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初めてのソロリサイタル

自主公演ではなく、依頼公演という形ではありましたが、初めて(最初で最後?)のソロでの演奏会が終了しました。


自分は、一人で演奏会をやれるような器ではない、そう思い続け、半ば頑なにソロリサイタルなるモノをやらずにここまで来ました。
コンクールの副賞で、素晴らしいホールを無料で使用出来る時でさえ、やらなかったくらいです。


ですが一方で、音楽家たる者、人生で一度はそのような機会を経験するのも大事だなぁとも思ってきた事も事実です。


地元の文化財団から依頼を頂いたのは、2019年の事。2020年度中(2021年1〜3月辺り)の開催に向けて話を進めている所に、コロナが広がり、延期を余儀なくされました。
時同じくして、私の妊娠も発覚し、当初開催予定だった2021年1月が出産予定だった事も相まり、一旦白紙に。

ですが、財団の方からありがたく再依頼頂き、2021年度末の開催が決まり、準備を進めてきました。


ソロでの演奏会というハードルは、確かに自分の中でも高かったですが、地元での演奏会という事もあり、是非やらせて頂きたいという想いもあり、お引き受けさせて頂きました。


プログラムも、進行も、コンセプトうんぬんも、全て自分で考えなくてはならないのがソロリサイタル。ですが、私はわりとすぐにプログラムの大台は決まっていきました。


プログラムを決める時に、まず手帳に書いたモノ

きっと頭のどこかで『もしももしもリサイタルやるなら、こんな曲やりたい』って、無意識にあったんでしょうね。


地元なので、きっと聴きやすい曲が良い、それでいて自分が演奏したい曲を揃えました。
モノによっては、Trb+Pfに編曲しました。(編曲って、大変だけど楽しかったなぁ。)


結果、プログラムはこんな感じになりました。


プログラムが決まれば、あとは練習するだけ!
…これが、なかなか思うように出来なかったのも事実。。。


年が明けてから、子供は半月に一回は発熱をして保育園を何日間か休む事を繰り返しました。
子供の風邪は、大人に移ると子供より症状が悪く、毎回もれなく体調を崩しました。隔離する訳にもいかないので…。


2月の頭には、丸々一週間保育園を休む事も。


以前は、そういう時は睡眠時間を削って、子供が寝ている間の夜中に練習、という事もしていました。…が、今は子供もかなり動き回るようになり、睡眠不足で対応出来る体力が、私には備わっていません^^;; なので、夜もあまり睡眠時間を削り過ぎないようにしました。


思い通りの練習が出来ない事も多々ありましたが、でも、焦ったりイライラしないように努めました。
プレーヤーママならわかると思いますが、そういう気持ちって、本っっっ当に子供に伝わるんですよね。(⇒これに関しては、また改めて【子育てと仕事の両立】とやらで書きたいと思います。)


無理をし過ぎず、今出来る事をしよう、それだけを思って、精一杯準備していきました。


本番は、沢山のお客様で会場が溢れていました。
客席を50%の使用率にしていたので、実際溢れていた訳ではないですが、客席は満席、当日券は完売、当日チケットが買えずにお帰りいただいてしまった方も結構いらっしゃったみたいです。


私なんぞのソロの演奏会に、どれだけのお客さんが来てくれるだろう…と不安でしたが、嬉しい悲鳴となりました。本当にありがたいですし、何故そんな満席だったのか、未だに謎です。


本番の演奏は、決して100点ではなかったです。ミスも沢山したし、緊張して震えたし、MCなんて専門外だからグダグダでした。
プロを謳って活動している身としては、未熟だったかもしれません。


でも…

【音色】に拘って、故郷を大切に想う気持ちを伝えて、地元の方々に楽しんでもらいたいと、精一杯の演奏はしたつもりです



それが、少しでも伝わっていたら良いなぁ…と、今はそんな風に振り返っています。


そして、

緊張したけど楽しかったなぁ。
あ〜終わっちゃったんだなぁ。最初で最後のリサイタル。


ちょっぴり名残惜しさを抱えながら、また頑張っていきます。


地元の財団の方々には大変お世話になりました。
共演者の方、当日のスタッフの方、そして、沢山のお客様に感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました!!

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