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サウジアラビア旅行【Day4:TV朝日「旅サラダ」取材クルーと遭遇!リヤド① 】

●首都リヤド「マスマク・フォートレス」へ

サウジアラビの首都リヤドの市内観光へ。

ところで、サウジアラビアという国名は、「サウード家のアラビア」という意味です。サウード家が100年ほど前に、他にも居たライバルの家に勝って治めている国なのです。

Masmak Fortress マスマク・フォートレスは、元々はラシード家というライバルの拠点だったそうです。


入り口に警備員さんが立っているので、なんとなく大きさがわかるでしょうか。

サウード家のアブドルアジーズと少数の部下がここを急襲し、勝ったことから、アラビア半島の統一が成し遂げられたという大きな転換点となった場所です。

添乗員ナオさんの説明によると、
サウード家側の1人が、奇襲の際に長い槍か何かをマスマク・フォートレスに向かって投げて、それが刺さった跡が入り口付近にあるとのこと。

槍の跡らしい

いや~、ナマナマしいですね。

遠くから槍を投げて当たった、という話を聞いた時、狂言の演目のことを思い出しました。

「奈須与市語(なすのよいちのかたり)」という演目で、源平合戦の時に、源氏方の奈須与市がゆらゆら揺れる船にあった扇に、見事に的を射たという話です。

世界のあちこちで、同じような武勇伝があるんだな~と思ったのでした(笑)

●TV朝日「旅サラダ」取材クルーと遭遇!

ところで、私達がマスマク・フォートレスの外壁を見ていると、テレビ用の大きなカメラを持っている数名のグループを見かけました。

向こうも、こんなところで日本人の団体客を見るなんて、と不思議に思ったらしく、話しかけて来られました。

「旅サラダ」のテレビ・クルー

お話を聞いてみると、テレビ朝日系の「旅サラダ」の取材クルーさんでした。2024年1月に放映予定と聞いてました。

そして、2024年1月6日土曜日に放映されてました!
まさしくココが写ってます。

生で見れなかったので、TVerの見逃し配信で見ました!1月13日まで配信しているようです。

「旅サラダ」を見ると、同じところに私達も行っていた事がわかりました。もちろん、行ってないところもあります。

ただ、テレビ番組で見てみると、別の視点から取材もされていたので、理解がより深まった部分もあり、有り難かったです(^o^)

ちなみに、番組に出演されていた南圭介さんはマスマク・フォートレスの撮影時にはいらっしゃらなかったようです。撮影スタッフと通訳さんだけのようでした。

通訳の方は日本語ペラペラのアラブ系の女性らしく、アバヤ(黒衣)ではなく、普通の洋服を着ていらっしゃいました。

旅サラダと私達の旅行との比較は、後ほど書きたいと思います。

●サウジアラビア風おもてなし

マスマク・フォートレスの建物に入ると、本来は進入禁止の部屋なのに、特別に私達を入れてくれました。

絨毯を敷いた豪華な部屋です。低めのソファーに座って、のんびりくつろぐようです。
奥にも別の部屋が見えます。


その一角に、客人をもてなすため、コーヒーを作る場所がありました。

ガイドのハンサムさんが、「昔のサウジアラビア人は、こんな風にお客様のコーヒーを作ってもてなすんだよ」と実演してくれました。

コーヒー作りを実演

壁に飾ってあるコーヒージャグが、アラビア風でいいですね。

マスマク・フォートレスのスタッフさんが、お香をふるまってくれました。

サウジアラビアの男性は、赤白シュマッグ(スカーフ)にお香の壺を入れて、シュマッグや身体にお香の香りをまとわせるようです。それも実演してくれました。


そして、奥の部屋に行くと、金メッキの豪華なソファが並んでいます。
サウジアラビアの国章(ヤシの木と刀2本)の下で、「王様と従者ごっこ」をしてみました(笑)。


こちらは1階のフロアー図。

中庭です。柱の上から、にょきっと出ているのは、雨水を通す木の管です。壁に三角形△の空気穴があちこちにありました。暑いサウジアラビアでは、空気の循環のためらしいです。

木のドアの装飾がステキでした。

下のドアは色がくっきりしています。

こちらは青系のドア。

こちらは赤系のドア。

衣装も展示されてました。昔の長い銃と火薬を入れるモノと、茶系のペイズリー柄の服です。

右が銃、真ん中が衣装、左が火薬を入れる入れ物


●リヤドの歴代知事は…

リヤドの歴代の知事(Governor)の説明パネル。サウジアラビアでは、王族が大臣や知事などの要職に就くそうです。王族の人数が多く、数千人規模でいるらしいです。

どの人の名前にも、bin Abudul Aziz (ビン・アブドルアジーズ)が最後についてますね。

このマスマク・フォートレスを宿敵ラシード家から奪い、サウジアラビア王国を建国した初代国王はAbdulaziz bin Abdulrahman bin Faisal Al Saud(アブドルアジーズ・ビン・アブドルラフマーン・ビン・ファイサル・アール・サウード)。その初代国王の系列だということなんでしょう。

後述しますが、サウジアラビアの街のあちこちに、初代国王や現王様、皇太子の写真がデカデカと貼られていました。

ところで、サウジアラビアでは写真を撮る時に注意が必要です。女性を撮るのも、失礼になるのでダメです。政府機関がある場所も撮影禁止です。添乗員さんの説明を聞いてから、写真を撮るようにしています。

こちらも政府機関があるため、本来は撮ってはいけない場所だったらしいのですが、説明を聞く前に撮ってしまったところです。

手前右側に見えるのがレストランのテラス席(茶色のカバーがかけられてます)。奥は広場のように広い場所です。

そして、リヤドには非常に凝った建物が沢山建っていました。この建物は上に行くほど広がっている形です。
私は変わった形の建物は、なにかあった時に崩壊しそうで怖いんですよね~(苦笑)。


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