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初めての、バイクツーリング。ジェットコースター並みに恐ろしかった。

いつものルーティンとして、FMシアターを拝聴してまして。

自分のバイクツーリング初体験を書いてみようと思った。

短大の頃です。

女子短大なので、近くの工学部の男子学生がやってきては、部活動の合同練習したり、教えられたりしてました。

当然ながら、合コン?もどきもありまして。

ある日、バイクツーリングに参加する羽目になりました。もちろん、グループで。

バイクの種類は知りませんが、あの時代、男子学生の車持ちは、ごく一部、ほとんど、バイク持ちが多かったようです。

うちは、厳しくて、男女関係とか交際とかは、全く疎く。

男子学生のバイクの後ろに乗せてもらって二人乗りなんて、滅相もありませんでした。

とにかく、後ろに乗せてもらうのは、とても恐怖でした。

よほど、信頼できる相手なら別でしょうが、たかだか、部活動の一貫で、男子学生の運転でバイクツーリング。一体、どこにつかまっていいのか、足の置き場所、皆目検討つかず。

先輩女子の様子を見て、「ええ〜、男子学生の腹に腕を巻きつけるの!!」


内心、「いやだ、いやだ」

でも、そうしないと、振り落とされて、怪我するし。


仕方がない。腹巻きでもするか、という感じでした。


行き先は、遊園地でした。


ジェットコースターの方が、安心して楽しめました。

お昼のお弁当の差し入れは、前日、寮の台所を借りて、お友達と、サンドイッチ作り。

でも、運転している男子学生の方が、責任を後ろに乗せてますから、もっと大変だったかもしれませんね、今から考えると。でも、その時、運転する男子学生に「命預けます」という意識が働き、そこから、変な壁が崩されていく感覚。

これが、「大人の階段のぼる」ということだったのでしょうね。

それ以後、バイクツーリングは、ありません。だが、2度目は、足がなくて、仕方なく、もっと小さいバイクに乗せてもらう羽目になりました。それは、30越えになってからだったんで。

風の気持ち良さとか、そのゆとりもなく、上り坂で、私が重くてエンストしたらどうしようかと。ヘルメットをかぶるのも慣れてなくて。

今から思えば、手持ちのバッグを、間に挟んで、腹巻きしてつかまれば、違和感なく、もっと楽しめたような気がしました。

顔に当たる風、体で体感する空気の流れ。何もかもが初めて。バイク野郎が憧れるのも、この年になって、なんとなく理解できる。


実際、バイクに乗っているひとに聞けば、「自分一人で乗るのはいいが、後ろに乗せてもらうのは、そりゃあ、恐ろしい」とさ。


FMシアターの感想。

「風がやむまでは」

ネタバレは、無くして。

あとで、チェックしてびっくりしましたが、認知症のおばあちゃん「しのぶおばあちゃん」役が宮崎美子さん。とても、想像できない声、演技力には、驚きました。

ネイティブな熊本弁の、「よか〜」の曖昧さが、YESなのか、NOなのかと白黒はっきりしないところがとても印象に残り、母、孫、祖母の交わり、優しさに溢れて、とても爽やかな作品でした。




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