黒澤 友貴

マーケティングトレース主宰/ブランディングテクノロジー(株)CMO/書いた本:マーケテ…

黒澤 友貴

マーケティングトレース主宰/ブランディングテクノロジー(株)CMO/書いた本:マーケティング思考力トレーニング(フォレスト出版) /趣味:北欧フィールドワーク🇩🇰

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マーケティングトレースのnoteメンバーシップコミュニティです。 マーケティング思考を深めたい、少し違う角度からマーケティングやブランドを捉え直したい、などと考えている方向けのコミュニティです。 ■メンバーシッププランの内容 1. マーケティング思考力トレーニングnote(月額800円)の過去記事を全て読むことができます。 2. マーケティングやブランディングのプロジェクトの裏側や、プロジェクトでの学びを発信 3. イベントや他メディアへの寄稿記事などの裏話共有 基本は週1回のペース(カジュアル共有はもう少し頻度高く)でマーケティングやブランディングの可能性を探り、実践で活かすヒントを共有していきます。

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マーケティングにシステム思考の考え方を持ち込む実験

態度変容モデル、ナーチャリング、刈り取り… 全ての言葉が、あまり好きではない。 なぜ顧客を"都合良く"動かす発想になってしまうのだろう? この問いに答えるために、最近はシステム思考を学んでいます。 マーケティングをフローではなくシステムで考える可能性を探っていることを今月のnoteでも書きました。 さらに試行錯誤をする中で見えてきたことがあるので、皆さんと共有ができればと思います。 最初に:システム思考とは?最初に言葉の認識だけ合わせをさせてください。 システム思

    • 欧州の「修理する権利」から考えるブランド体験づくりの変化

      EUの「修理する権利」の法改正は、ブランド体験設計に大きく関わってくる変化だと考えています。 前提のルールが変わっている先月に欧州を回ってみて、ブランド体験をつくる前提ルールが変わってきているので、生活者の行動も変わってきていると感じました。 そのわかりやすい例が「修理体験」です。 EUの法改正にある「独立した修理業者が修理しやすい環境をつくる」が義務付けられると、 ・消費の素材選び ・保証期間やアフターサポートの仕組み などを根底から見直す必要が出てきます。 修理の

      • マーケティング発想で公共トイレを捉え直す

        日本が世界に誇れるものは何か? 最近に海外に行く機会が増えてきて、考えることが増えてきた問いです。 日本の公共トイレは世界一では?日本には多くの誇れるものがありますが、これは間違いないと感じているのが「公共トイレ」です。 無料で、綺麗で、しかも建築までこだわっている公共トイレがあるなんて、おそらく日本だけではないでしょうか。 パリを訪れた時は、とにかくトイレの数が少なくて、やっとたどり着いた百貨店のトイレは有料で…とどれだけ日本が恵まれているかを身体で理解してきました

        • 「市場を俯瞰して捉える」とは何かの整理

          プロジェクトの中で「市場を俯瞰して捉えるの得意ですよね」と褒めていただける機会がありました。 (褒めてもらえたのか、抽象度が高いからもっと具体的に、と指摘いただいたのかの真意は確認していません) さて、マーケティングの仕事をする上で、市場を俯瞰してみる、つまり社会トレンドや顧客ニーズの変化などの大きな流れを掴むことの大切さはよく語られます。 しかし、 どうやって大きな流れを掴むの? どの順番で考えるとよいの? が曖昧になりやすいと感じています。 サボってはいけないと思

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        • noteメンバーシッププランの概要

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        • 【読書会の告知】2月15日(木)20時半~「スマホ時代の哲学 失われた孤独をめぐる冒険」

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        • 2月10日(土)14時~プチイベント「任天堂トレース会」やります

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        • 12月28日(木)20時30分~実験ワークショップ会やります

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        メンバー特典記事

          chocoZAPの新市場を創るマーケティング戦略からの学び

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          RIZAPグループの決算説明資料を読んでいたら、コンビニジムのカテゴリーをつくり出している「chocoZAP」がものすごい成長していることを知りました。 会員数は55万人(2023年5月15日時点)。「年商200億円規模」(5月の決算説明会より)を稼ぎ出すビジネスに急成長していました。 年内には、エニタイムフィットネスやカーブスなどの先行プレイヤーを追い抜き予測も出ています。 急拡大する事業の裏側にあるマーケティング戦略のポイントを整理してみると学びが多かったです…

          chocoZAPの新市場を創るマーケティング戦略からの学び

          大切な企画アイデアを「反対勢力」に潰されないために

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          なんで、自分がめちゃくちゃ面白いと感じた企画・アイデアが組織につぶされないといけないのか… この悩みはアイデアや企画を考えるのが好きな人であれば、一度は感じたことがあるのではないでしょうか? 受け入れてもらえずに悔しい… そして、悔しさを感じて次にとる行動が、 ・もっとアイデアを面白くしよう ・もっと面白さを伝える工夫をしよう だと思います… しかし、この発想の根底が間違っていることを気づかせてくれる本に出会いました。 「変化を嫌う人」を動かすこの本の内容を簡単にま

