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香りをデザインすること。

私はアロマのエッセンシャルオイル、つまり天然精油を使って香りをつくる、という仕事をしています。

調香師(パフューマー)ですね。
天然香料、さらに言えば植物から抽出した芳香成分だけを使って香りを作ります。

海外ブランドのパフュームをつくる著名な調香師=パフューマーの仕事がありますが、彼らは天然香料だけでなく、合成香料、調合香料など、科学の力で作った香りも使うので、そこが大きな違いのひとつだと思います。
これは合成だからダメとかそういうことではなく、そのニーズがあるのでそういう香りを生み出すのです。

なので、私のつくる香りは、植物の香りだけ。
それがいいでしょ、と言いたいのではなくて、なんでそこにこだわるかというと、私が気持ちいいから。

オーガニックだからいい!とかとも少し違って(もちろんオーガニックの精油は力強いとか科学的に調整されていないとかそういうのはありますが)私が楽だなーって思う香りが、天然のエッセンシャルオイルだった、ということ。

私の香りづくりのこだわりは、その天然の植物から抽出した精油を使って、心地よい香りを生み出すこと。

それに欠かせないことが「バランス」。
バランスが取れていたら数時間、いい香りが広がり、保つ。
バランスが悪いと、30分もしないうちに香りが消えてしまう。

だから、アロマ調香デザインを学びにきてくれる受講生によく話しているのが「バランス」「調和」「飛び抜けない」こと。

目的に合わせて互いを引き立てるような香りを選定し、組み立てる。
だから私は香りを「デザイン」する、という言い方をする。

最近このアロマ調香デザイン、を少し俯瞰的にみていて。
感性の部分とロジカルな部分をどう組み合わせるとおもしろいかな、とか考えています。

なので棚卸し。すっきりと削ぎ落として、大切なことに注力する。

その上でこれからもたくさんの香りをデザインしていきたいと思っています。

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