で自分らしく生きていく方法...

それこそが「親捨てワーク」です。
親に対する先入観を捨てて、ありのままに見るようにする。

「親捨てワーク」の最大のメリットとは?

「親捨てワーク」のいいところは、親本人と対峙する必要がないことです。

親に理解してもらうことや、変わってもらうことで関係性を変えていこうとするのではなく、あなた自身が親を客観的にみられるようになることで、子供の頃から抱えてきた親に対するわだかまりや怒りなどの感情が自然にほぐれていきます。
「親捨てワーク」は自分の心の中だけで完結することに、大きなメリットがあるのです。


第5章 「親捨て」を成功させる8つのステップ

ワークは紙に書くか、スマホやパソコンに入力するか、いずれかの方法で行います。

このメソッドはステップを踏んでワークを進めていくことによって、人間関係や、お金、健康など、人生とは切り離せない様々な要素についてブロックとなっているものを外し、ニュートラルな視点に戻していくというものです。

このワークは全体を通して、親との間に起こった心の傷になっている出来事について「いかに客観的に見ることができるか」がポイントになります。

人間の脳には右脳と左脳があり、それぞれ役割が違うということをご存知でしょうか?

右脳がつかさどるそんな感情的なしこりを、左脳を活用して理詰めで納得させていくというアプローチをするのが、この「親捨てワーク」の特徴です。

「親捨てワーク」をするタイミングは?

集中的に短期間で行うか、あまりインターバルを置かずルーティンとしてコツコツやるか、どちらかの形で実践すると早い段階で変化を実感することができるでしょう。

「毎日寝る前に30分、1つの質問に向き合ってみる」
「朝1つの質問を見て、1日中そのことについて考える」
「思い浮かんだらメモを取っておく」
「通勤電車の中で1日1つの質問に向き合う」

両親からの影響を自覚するための質問


  • 両親に褒められたくて、一生懸命に取り組んでいたことはありませんか?

  • 両親の喜ぶ顔が見たくて、頑張っていたことはありませんか?

  • 両親に怒られないように顔色をうかがって過ごしたことはありませんか?

  • 門限や家庭のルールなど、物理的・心理的な制限を受けた記憶はありませんか?

  • 両親や親せきの家族像から「家族とはこういうもの」という固定観念はありませんか?

  • 就職や結婚式など重要な選択時に、親の価値観を取り入れていませんでしたか?

  • 両親との関係で、恋愛や性にネガティブなイメージを持ったことはありませんか?

ワーク 1
ネガティブ感情の源を明らかにする
あなたが親に対して今までもっともネガティブな感情抱いたシーンを思い浮かべてください。
その時に起こった事実だけを書くようにします。

ネガティブな感情を抱くきっかけになった出来事を3つ書いてください。
あくまでも「出来事」だけを書くのがポイントです。

【文例】

  • 11歳の夏、昼過ぎにソファに座っていたら、父に「お前の養育費は払わない」といわれた。周りには誰もいなかった。

  • 16歳の2月か3月、夕方にデパートで母と買い物をしていたら「あんたブスね」といわれた。周りにはたくさんの人がいた。

  • 10歳か11歳くらいのころ、母親から「お前なんていらない」といわれた。冬で寒かった。自宅。妹もいた。

ワーク2
親への「不幸の手紙」を書く
この「不幸の手紙」ワークでは、思いっきり感情を爆発させてください。
親への恨みつらみの気持ちを「これでもか!」と出しましょう。

あくまでも感情を出すのが目的ですので、気兼ねせずに全て吐き出しましょう。

【文例】
文章バージョン

お父さん。わたしが高校生だったころ、実家のリビングで「お前にはもう期待していない。お前の弟の方に期待する」と言ったよね。
あの言葉で本当に傷ついたし、あれから私は自分のことを認められなくなって、・・・・・・・
お父さんのせいで、こういう性格になってしまったということに怒りを覚えるし、きちんと謝って償ってほしいです。

感情バージョン

ふざけるな
お前のせいだ
人の人生を壊しやがって
お父さんのせいで
お母さんのせいで
償え
謝れ
謝罪しろ
畜生

ワーク3
自分も同じことをしていたと自覚する
自分もまた親に傷つけられたのと同じように、他者を傷つけていることを認識していきます。

ポイントは、親があなたにやったことと「同じような意味を持つこと」をあなたにも他人にもやったシーンを思い出すことです。

長い文章にする必要はないので、「いつ」「どこで」「誰に」「どんなことをした(言った)」だけを明確にして、どんどん書いていきます。
少なくとも20個は書きましょう。