          大切な企画アイデアを「反対勢力」に潰されないために

          戦略を、実行できる組織、できない組織。

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          マーケティングの一番の難しさは、組織を動かすこと。 戦略を描くことより、戦略を浸透させることが難しい。 成長している組織は、社内マーケティング(インターナルマーケティングと呼ばれるもの)が上手だと感じています。 その典型例がメルカリです。 戦略が実行できる組織とできない組織の違いは何なのか… ということを考えている中で、ドンピシャな書籍を発見しました。 (タイトルがそのまま!) この書籍の中で、実行力を高めるためには4つの規律をつくることが推奨されています。 図解

          戦略を、実行できる組織、できない組織。

          個人SNS運用は「量」と「質」をコントロールする-個の時代と言われる中での発信作法-

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          最近、組織の中で「個人SNS活用」を推奨する動きが当たり前になってきていますね。 環境が変わっているので、当たり前と言えば当たり前の変化ですよね。 個人SNS運用は、リスクではなく「必要だからやるべきこと」に変わってきています。 よくいただく質問このようなご質問頂く機会も増えてきたので、個人におけるSNS運用ポイントをまとめました。 個人SNS運用で成果を出すために「発信の量」と「発信の質」の2つをコントロールするをテーマに解説していきます。 1. 何よりも「量」が

          個人SNS運用は「量」と「質」をコントロールする-個の時代と言われる中での発信作法-

        記事

          どうすれば戦略を自分ゴト化できる組織をつくれるのか?

          よく「自分ゴト化して考えよう」と言われます。 たしかに、戦略を考えるときに、チーム全員が テーマとなる領域を自分ゴト化 できていたら強いですよね。 自分ゴト化=自分だったらどう捉えるか? の視点をもつことは、マーケティングの仕事においてかなり重要だと思っています。 でも「自分ゴト化」ってけっこう難しくないですか? 興味ないものを自分ゴト化してくれ!と言われても心構えでどうにかなるものではないなと… そんなモヤモヤに対するヒントになる本と出会いました。 リサーチのは

          どうすれば戦略を自分ゴト化できる組織をつくれるのか?

          新しい市場や文化を創り出すブランドに共通する「遊び」について

          コンテンツがあまり面白くない… 仕掛けにもっと遊びが大切なのではないか… このようなことを感じたり、フィードバックをもらうことありませんか? 遊びって何?この遊びが足りないという感覚は、大切であることはわかるけど、 何をもって遊びを入れることができているのか? が曖昧になりやすいと感じています。 今日は、市場や文化創造と遊びについて書いていきたいと思います。 遊びと人間冒頭に書いたテーマを考えている中で、遊びとは何かを根底から捉え直そうと読んだ本がこちらです。 遊

          新しい市場や文化を創り出すブランドに共通する「遊び」について

          良い戦略づくりと地道なデータベース作成

          戦略づくりのプロセスは、ブレストやフレームワークで綺麗に整理しながらアイデアが生み出されて… と進むわけではない。 地道にユーザーインタビューを繰り返して、文字起こしをしながら発言の意味を考えたり、 地道に業界内のプレスリリースを読み込みキーワード抽出しながら、数年先にどんな変化が起きそうかを考えたり、 といった「地道に情報を整理して、情報の関係性を頭の中で整理していくプロセスから出てくる閃き」が大切だと最近強く感じています。 なぜ私たちはイノベーションにまで効率を求

          良い戦略づくりと地道なデータベース作成

          生成AIをプロジェクトに取り入れるための「Stingray model」について

          この問いと向き合う中で、一つ大きなヒントをもらえるモデルで出会うことができました。 人間主導で考える、AI主導で考えるプロセスが段階的に整理されたStingray model図です。 Stingrayは、魚のエイの形という意味みたいです。(なのでサムネイル画像もエイになっています。) ダブルダイヤモンドの思考は古いという問題提起 今まで創造的に考えるための思考プロセスとして当たり前に根付いていた「ダブルダイヤモンド」は、AIによって陳腐化するという問題提起が非常に的を

          生成AIをプロジェクトに取り入れるための「Stingray model」について

          欧州で感じたブランドコミュニケーションの変化

          欧州(アムステルダム、コペンハーゲン、パリ、ブリュッセル)を回りながらヨーロッパのブランドコミュニケーションについて調査をしてきました。 その中で、確実に変わってきているトレンドがあると感じることがありました。 ブランドコミュニケーションは 1. 「機能性だけではなく、地球・社会にとっての意味」を伝える 2. 「課題解決だけではなく、問題提起」を伝える が重要になってきていることです。 以前から何となく重要だなと感じていた視点なのですが、日本で考えられているレベルと全く

