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ジョブ理論を使い倒して、信頼されるブランドをつくる

ジョブ理論の徹底活用は、中途半端にペルソナ・カスタマージャーニーマップ作成して終わらないために重要だと考えています。

ジョブ理論は、何となく聞いたことはあっても、使い倒しているという人は周りにも少ないです。

ジョブ理論の定義を整理

人々が商品やサービスを自らの生活に「雇用」するのは、そこに「片付けるべきジョブ」があり、ジョブを片付けることで「進歩」するためである 

Clayton M. Christensen

改めてジョブ理論とは何かをキーワードで整理をします。

■Jobs(ジョブ)
顧客が達成したい成果、成し遂げたい仕事
■Job Performer(ジョブパフォーマー)
ジョブを実行する人物(ペルソナやターゲットユーザーと言われる)
Hiring(雇用する)
ジョブを成し遂げるために、プロダクトやサービスなどを顧客が”雇う”、”採用”すること
Progress(進捗)
ジョブを成すために、顧客がプロダクト・サービスを雇うことで得られる成果や結果

ジョブ理論の基礎整理

このジョブ理論を理解、活用することで、マーケティングの仕事から曖昧さを取り除くことができると考えており、その詳細を書いていきます。

顧客を理解するとは何か?

顧客を理解しよう!顧客の解像度を高めよう!
と言われることが多いですが、具体的にどんな状態になれば顧客を理解できているのでしょうか。

ジョブ理論の考えをもとに整理すると、下記の3つに整理できます。

1. 顧客の成し遂げたいこと
顧客は、どんなビジョン・目標を成し遂げたいと考えているのか?
2. 顧客の障壁・ジョブ
顧客は、ビジョン・目標に向かう過程でどんな障壁を抱えているのか?
3. 顧客の状況
顧客は、どんな状況で、何を必要としているのか?

顧客を理解できている状態は、この3つの問いに答えられている状態

図解するとこのようなイメージ。

ジョブ理論を図解

ブランドが顧客から信頼されるとは何か?

もう一つ掘り下げて、ブランドが顧客から信頼される状態とは何か?をジョブ理論と紐づけて整理していきます。

顧客が成し遂げたいことを実現するために、ジョブを片付ける支援を積み重ねる→ブランドが信頼される

ブランドが信頼されることをジョブ理論をもとに整理

システムマップで整理すると、下記の通りとなります。

顧客理解→ジョブ理論と紐づけて、ブランドが信頼されるとは何かを整理

顧客が成し遂げたいことを支援する

ブランドへの信頼が蓄積する

選ばれ続けるブランドになる

結果的に儲かる

ジョブ理論とブランドへの信頼を整理

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