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le bois_木のこと。決意とともに。

京都の家に漂うお香で香りが好き、と思いました。

大学生のときにアロマのお店でベルガモットの精油を嗅いだとき、アロマってなんかすごい、と思いました。

そして植物の香りと私たち人の身体や心、その関わりに興味を持ちました。

その後お香やハーブ、クレイなどいろいろな香りや自然療法と呼ばれるものを学んでみました。
ただ資格を取っただけのものもあるし、仕事に繋がっていることもあります。

でも学んで無駄になったことはなくて、全ては今につながる過程だったんだ、そう思います。

昨年から取り組んできたリブランドのプロジェクトを進める中で、私は何が好きで、何を伝えたいのか、そんなことをずーっと(薄く、濃く)考えてきました。

そして実は前からわかっていたことでしたが、あぁ、やっぱりこれなんだな、と腑に落ちたのがここ数ヶ月。

それは「木」でした。

鹿児島県開聞岳 芳樟の木


アロマといえば、ラベンダーやローズなどお花の香りをイメージするかもしれません。
でも私が創香する香りでは、それらはなかなかメインにはならないのです。(もちろん目的によって華やかなローズやネロリ、ハーブなど様々なエッセンシャルオイルを使います)

私の調香にとって、とても大切な香りは「木」なのです。
それも日本の木。

え?木?と聞こえてきそうですが、日本には、檜、杉、松、楠、黒文字、柑橘の木、、、まだまだたくさんの木があります。
だって7割近くは森なのだから。

芳樟の香りを嗅ぐ

木の香りを丁寧に重ねて、いろいろな世界を表現する。

意志を感じる背筋がのびる香り
新緑の空気を含んだ香り
心があたたかくなる香り

それがおもしろいし、他の人にはない香り作りの強みなのだろうと。

しかもその熱量は案外半端ではなかった、ということがわかりました。
これまで以上に深く潜っていこう、という決意とともに。
これからいろいろな木の話を書いていきたいと思います。早速行動開始しました。
蒸留も行いますが、もっと知ること。日本の資源でもある木を循環させること。私に何ができるか。何をしたら皆んなの笑顔に繋げられるのかな、とか。

また謎の宣言をしていますが、またぜひお付き合いくださいね。
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Official Site
https://ts-aromatique.com

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