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ほんとうの友だち。

本当の友達って何だろう?と、最近よく考える。
自分が全てを失ったとしても、ただただ隣にいてくれる人。
果たしてどのくらいいるだろうか。

どんなに他人には理解され難いことであっても、
本気で一緒に喜んだり、怒ったり、泣いたりしてくれる人。
耐え難いほど辛い状況にいるとき、何も聞かずに抱きしめてくれる人。
子どもの頃は、大人になればなるほど、できることも増えて、強くなって、
怖いものなんてなくなってくる、そう思っていた。

しかし実際は、大人になればなるほど、いろんなしがらみや利害関係、
責任なども相まって、本気で人を信じるとか、自分の全てをさらけ出すことが、
徐々に怖くなっていった。

逆に子どもの頃は、いつだって全力だったし、いつだって本気でぶつかっていけたし、意図せずとも自分を全開にさらけ出していた。自由に感情だって表現していた。

大人になり、歳を重ねるにつれ、いろんな評価や判断にさらされて、自分なんてもうダメだ、価値がない、って絶望したときに、
ただ隣にいて
「私はあなたがいなくなったらさみしい」
「あなたと一緒にもっと楽しい人生を過ごしたい」
そんなふうに言ってくれる人。
こんな友達が一生のうち1人でもできたら。
本当の友達が、たった1人でもいてくれたら。
ほかのどんな事柄が不足していようとも、その人の人生はとてつもなく価値があるって言えるんじゃないか。もう、それだけで1つ人生アガリ、かもな。

大人になって出会った大切な友人2人と、3日間ともに過ごした時間を振り返って、
そんなことを考えている。

どんな素晴らしい本よりも、映画よりも、セミナーよりも、人生において大切なことを教えてくれるし、気づかせてくれる。価値のある時間をいっしょに作ることができる。

自分は誰かのそんな存在になれているのだろうか。

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