          欧州で感じたブランドコミュニケーションの変化

          世界中のクラフトビールファンを熱狂する「ミッケラー」から学ぶ、小さくても強いブランドのつくり方

          欧州のブランド戦略を観察していると、「小さいけど魅力的かつ成長しているブランド」が多くあります。 これらのニッチブランド戦略が上手だと感じているのが「ミッケラービール」です。 コペンハーゲンのミッケラーのバー。 平日の16時過ぎに訪れたのですが、席はほぼ満員。 コペンハーゲン市民の憩いの場となっています。 日本でも販売されており、特徴的なパッケージデザインが記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。 ミッケラービールは、2006年にデンマークのコペンハーゲンで創

          世界中のクラフトビールファンを熱狂する「ミッケラー」から学ぶ、小さくても強いブランドのつくり方

          地域を持続可能にするブランドコミュニケーションとは?(アムステルダム篇)

          欧州(オランダ・コペンハーゲン)を訪れると、観光戦略や都市のブランドコミュニケーションが大きく変わってきていると感じています。 BBCが「アムステルダム 悪質な観光客と戦う欧州の首都」と題した記事を2023年8月に出しています。 悪質な観光客来ないで、をストレートに打ち出すアムステルダム市の観光戦略のテーマが変わってきているとのこと。 何が変わってきているのか? ・観光客と地元住民の双方に利益をもたらすこと ・クリエイティブで持続可能なアクティビティーを増やすこと

          地域を持続可能にするブランドコミュニケーションとは?(アムステルダム篇)

          オランダの建築家グループ Space and matterに学ぶ、実証実験のコツ

          マーケティングの世界では、「実証実験を行う」「テストマーケティングを行う」といった言葉が使われます。 これからの目的は「意味のある検証」をすることです。 しかし、多くの実証実験は何となくエビデンスを集めることに留まってしまうことが多々あると感じています。 そんなことを考えながら、欧州の実証実験に関するプロジェクトを調べていたところ、アムステルダム市と協働をしながらサステナビリティのプロジェクトを先導している「Space and matter」という建築家グループのことを

          オランダの建築家グループ Space and matterに学ぶ、実証実験のコツ

          オランダ発のサーキュラーブランド「MUD JEANS」から学ぶ、顧客・産業・地球の3つの循環サイクル

          オランダ・アムステルダムに来ています。 1週間ほどで、アムステルダム→コペンハーゲン→パリ→ブリュッセルを回る予定です。 今回の旅のテーマは、 未来に求められるブランド戦略って何? を考え直すことです。 ヨーロッパは、 「脱成長戦略」 「循環型経済(サーキュラーエコノミー)」 など新しい考え方をもとに国の戦略が進められています。 その中でも、アムステルダムは2050年までのサーキュラーエコノミー戦略を実現する戦略を大々的に打ち出しており、欧州の中でも先行事例として注目

          オランダ発のサーキュラーブランド「MUD JEANS」から学ぶ、顧客・産業・地球の3つの循環サイクル

          真鶴町から学ぶ、小さくても強いブランドをつくるヒント

          神奈川県の真鶴町という町をご存じですか? 先日に建築家の方と話をしていて、神奈川県真鶴町の魅力を教えてもらいました。 条例に「美の基準」を定めて、まちづくり・景観づくりをしているとのことです。 真鶴町は、この数年は移住者が増えており、その理由も「美の基準」をもとに守り続けてきた風景と文化にあるとのこと。 たしかに、町の条例に「美」という定性的で捉えどころが難しい判断軸を持ち込んでいる取り組みが興味深く、ずっと気になっていたので、足を運んでみました。 訪れてみて、この

          真鶴町から学ぶ、小さくても強いブランドをつくるヒント

          マーケティングに求められる、複雑さと矛盾を乗り越えて考える力

          マーケティングは、売上・利益をつくり、組織の成長"のみ"を考えれば良いわけではなくなってきています。 2023年はサステナビリティ情報の開示義務化も進みました。 ブランドの活動が、 1. 地球への良い影響 2. 社会への良い影響 3. 生活への良い影響 この3つのバランスを保てることが重要になってきています。 ESGはSDGsといった言葉の理解を深めることは、 Want to(できると良い) ではなく、 Must(必須であり前提) となってきていると感じています。 で

          マーケティングに求められる、複雑さと矛盾を乗り越えて考える力

          学習のICAPモデルをカスタマージャーニーマップに応用する実験

          企業都合で、ありきたりになりやすいカスタマージャーニーマップを描くための考え方を整理しています。 認知・比較検討・購入・ファン化…といったありきたりなフローはどのように見直せると良いか? をずっと考えてきました。 学習モデルをもとにカスタマージャーニーを描く色々と考えたり、試行錯誤する中で、 人がより良く学習するプロセスをもとにカスタマージャーニーマップを描く(顧客体験を設計する)考え方が一番しっくりきました。 行き着いたのが、ICAPモデルと呼ばれる、学習者の関与度

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