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ブログ初心者が失敗する10の理由

この記事はTwitter(X)に10回にわたって投稿した内容をまとめたものです。

1:対象読者の設定ができていない

WEBライティングでいちばん重要なのは「誰のために書いているのか?」を明確にすること。

でも初心者の多くはこれを理解していないから、幅広〜い読者を対象にした浅〜い内容の文章を書いてしまうんですね。
その結果、誰にも刺さらない、中途半端な内容の記事になっています。

▼ ▼ 対処法 ▼ ▼

「この記事、誰に読ませたいの?」

まずは記事の読者として、具体的な人物像(ペルソナ)をしっかり設定します。
そして設定したペルソナの悩みや興味に合わせて内容を書くことを練習しましょう。

*ペルソナ:あなたの記事やコンテンツを読む読者の"仮想キャラクター"。
このキャラクターの年齢、性別、趣味、仕事、悩みなどを具体的に設定することで、読者の心をつかむ記事を書くヒントが得られます。


2:文章がダラダラ長くなりすぎ

初心者は、情報を伝えたい気持ちと文字数を増やしたい気持ちで、文章がつい長くなりがち。

WEBでは、長すぎる文章は読者の興味を失わせる原因になります。
今はスマートフォンなどの小さい画面でWEBを見ている人が多いので、短くて分かりやすい文章が求められます。

詳しい情報・丁寧な説明は大切ですが
「で、何が言いたいの?」という文章にならないように注意!

▼ ▼ 対処法 ▼ ▼

  • 情報をポイントごとにまとめ、不要な情報は削除

  • サブ見出しや箇条書き(リスト)を活用して、読みやすさアップ

【情報の整理】
書きたい内容をポイントごとにリストアップ。どの情報が本当に必要で、どの情報が不要かがハッキリします。

【不要な情報の削除】
記事のテーマや目的に合わない、または重複する情報は削除します。文章がすっきりとまとまります。

【サブ見出しの使用】
長い文章をいくつかのセクションに分け、それぞれのセクションにタイトルとしてサブ見出しをつけます。
「ここは何について書いているのか」を読者が理解しやすくなります。

【箇条書きの活用】
ポイントや手順をリストにすると、情報が視覚的に分かりやすくなります。
情報を整理して、視覚的にも分かりやすい形にするのがポイント!

ブログ記事の文字数は、5000字以上必要とか言われていますが、初心者がいきなり5000字以上の記事を書くってかなりハードル高いです。
まずは読みやすい・わかりやすい文章が書けるライティングスキルを身につけましょう!


3:SEOの知識が足りない

SEOというのは、ウェブサイトや記事が検索エンジン(Googleなど)で上位に表示されるようにするための技術や手法のこと。

ブログ初心者は記事数を増やすことに集中して、SEOの重要性を見落としてしまうことがよくあります。
SEOを意識しないと、たくさんの記事を書いても検索結果で上位に表示されずに、多くの人に読まれるチャンスを逃してしまいます。

▼ ▼ 対処法 ▼ ▼

  • 基本的なSEOの知識を学んで、キーワードの選定や適切な配置を意識する。

【SEOの基本知識を学ぶ】
SEOは検索エンジンがWEBの内容を理解して、ユーザーに提供するためのもの。記事の内容や構造を読者だけでなく「検索エンジンにも読みやすい」形にすることが重要。

【キーワードの選定】
ブログのカテゴリやテーマに関連する言葉(キーワード)を選ぶ。

例えば「ブログの始め方」というブログなら、
「ブログの始め方 初心者」
「ブログの始め方 無料」
などのキーワードを考えることができます。

【キーワードの配置】
選定したキーワードを、記事のタイトル、見出し、本文などに適切に配置していく。
無理に多くのキーワードを詰め込むのではなく「1記事1キーワード」を入れましょう。

