夢が「現状維持」でもいいじゃない
2021年9月10日(金)の日記
快晴。
「伏見桃山」駅に用事があったのに、うっかり似て非なる「伏見稲荷」駅で下車してしまいました。
「伏見桃山」駅と「伏見稲荷」駅。
名前が似てるだけで、エリアがぜんぜん違うんです。
「阿藤快と加藤あいくらい違うだろ」(byさまぁ〜ず三村)。
京阪電車ユーザー歴30年にもなるというのに、まだこんなシンプルミスをおかしますか。
そんなふうに、天候と裏腹に冴えない一日でした。
下車すべき駅を間違えたのは、電車のなかで考えごとばかりしていたから。
新規のお仕事が企業取材なのですが、9月後半は祝日が多くてですね。
どうにも先様と私のスケジュールが合わない。
けれども締め切りは厳然とあります……。
どうすべか。
ああすべか。
こうすべか。
こんな爽快に晴れた日は「史上最大の恋が始まりそう」みたいなロマンチックな妄想に耽りたいのですが、いっこうに浮かれモードにはなれません。
地味に仕事の展開を考えているのみ。
でも、ありがたいです。
世界中が新型コロナウイルスにあえぐこのご時世に、お仕事をいただけるなんて。
増えはしないけれど、減りはせず。今月もお仕事をちょうだいしている。
伏見稲荷のご利益でしょうか。
現在の自分は「上を目指す」「ステージをあげる」「収益をあげる」夢はいだいていない。
そうなれば嬉しいけれども、現実的でなさすぎる。
むしろ目指すは現状維持。
今日のお仕事の状況が、同じ高度をキープしながら、あしたも明後日も続く。
それが私のいまの理想です。
実際、現状を維持するだけで必死ですから。
よく「現状維持」ということばがネガティブなたとえとして使われます。
「現状維持が関の山」とか。
まるでぬるま湯につかって、成長すべき努力を怠っているかのように。
確かに毎月おんなじ成績だと、焦るんですよね。
同業者がメディアに気に入られ、どんどんまぶしい仕事を獲得して注目され、インフルエンスに飛躍しているのに「自分はなんでずっと同じ場所にいて陽の目を見ないんだろう」と。
でもですよ、いま足踏みしているような停滞を感じているかた、日本がパニックになっているいま、現状をキープできているならすごいですよ。
自分で自分をほめていいし、いまの位置にあることを周囲に感謝すべき。
そもそも「ぬるま湯につかる」が悪いたとえに使われているのがよくないです。
ぬるま湯浴ってリラックスできて心身ともにとてもいいのに。
熱い湯や冷水に我慢してつかっても心臓に悪いだけ。
どこも鍛えられていないです。
▼吉村智樹▼
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