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マーケティングトレースのChatGPTプロンプト

マーケティングトレースはマーケティング思考力を磨くトレーニングとして開発しました。

マーケティング思考力のトレーニングもChatGPTを活用すれば、超効率的にできるようになってしまいましたね…

テーマ企業を選んで、その企業のマーケティング戦略をトレースするためのプロンプトをまとめました。

最初は、世の中に情報が出ている上場企業orグローバル企業で試してみることがオススメです。

今まで数時間かけてネットリサーチしながらトレースしていた内容は、5分ほどで終わります…全体像を掴むのはAIに任せて、自分なりの仮説アイデアをつくることに集中すると、よりマーケティング思考力を効率的に磨くことができると考えています。

基本は、下記のマーケティング戦略を考える王道の流れに沿ってトレースすることは変えていません。

マーケターの筋トレワークシートの実践手順
⓪最初にテーマ企業(ブランド)を決め、その企業の理念/ビジョンを確認
①トレース企業にとっての市場/業界環境を洗い出す(PEST視点)
②トレース企業の競合を定義する(5Forcesの横軸視点)
※①と②のプロセスで、市場/業界構造を俯瞰的に掴みます
③ターゲットの具体像を描く(STPのT視点)
④ポジショニングマップを描く(STPのP視点)
⑤マーケティングミックスを洗い出し価値の届け方を理解(4P視点)
⑥トレース企業の成功要因を仮説出し
⑦自分がその企業のCMOだったら?を考えて仮説出し

マーケティングトレースの基本手順

ここから、プロンプトと合わせて紹介します。
UNIQLOのトレースを実施してみたので、間にイメージは貼り付けています。

1. 前提情報を伝える

[業界名]+[トレース企業名]のマーケティング戦略を整理していきたいです。

前提情報のプロンプト

2. 理念やビジョンを尋ねる

[トレース企業名]の企業理念・ビジョン・ミッション・バリューを教えてください。

企業やビジョン確認のプロンプト

3. ブランド概要を尋ねる

a.  [トレース企業名]の直近5年の売上・利益・人件費・広告宣伝費の推移を教えてください。

b.  [トレース企業名]の直近5年の店舗数の推移を教えてください。

ブランド概要を尋ねるプロンプト
IR資料の情報は引っ張ってくれます。

4. 市場規模を尋ねる

[業界名]の市場規模を理解したいです。[固定したい指標]をもとにフェルミ推定をお願いします。

市場規模を尋ねるプロンプト

推定でOKであることを伝えれば、しっかりロジックをつくってくれます。数字を調整したい時は、「条件を指定する」である程度は解説します。

 市場規模をTAM・SAM・SOMの概念に分けて算出をお願いします。

市場規模を尋ねるプロンプト

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