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温泉旅館で寛ぐということ

ゆっくりする」とはどういうことか。
人はそれぞれ生活スタイルが違う。
様々なライフスタイルがある中で温泉旅館へ行く目的もそれぞれ。
目的は色々でも共通するものは温泉に入るということ。
そして、旅館という空間で普段の生活時間とはまた別の時間を過ごす
ということ。

日々お客様をお迎えしている私は、このことをよく考えます。
私達は何をゴールに進んでいったらよいか。
きっと、ゴールはないのです。
目まぐるしく変わるこの世の中の中で温泉旅館の存在が、皆様にとってどんなものなのか。

コロナを経て「進化・変化・生き残り」を掲げてきました。その間には福島県沖地震による被害も受け、暗いトンネルを抜けようやく光も見えてきました。感じることは、地域が温泉旅館を育ててくれる。地域、その土地の人々の心が交わるところが温泉旅館かもしれない。

そして、旅人がその心を感じてほっとして、普段の生活とはまた別の空気を吸えた時に何かを感じてもらえるのではないだろうか。
その瞬間こそが普段の生活時間とはまた別の時間なのかもしない。

旅館業に就き、24年目に突入。
日々思う事を綴りながら、私も「ゆっくり」と考えていきたい。


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