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定年後の夫の今の仕事のこと

今から30年前、夫はお天気が良い週末の朝、空を見上げて
「今日はゴルフ日和だなぁ〜」
と言っていたものでした。

本当は
「今日は行楽日和だなぁ〜」
と言ってほしかったのですが。

そして、私と子供たちと近くの公園でいいから遊びに出かけてほしかったのですが。

 しかし、夫は私たち(私と幼い子供たち二人)を置いてよくゴルフに出かけていました。

時には少し遠出をして泊まりでホテルと隣接したゴルフ場へ行ったりもしていました。

そんな夫は今、ゴルフ場のコース管理の仕事をしています。

若い時にゴルフで遊びすぎた罰が当たったのかもしれないと私はちょっと思っています。

夫はゴルフ場のコース管理の仕事に出る時にいつも
「天は我に七難八苦を与えるのか」
と言って出かけています。
(本当は「願わくば我に七難八苦を与え給え」)

相当、辛い仕事なのでしょう。

「僕はペンより重たいもの持ったことないからね。」

確かに。家の電球を替えることもしないし、草取りもしません。木の剪定も私が脚立に上がってやります。

夫はずっとビルの中のオフィスで仕事をしていました。

退職する年まで新入社員の教育を担当して、講義をしたりしていたので、定年後も何らかの事務的なお仕事があると私は思っていました。

まさかハードな外でのいろいろな機械を使っての重労働をすることになるとは思っていませんでした。

私も5時に起きて、冷たい麦茶と温かいコーヒーをボトルに入れます。お弁当までは作れませんが。

そして、5時半に出かける時は玄関で
「行ってらっしゃい」
を言います。

他にも
「無理しないでね、機械で怪我しないようにね、きつかったら辞めていいんだからね」
とかいろいろ言ってしまっています。

今のところ2ヶ月くらい続いていますが、これから大雨の時もあるだろうし、猛暑も続くだろうし、すごく心配です。

辞めたいと言ったら、辞めていいよ。と言うつもりです。

貯金する習慣のなかった私たちにとって、住宅ローンも残っている私たちにとって、年金生活は楽ではないけれど、私の育てている野菜でなんちゃって時給自走の生活もやれているので、適当に辛いことなしに暮らしたいと思っています。

私は家事代行の仕事は趣味程度で収入は少ないけれど、他の清掃の仕事もしているし、仕事を増やそうと思えば深夜の仕事なんかもあるし、私もこれからも頑張りたいです。


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