見出し画像

保健室のできごと。〜好きのチカラ

高校の保健室で働いているわたし。


週に2回ほど、放課後になると
ふらりと遊びに来てくれる生徒がいます。

授業中も時々、体調不良で来ることもある彼女は、
周りのことをとてもよく見ている子で
人懐っこくて心優しい子です。


先日も放課後、
パソコンを見て作業をしていたら
いつのまにか横に立っており、

「先生、げんき〜?」

となぜか小声で話しかけてきました☺️


まさかわたしが最近体調不良なのを知っているのかしら?さすが鋭い子だ、と思いながら、

「元気だよ〜
 こっそり入ってきたからびっくりするやん!
 ○○さんは元気なのー?」

と返事をして、しばらく他愛のない話をしました🌱



彼女のわたしを見る目や表情が
とても嬉しそうに見えて、
まるで「好き」がキラキラ溢れているようでした。

好いてくれているんだなぁ〜と思うと
なんだか心がほっこりして、
わたしも思わずニコニコしながら
話のキャッチボールを続けました。




誰かを慕う気持ちとか
好きで大事にしたい気持ちとか
心地よくて安心できる気持ちとか
そういうのに触れた時に
すごく嬉しくなるし
大げさかもしれないけど、

「わたしここにいていいんだなぁ」

と実感します。



自分に向けられた
純粋で温かい好意・親愛なる気持ち(=「好き」)は
わたしの生きるチカラ、
がんばるチカラになるなぁ
と思うのです。


それは相手の年齢は問わなくて、
高校生の彼女でも、
一緒に働く同僚や上司でも、
支えてくれる家族でも、
美容院や飲食店の店員さんでも、
誰でも当てはまることなのです。


「好きのチカラは偉大だなぁ」
と思うと同時に
わたしも好きで大事な相手に
ほっこりと温まる何かを届けられたらいいなぁ
と思う今日このごろです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?