【内部リンクの活用】
自分のサイト内で関連する記事やページへのリンクを貼る。
読者に他のコンテンツも読んでもらうとともに、検索エンジンにサイトの構造を理解してもらう手助けをします。

【定期的なチェックと学習】
SEOの手法やアルゴリズムは時々変わるので、最新の情報を定期的にチェックし、学び続けることが大切。
SEOを意識することで、より多くの人に記事を読んでもらうチャンスが増えます。


4:文章の構成がバラバラ

文章を書くときって【何から話し始めて、どう終わらせるか】これをはっきり決めてから書き始流。
そうしないと読んでいる人が「この文章のポイントは何?」と迷ってしまうものになります。

あなたの周りにもいませんか?
一生懸命話してるのは分かるんだけど話がとっちらかって、要領を得なくて。
「要するに、何が言いたいの?」「それで、結論は?」って言いたくなる人。
文章もそれと同じです。

▼ ▼ 対処法 ▼ ▼

  • 「導入・本文・結論」を意識して一貫性のある文章を書けるようにする。

【導入】
記事の最初の部分。この記事に何が書いてあるのかを簡単に紹介します。
『初心者がメルカリに出す方法を一から教えますね』
『失敗しないステーキの焼き方を説明します』みたいな感じで。
「あ、これは私が知りたかったことだ!」
読者がそう思って、読み進めてくれるような書き方がポイント。

【本文】
導入で紹介した内容について「具体的に」「詳しく」説明します。
ここで大切なのは、情報を順序よく、わかりやすく伝えること。
面白くしようと関係ない話題を入れて、脱線しないこと。
全てを文章で説明しようとしないでリストにしたり、顔のアイコンと吹き出しを使って会話スタイルにしてみたり。
視覚的にもわかりやすく、読みやすくなるように工夫してみてください。

【結論】
記事の最後の部分。
文章全体のまとめや、読者に伝えたいメッセージを書きます。
この結論をしっかり書くことで「あ、この文章の大事なポイントはこれだったのね」と読者が納得できます。

結論を書くのが苦手で、記事がブツ切れで終わってしまう人がいますがもったいない!

どうしても書けなかったら記事の最後に
「この記事では〇〇について説明しました。読んでくれてありがとうございました。他にも〇〇についての記事があるので読んでください」
って書いて、関連記事へリンクしましょう。


5:書き始めるのが難しい

今日はブログ書くぞ!
PCを立ち上げてみたけど、手が動かない。
リサーチのつもりが、ニュースサイトや新着の動画をつい見ちゃう。
いつの間にかTwitter(X)も立ち上がってるし。
そして今日も書けなかった……

こんな感じで、やる気も、書きたいネタもあるのに、最初の一歩がなかなか踏み出せない。
どこから話を始めていいのか、どんな順番で情報を伝えるのがベストなのか。
特に初心者は、たくさんのアイディアや情報が頭の中にあるのにそれをうまく文章にするのが難しいと感じることが多いんですよね。

なんでかっていうと、とりあえず頭に思い浮かんだ文章を、なんとなく書いてるから。

▼ ▼ 対処法 ▼ ▼

  • アウトラインを作り全体の大まかな流れを決めてから詳細を埋める

【アウトラインを作る】
アウトラインは、文章の「骨組み」のこと。
まずは、大きな見出しになる項目や記事のキーポイントをリストアップしてみる。これがあるだけで、文章の方向性が見えてきます。

【大まかな流れを決める】
アウトラインの中で、どんな順番で情報を伝えていくのが一番わかりやすいかを考えます。

【詳細を埋めていく】
大まかな流れが決まったら、それぞれの見出しやキーポイントに具体的な内容を追加していきます。
ここでアウトラインを参考にしながら、自分の言葉で詳しく説明するのがポイント。