【文例】

18歳の時、Aさんとの約束を破って秘密を他人に話した
22歳の時、バイト先で自分のミスを黙っていた
25歳の時、仕事をサボった
26歳の時、仕事で責任逃れの嘘をついた
27歳の時、浮気をした



ワーク4
親の行為が自分の助けとなっていたことを知る

自分にとってのその行為がもたらした「メリットに」ついて書きましょう。

このワークでは、親の言動が自分の人生において、「普段から特に大切にしている物事に、なんらかの恩恵があった」という視点で見ていくと効果的です。

「デメリットと同じだけ、メリットも受け取った」と感じられるまで書いて下さい。
20個以上書くことを目指しましょう。

【文例】

親が離婚したことで、親の監視がなくなったので、自由な中高時代を過ごせた

親が離婚したことで、父と母の交渉の橋渡しをすることになり、論理的な話ができるようになった

親の監視がなくなったので、音楽も自由に打ち込めた

自由な恰好をすることができたし、青春時代は多少の悪さもできた


ワーク5
自分の行為が他者にも利益をもたらしたと考える

あなたが親に与えられた傷から得た「メリット」があったように、あなたが傷つけた相手もまた、そこから「メリット」を受け取っているはずです。

22歳の時、バイト先で自分のミスを黙っていた。→結果的にバレたがバイト先での管理体制が強化され、バイト先に規律が生まれた。

27歳の時、彼女が妊娠したけど、責任を取りたくないので堕すことになった。→彼女も未来を制限されずにすんだ。

31歳の時、面倒な対応を部下にやらせて自分は逃げた。→部下の成長につながった。

25歳の時、仕事をさぼった→リフレッシュして次の日から気持ちよく働き、生産性が上がって会社に貢献できた。

自分が取った無責任な行動が、他人にネガティブな影響と同じくらい「恩恵ももたらしていた」ということに100%納得するまで書いてください。

ワーク6
親は正反対の性質も持っていたことに気づく

「冷たい」と正反対の「愛情深い」「優しい」性質が現れたシーンを思い出し、書いていきましょう。

父を無責任だと感じたことで怒っていました。
「無責任」の正反対は「責任を取る」ということになります。

【文例】

私が大学を卒業するまで学費を払った

朝から晩まで、土日も毎日働くことで職務をまっとうした

夜中に呼び出されても、仕事に向かい、責任を果たしていた。

浮気をせずに、家族に対して責任を果たしていた

町内会の集まりに真面目に行った


ワーク7
愛されていた証拠集めをする

父親または母親に、これまでの人生で「愛されていた」と感じられるシーンを思い出しましょう。

最低でも20個は書いてください。

【文例】

意味のある名前を考えてつけてくれた。

1歳の頃の写真を保存しておいてくれた。

親元を離れるまで、生かしてくれた。

運動会のときに撮った動画を一緒に見た。


愛されていたんだと100%納得できるまで書いてください。

ワーク8
親への「感謝の手紙」を書く

ここまで7つのワークをしてきました。
今のあなたはどんな気持ちでしょうか。
ワークを始めた時には想像もしなかった気持ちになっているかもしれません。

親に実際に見せたり渡したりする必要はありません。
安心して、今の気持ちを開放しましょう。


血のつながった親との記憶がない場合は?


ワーク1では「お父さん(お母さん)がいない」と寂しさを覚えたり、「うちにはなぜ父親(母親)がいないんだ」と憤りを感じたりした瞬間をピックアップします。

ワーク3では、あなたも「いないこと、面倒を見ないことで誰かに寂しい思いをさせた」シーンに戻ってください。

ワーク4では、親がいないことで得られた「メリット」を書き出してください。

ワーク6では、姿かたちはいなくても、その「いない」親の存在をあなたが今までの人生で感じたシーンを思い出してください。
例えば、名前を付けてくれていたとか、思い出の品が残っていたとか、話で聞いたというように、親の存在を感じたシーンに戻って書き出してください。

すべての「親ブロック」が外れる!

でも、「親捨て」が完了したあなたは、親に対する恨みつらみの気持ちが感謝に変わると同時に、あなたは生まれ変わったように自由を手に入れることになります。

人は本来、「お金」「時間」「場所」「人間関係」「健康」とのかかわりを自分で自由に選ぶことができます。

自分らしい「本当の人生」がこれから始まる

「親捨てワーク」が完了した誰もが「今までの自分の人生は何だったんだろう?」と感じると思います。

「親捨て」が完了した今、すべての経験、すべての時間が意味を持ち、あなたの人生をより深いものにしていきます。

終わり


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?