見出し画像

野分に(一次創作 詩367)

土煙とかわいた道の白さを残して
疾風となったあなたのこころ
もう気配も感じられずに
ただ道ばたの
草はおののき
小花は泣いて揺れていた

もうあきらめるまでの
怒りに近いような風が
どんどんほおおお
草はらを打ちつける
野分(のわき)にやられたのは
誰あろうわたしの寂しさも

(画像はPinterestより)

未熟者ですが、頂戴いたしましたサポートは、今後の更なる研鑽などに使わせていただきますね。どうかよろしくお願い申し上げます。