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アイロン ー 嫌いになるには理由がある

今年は所属している団体で、生活勉強係になりました。そのこともあり、生活勉強というものに重点を当てていこうと思っています。生活をよくするヒントを学びたくて、生活基礎講習というものに通っています。

先日参加した、2回目のテーマは「衣」。

というか10分くらい遅刻してしまいました。
行く道中の電車の中で、これは遅れるなと思いました。
あまり時間の管理は得意ではない方で、でも遅れたら悪いという気持ちはあるので、会場の方に何か言われたらどうしようという気持ちはあり。

が、特に言われることはなく。
遅刻って、したら悪いかのように責められることがあるけど、結局デメリットがあるとしたら、本人がその時間であった何かを逃すことなんですよね。
そりゃもちろん、遅れたらその場の空気を乱すということはあるかもしれない。でも、それは先に着いている方やこの場合の講師側が、自分のリズムで動けばいい話で、本質的に損をするのは、遅れた本人なんですよね。
それが責められたりすることで、遅刻の何が悪いかの本質を捉えることからズレる。そして、遅刻した本人は、責められたくないから遅れないようにしようと思う。

でも、何かを避けるために行動すると、結局その行動をしてしまうもんなんですよね。

遅刻しておいて言うのもなんですが、遅刻した人に一番効くのは、そのことを何も言わないことかもしれません。

この日、私の印象に残ったのは、シャツのアイロンがけ。
それを実演で見せてくれました。

シャツにアイロンをかける時、霧吹きやスムーザーを使いますよね、と言われました。え、そうなん?それが常識?
私は、霧吹きやスムーザーは使ってなかったです。
実家にいた時は、スムーザーを使っていた時もありましたが、あるから使っていたという程度で。

スチームアイロンを使ってるからかもしれませんが、それにしても、スチーム機能も使ってないんですよね。

我が家のアイロンはコードレスのスチームアイロンなのですが、実演で使っていたのは、コードがあるドライアイロン。
スチームの機能がないアイロンは、ドライアイロンというんですね。

この昔ながらのドライアイロン、使わせてもらったことがあります。
まずコードがあるというだけで、熱さを保ってくれます。
コードレスアイロンは便利なようで、スタンドに戻さないとだんだん熱くなくなってきます。

それと教えてくれたのが、ドライアイロンは、アイロンの先の角張ってるところが薄い。薄くて先端が尖っているから、細かい所に入ってアイロンがかけやすいのです。

画像は楽天からお借りしました。

私は、アイロンはできるだけしたくないと思っています。

でも、実演してる方のアイロンの手さばきを見てると、アイロンをかけたくなって来ました。

何かを嫌いになるのには、理由がある。
と思いました。
イヤになる要素がある。

いい道具があるなら、むしろやりたくなる。

こうやったらうまくいくというやり方を知っていたら、やりたくなる。


家事って、教えてもらうことってほとんどない。
学校の家庭科で少しはするかもしれないけど、いざ生活で使うとなると、やりやすいやり方なんて知らない。

学校で教わるのはあくまで基本的な使い方の一部。
あとは親がしてるのを見よう見まねでしているだけ。

勉強は学校でがっつりするのに、生活のことはその人が自分で習得していくしかない。そこにやりやすさの差が出ます。

ただ、ここで教えてもらったことは、
「これは1つのやり方だから、必ずしもこれが正しいというわけではないので、皆さんの家庭にあったやり方ですればいいと思う」
と言ってくれたことがありがたい。

正解がない。
だからこそ、ずぼらしようと思えばとことんすぼらもできるし、自己流でいってもいい。でもそれで自分がスッキリしないから、得意な人に聞くのがいい。だからと言って、それが1つの正解でもない。

家事の世界は奥深い。

生活のことって、生きてる限り絶対くっついてくるもの。
それをやりやすくする知恵は知っておいた方がいいと思うのです。

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