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【結婚】#1.外で輝き家で抜け殻となるもの

結婚すれば、パートナーとなった彼の輝く姿を見ることはできません。

外で仕事して、部下にも上司にも気を使い、お客様に頭を下げ、精一杯200%の力を出し切って、奥さんのいる家に帰り、抜け殻となった疲れ果てたパートナーを見ることとなります。

結婚前は、奥さんも彼の精一杯活動200%の力を出し切るその世界の一部にいることができました。

しかし、結婚後はそっち側でなくて、こっち側(彼側)となり、力を出し切ったあとの抜け殻の彼を永遠と見ることになります。

家に帰ってからも、子育てのストレスで疲れ果てた奥さんに優しく接し、子どもの世話もやるような男性もたくさんいるでしょうが。

外で奥さんが想像できないくらいの様々なストレスと闘いながら力の限り働いていて、家に帰ったら、抜け殻となって何もしないで眠るだけという男性も多いことでしょう。

夫が仕事をしている様子を見たことがない奥さんがほとんどだと思いますが、一度見てみたら、ちょっと覗いてみたら、家で見る夫とは全く違う夫に驚くことでしょう。

私は夫が単身赴任をしていた先で転勤となり引っ越しの手伝いで単身赴任先に出向いた際に、なぜか夫の会社の飲み会的な集まりに私もよばれたことがあります。

行きたくなかったのですが、支店長の奥さんが見たいという社員さんたちのご希望で行くことになりました。

私は見てしまいました。

夫のあっち側を。

私の知らない夫の200%活動している世界を。

私の見ている夫は疲れ果て眠るだけの抜け殻マイナス200%の姿だったのだと。

支店長の夫は地方の支店で和気あいあいとみんなのお父さんみたいにしていました。

私の知らない姿に唖然となり、私の知らない夫を社員たちは知っていることがショックで、私はその日にひとり先に帰ってから、家で号泣しました。

しかし、夫は無理矢理に生活のため家族のためストレスと闘いながら働いていたのです。

もし、私と結婚していなかったら、夫は仕事を辞めていたと思います。

結婚してから夫は毎日「仕事、辞めていい?」と言っていました。

でも長男が生まれてから、その言葉を一切言わなくなりました。

私は夫の抜け殻しか見ることができませんが、バッテリーが切れて充電のために帰る場所となった私は唯一無二の特別な存在。

私は精一杯夫がどんなに大変な仕事をしているか常に想像して優しく接することにしていました。



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