6:文章が単調になりがち

文章を書くとき、同じような言い回しや文型ばかり使ってると、読んでいる人は飽きてしまいます。

単調な文章の例
私は映画が好きです。私は音楽も好きです。私は旅行も好きです。

なんだか小学生の作文みたいですね。

良い文章の例
映画を観るのが好きで、音楽を聴くのも大好き。そして最近は、日帰りの小旅行に出かけるのも楽しみの一つです。

こんな書き方なら「趣味多いんだな。どんな映画見るんだろう」「日帰りの小旅行って楽しそう」っていう感じで読者が興味を持ってくれます。
書いていることは同じ内容でも、ライティング一つで大きく変わります。

▼ ▼ 対処法 ▼ ▼

【いろいろな文型を使用する】
同じ文型を繰り返して書いていると、文章が単調に感じられます。
違う文型を組み合わせることで、文章のリズムやニュアンスを変えることができます。

【修飾語を活用する】
形容詞や副詞を使って文章に感情を加えることで、読者の興味を引きつけることができます。

【具体的な例を挙げる】
抽象的な表現よりも、具体的な例やエピソードを挙げることで、読者にとって理解しやすくなります。

【短い文と長い文を組み合わせる】
短い文と長い文を組み合わせてみると、文章のリズムに変化が出ます。


7:ビジュアルを活用していない

検索結果で表示されたサイトにいってみたら文章ばかりで、最後まで読めなかったなんてことありませんか?
ビジュアル(画像や動画など)を記事の中に適切に取り入れることで内容が理解しやすくなったり読者の興味を引きつける効果があります。

特に、複雑な内容や具体的なイメージを伝えたい時にはビジュアルが大きなパワーを発揮します。

長い文章の説明より、写真や図解の方がわかりやすいことは多いですよね。
文章のクオリティも大切ですが「読まれる」記事にするためにビジュアルを積極的に活用してください

▼ ▼ 対処法 ▼ ▼

  • 記事の内容を補完する画像や動画を適切に配置する

【内容に合ったビジュアルを選ぶ】
記事のテーマや内容に合った画像や動画を選ぶ。

料理のレシピを紹介する記事ならこんな感じ
・材料をリストと写真で見せる
・調理の流れを動画や写真で見せる
・美味しそうに盛りつけた写真を見せる

【ビジュアルの配置を工夫する】
ビジュアルを記事の中でどこに配置するかも重要。
・読者が情報を探しやすい位置
・テキストと関連性が高い位置

【クオリティの高いビジュアルを使う】
ぼやけた画像や、関連性の低い画像は、記事全体が安っぽく信頼性が低いイメージに。
記事の内容に合った高画質の画像や動画を使用することで、記事の信頼性や価値を高めることができます。

【ビジュアルの著作権を確認する】
画像や動画を使用する際は、著作権の問題に注意が必要。
自分で撮影・制作したもの、または著作権フリーの素材を使用してください。


8:フィードバックを受けていない

時間をかけて、がんばって書いた文章のどこが良くてどこが悪いのか?

学校に行っていた頃は先生が添削してくれた。
でも今は自分ひとりで書いて、チェックするしかない。
「これで良いのかな?」と不安になりますよね。

初心者が他の人からの意見やアドバイスをもらうと自分の文章の良い点や改善点がハッキリするからライティングが爆速で上達します。

「でも初心者だから人に読んでもらう自信がなくて」
と言う人がいますが初心者だからこそ、読んでもらった方がいいんです。

▼ ▼ 対処法 ▼ ▼

  • 他のライターや知人に記事を読んでもらい、意見やアドバイスを求める。

【知人や友人に読んでもらう】
まずは、身近な人に自分の書いた文章を読んでもらいましょう。
家族や友人にブログを書いていることを言っていなくて頼めない人は、ブログ仲間とお互いの記事を読んで、意見や感想を書いてもらうと言う手も。

