よもやまトピック 23/10/28

もっとローカルな話題も取り上げたいのだが、時間がいくらあっても足りまへんわ。

エースインパクト引退

このような引退は欧州では日常茶飯事だが、最近競馬を知った人にとっては割とショックなもののようだ。
向こうではそもそもファンを楽しませることは全く考慮していないので競争生活を引き伸ばすことにほとんど意味がないし、仮にあとGIを3勝程したとしても初年度種付け額が少し引き上がる程度。
まぁそれが長い目で見たらどういう影響があるのかは諸説あるわけだが。

パディントンも引退

脚の故障で引退はサラブレッドではつきものなので大した問題ではないが、呼吸器の問題はちょっと印象が悪い。
父シユーニは最近供給が激しいし、パントルセレブルのような軌跡をたどる気がする。

デットーリは引退撤回

なかなかにふざけたイタリア人オヤジである。
ペースの見誤りが結構見られるようになってきているが、決して最善手には思えないのにするすると勝たせてしまう騎乗がまだあるのも事実。
この歳で米ダートの流れにアジャストできるかどうか。

デザートクラウン死亡

レース中はもちろん調教時の怪我も時には致命傷になるが、ここまで重症だったとは。体重の負荷に耐えきれなくなっていたそうなのでまぁ仕方なしか。
英ダービー馬としては後進のオーギュストロダンの登場で影が薄くなってしまったが、それよりこれでナサニエル直系存続はかなり厳しくなった。

天皇賞・秋 展望

当然だがイクイノックスとドウデュースが抜けた人気。
2頭とも確かに競走馬としては充実期に入っているし、身体も追い切りの動きも良い。
現状イクイが一段上だと見ているが、それでもボタンの掛け違えがいくつか起これば取りこぼすことだって十分ありえる。
今年ならばそのキモは天覧競馬という点にあるか。
天皇が観覧しているのは馬にとっては知ったことではないが、人間にとっては多少なりとも影響はあるだろう。
ルメールや武豊がそれで今更どうなるとは思えないが、他のジョッキーにとってはどうか。天覧競馬だし一発かましてやろうという方向に振れることもあれば、レースを壊すような真似はしたくないという方向に振れることもあるかもしれない。
特にジャックドール、ノースブリッジ、ジャスティンパレスあたりはどう出るか興味深いところ。

英チャンピオンS

モスターダフが出走取消。
ここ最近確変入ってるとはいえ、今までを見てるとどうも不動の大本命とは言い切れないタイプなので何とも・・・。
結果はオーギュストロダンや古馬の壁に阻まれ続けてきたキングオブスティールが勝利。
出遅れた上に最内から外に持ち出すロスで普通なら絶体絶命だが見事に差し切った。デットーリマジック・・・と言って良いのかこれは。
まぁ、古馬勢が弱いとまでは言わないがちょっと層が薄かったのと、その中でもハマれば強いタイプのベイブリッジやドバイオナーが低調だったのも幸いしたか。

コックスプレート

もうちょっとはっきりと着差が着くかと思ったが意外と接戦だった。
ロマンチックウォリアーはギリ勝ったものの、らしくないジワ伸びだった。
ミスターブライトサイドもアリゲーターブラッドも豪屈指の実力馬なので、前目で経済コースを回されたらなかなかキツイか。
ファンガールはここ数戦好調だったが今回はいいところなし。

菊花賞

先頭引っ張っていたドゥレッツァが坂前でポジションを下げた時は離脱したかと思ったが、そこから息を吹き返して勝利。
しかも最後までしっかり脚を伸ばしているしスタミナが他馬とは数段違っていたのだろう。
一番強い馬が勝つと言われる菊花賞だけに、印象的な勝ち方をした馬はかなりの期待を背負うことになる。
その期待通りになることもあるが、案外尻すぼみになってしまうパターンもあるので、次走が試金石になるだろう。

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