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チーム内が納得して行動を起こすために必要なこと

社会人になって長いとくさんです。

日本では、まだまだサラリーマンという働き方が大部分を占めています。

そんな中では、一人で会社を回しているわけではないので、
どうしても集団・チームで動くことが必要です。

でも、なかには、

  • 自分の意見をどうしても押し通したい上司

  • なんとなく仕事をしているようでしていない同僚

  • あまり意見を言わない同僚

など、周りを見渡すと、
ちょっとイライラしてしまう人っていますよね?

僕の周りもそうですから分かります(笑)。

で、
社会人経験が結構長い”とくさん”は、
そんな人に向けて、
どうしたらチームとして行動してもらえるのか、
どうしたら上司の意見ばかりではなく同僚の意見も聞いてもらえるのか、
いろいろ考え、納得させて動かしてきた方法があります。

”とくさん”的に、
「これをやれば、周りの人が納得して動いてくれた」
方法をこちらに置いておきます。

さぁ、それでは、人を納得させる方法を紹介していきます。

その前には知ってほしいことがあります。

人を納得してもらう前に 知っておかなければならないこと

それは、会社をはじめ、学校などのたくさんの人が集まる場所では必ず起きてしまうことです。

それは、
「集団の全ての人が同じベクトル・同じモチベーションで向かうことはない」
ということ。

残念ながら、これは集団の中にいるとどうしてもそのような状態になってしまうのは仕方のないこと。

僕も若いころは、「何でみんな分かってくれない!?」と、感じていました。
そうやって、鼻息荒くストレスを感じながら、そのような人を批判していたような気がします。そんな20代の頃もありました。

今考えれば、かなり浅はかな考え方だったなぁと思いますが・・・。

でも実際は違うんです。

このような事が起きてしまうのには、きちんと理由があります。
そんな人がいる中でも、あなたの実力を存分に活かして行動していくのに大切なことを紹介します。

2:8の法則をご存じでしょうか?一般的には「パレートの法則」ともいわれています。
または、もう少し細かく分けると、262の法則とも言います。

これは、

  • 2割の自分に「好意的な人」

  • 6割の自分に「どちらでもない人」

  • 2割の自分に「好意的ではない人」

が、必ず存在します。

つまり、どのような集団・組織であっても、2割はあなたに”否定的”な人は存在してしまうということなんです。

でも、
2割の好意的な人は最初からあなたの意見に賛成なわけで、
何もしなくても行動してくれますよね。

では、あなたの課題は何かと言うと、
6割のどちらでもない人を、どのようにして納得させて行動してもらうか、
が重要になってきます。

それでは、どのようにして、
6割の人を納得させるのか、これから紹介します。

6割の人に納得してもらうこと

そのためにはまず、チーム全体を集めてミーティングをします。
もちろん、あなたに否定的な人も。

そして、まずはあなたがチーム全体でやりたい事・解決したい課題を紹介します。

でもその時に、論理的ではないような、なんとなく否定するような意見も聞くことがあるでしょう。
そんな人は、だいたい”あなた”自身に否定的な人ではないでしょうか?

しかし、先ほど述べましたが、
必ずあなたに否定的な人は2割存在します。
そのような人については、
あなたが納得させようと話をしても、話を聞いてくれないことが多い。
この人達を納得させるのは、非常に困難を極めます。

なので、その人達の事は気にしないこと。
あなたがコントロール出来ないことだから。

残りの6割の人達に納得してもらうことに注力するのが、
一番効率がいいのです。

では、どのように6割の人達を納得してもらえばよいでしょう。

それにはまず、人には切っても切れないクセがあります。

それは、
人は本能的に ”なまける” 動物であること。

そう、
人は「めんどくさい」ことが苦手な動物なんです。
しかしこれは、残念ながら脳の仕組みがそうさせています。
どうやっても変えようのなことなのです。

え、どうやったって変えようが無いんだから無理じゃん!

確かにそう思うでしょう。

でも、大きく2つだけ、6割の人に理解させれば、
納得させて行動してもらうことが出来ます。

その2つとは何か?

