読書メモ 「モダン・タイポグラフィ 批判的タイポグラフィ史試論」
「モダン・タイポグラフィ 批判的タイポグラフィ史試論」
ロビン・キンロス 著 山本太郎 訳
グラフィック社 2020年
「モダン・タイポグラフィ」と聞いて何を思い浮かべるか。大半の人はバウハウスやスイス・タイポグラフィ、あるいはオールド・ローマン体からトランジショナルへ、さらにディドー・ボドニ系への書体の変遷を思い浮かべるのではないだろうか。
私の記憶違いでなければ、大学時代のタイポグラフィの授業では「これがモダンデザインのスタンダードだ」と言わんばかりに、かなり唐突に