【他のライターの意見を聞く】
既にプロとして活躍しているライターからのアドバイスは、技術的な面やプロの視点での意見がもらえるので、とても価値があります。

ブログやSNSの投稿を添削・アドバイスするサービスをしているライターもいるのでチェックしてみてください。

【オンラインでのフィードバックを活用する】
とりあえずブログやSNSで自分の文章を公開して、返信やコメントで意見を求めることもできます。
これは簡単にできるメリットがありますが、フォロワーさんや読んでくれる人がたくさんいないと、なかなかフィードバックがもらえないと言うデメリットがあります。

他の人の意見を聞くことで、自分一人では気づかなかった点や新しい視点を知ることができます。初心者のうちは特に、多くのフィードバックをもらう機会を作るのが短期間でライティング力をアップするコツです。


9:自分のスタイルがない

WEBライティングでは、自分の「スタイル」を持つことが大切。
AIでそこそこ書けちゃう時代ですからね。個性・差別化が必要です。

「スタイル」って言うのがよくわからなかったら、あなたがいつもチェックしている人の投稿やブログを思い出してみてください。
いつもその人らしい文章で書かれていて、つい読んでしまうし、続きも読みたくなる。これがその人の「スタイル」です。

と言われても。

初心者にとっては「自分のスタイル」を作る、見つけるって難しい。
他の人と同じような文章になったり、どんな風に書くのが良いのかわからなくて手が止まっちゃったり。

▼ ▼ 対処法 ▼ ▼

  • いろいろなジャンルやスタイルの記事を読んで、自分の書きたいスタイルを模索する。

あたりまえすぎてごめんなさい。でも本当にこれが重要。

【たくさんの記事を読む】
とにかくいろんな人の文章を読むことで、どんな書き方があるのか、どんな言葉が使われているのかを知ることができます。

【気に入ったスタイルをメモする】
読んでいて「これはいいな」と思った文章やフレーズをメモ・スクショ。
それを参考に、自分の文章に取り入れてみる。
ただし、まるっとコピペは不可!

【自分の好きなテーマで書いてみる】
自分の趣味や得意なこと、推しについてを他の人に布教するつもりで書いてみる。

自分の好きな事・得意な事なら書きやすいので、書いているうちに、自分のクセみたいなものが出てきます。

【たくさん書く】
自分のスタイルを見つけるには、とにかく書くこと。
あなたがフォローしている人や憧れてるブロガーさんも、たくさん書いてきてるはず。


10:リライト・情報更新をしない

ブログの記事をアップした後、リライトや情報の更新をしていますか?
初心者は新しい記事を書くことに忙しくて、一度アップした記事はアクセス数や検索順位をチェックするだけになりがちです。
でもそれってもったいない!

▼ ▼ 対処法 ▼ ▼

  • 定期的に自分の記事をチェックしてリライト・更新する

記事をリライト・更新するメリットはたくさんあります。

【情報の正確性を保つ】
情報は日々変わります。
スマホやPC、家電などの新商品や技術関連の情報やファッション・コスメ・健康・金融に関する情報などは、どんどん新しい知識やトレンドが出てきます。
記事を書いたときの古い情報をそのままにしておくと、読者に誤った情報を伝えるリスクがあります。

【SEO(検索エンジン最適化)の向上】
検索順位をチェックして効果的にリライトされた記事は検索エンジンに「このページは最新の情報を提供している」と認識されやすくなります。

【読者から信頼される】
記事をリライト・更新することで「このブログは常に最新の情報を提供してくれる」という印象を与えることができます。

【情報が伝わりやすくなる】
ブログを始めたばかりの頃に書いた記事は
文章が長すぎる・短すぎる
情報が整理されていない
誤字・脱字
などなど、後から読み返すと「うわー!」となることが多いです。
しっかりリライトすることでクオリティが上がって記事のアクセスが増えるかも。

「ブログ初心者が失敗する10の理由」を読んでくださってありがとうございます!
この記事の内容があなたのライティングのスキルアップに繋がれば幸いです。


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