  1. 課題・不安材料は何かをチームで見つける

  2. 継続してもらう施策をする

この2つをおこなえば、
6割の人は動いてくれます。

課題・不安材料は何か

まず一つ目。

打ち合わせでもなんでも、
相手にあなたの今考えていることを伝えるには、
言葉が大事です。

でもその言葉、
あなたが伝えたい言葉になっていませんか?
みんなを”説得”する言葉になっていませんか?

これ、結構落とし穴なんですが、
言葉で伝えて人を動かしたい!
と思っていても、あなたの言いたいだけの言葉では、
伝わらないんです。

だから、行動を起こしてくれません。

じゃぁどうするかというと、
まずリサーチです。

6割の人達の未来に、
「手間が省けて、楽できる」状態を作ってあげられるのかどうか、
その課題を解決してあげるには、どうすればよいか、
を考えて提案していく、この作業が重要です。

そのために重要になるのが、
どんなことが問題なのか、または、不安材料があるのか、
そのヒアリングをします。

すると、課題や不安材料が出てきます。

その中から、大きな課題・不安を解消できる課題を選びます。
で、課題の大部分について、だいたいが”手間・めんどう”ことが多いです。人は基本的になまける動物だから(笑)。

その課題について、6割の人を納得してもらえれば、
チーム内の8割がうごいてくれるようになるのです。

すると、否定的な2割も動かざるを得ない状態になるので、
結果的にチーム全体が動いてくれるようになるのです。

そこを目指しましょう。

継続してもらう施策をする

そして、2つ目。

始めに、
人は、本当に興味のないことについては、
継続することが億劫になる動物なんです。

周りでもそんな経験ないでしょうか?

例えば、
ダイエットして、今月○○kg痩せたい!
と言ったとします。

でも、実際に1か月後にそれだけ痩せられた人が、
どれだけいるでしょうか?
おそらく、そんなにいないのでは・・・。
ほとんどが、2,3日やったあとは、誘惑に負けたり、
めんどくささが先行したりして、やめてしまんですよ。

このように、人は、”なんとなく”言った言葉は、
すぐに忘れて、継続することが出来ません。

これは、チームでも同じことが言えます。

では、どうすれば継続して行動を起こしてくれるのか。

それにはまず、ゴールを決めます。
そのゴールは、「何を、いつ、誰が、どうする」のか、
これを全て、チーム内で決めてあげます。

そして、これをみんなでシェアするのです。
すると、人はみんなで決めたことについて、
簡単にはやめられません。
それは、人は少なからず、誰かに認められたいという、
「承認欲求」が働くから。

だから人は、
めんどうだと思っても、こういう時は、スケジュールを守って行動をおこしてくれるんです。

そして、もう一つ大事なこと。

それは、決めたスケジュールの進捗をときどき確認することです。

人は簡単に忘れます。だから、時々進捗を確認してあげましょう。
すると、何人かは分からないことが出てくるものです。

分からないことについては、
丁寧に答えてあげて、進捗どおり進んでいるかどうか確認しながら進めていきましょう。

また、あなたにひとつお願いがあります。
些細な事でも質問できるように、あなた自身が環境を整えておくことも大事です。そのためにも、普段からコミュニケーションをとることは重要ですね。

まとめると・・・

まず人は、なまける動物であること。
めんどくさいことが嫌いな動物です。
加えて、継続することが苦手です。

そのためにまず、
めんどくさいことを楽にさせること、
そして、そのめんどくさいことを楽にさせるために動いてもらうこと。
そのためには継続して取り組むことが大事です。

それらをチーム内で解決してあげること、
チーム内で進捗を確かめ合うこと、
こうすることで、課題がスムーズに解決に導くことができます。

そして、チームで課題を解決することって、
案外できていないことが多いのではないでしょうか?
それは、ここにも「めんどくささ」があるからです。

そこにあなたが切り込んでいければ、
あなたは必ず信頼を得ることができます。

ここには、”やってやる”というマインドも大切になってきます。
大変なこともありますが、
ぜひチーム内を納得させ、あたらしく行動を起こしていく施策を取り、
チームを変えていってください。


最後まで読んていただき、ありがとうございました。

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