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バチカンのビガノ大司教が語る 「コロナとワクチンと新世界秩序」 パート2

2011年〜2016年までの5年間、バチカンからアメリカへの教皇大使をつとめたビガノ大司教の発言。ビガノ大司教は、アメリカ赴任前は、バチカン市国の事務総長をつとめていた。本文は、LIFESITEに掲載された、ビガノ大司教の見解を、3回にわけて紹介します。

過去記事リンクはこちら → パート1

ディープステートとディープチャーチ

要点:
①政治と教会の腐敗の相互関連性
②現在の社会情勢の持つ霊的な意味
③バチカンと中国の密約についての疑惑
④アメリカ政府の教皇選挙への介入
 (ヒラリー・クリントンを名指し)
⑤バイデン大統領を𠮟る
⑥教皇フランシスコは
  「カトリック教会の清算人」

犯罪的な計画の存在について明らかにし、非難することは、それにかかわった者達を裁く事に対して、少なくとも論理的な行為ではあろう。裏切り者達のリストは、政府の長達、閣僚と役人達、ウィルス学者と腐敗した医師達、憲法の侵害に対して何もしない軍の指揮官達、買収されているジャーナリスト達、臆病な判事達、卑屈な組合達を含む。

そして、この長大なリストの中には、ローマ教皇や、少なくない司祭達を含むカトリック教会のリーダー達も含まれている。このことは、ディープステートと呼ばれる民政の腐敗と、ディープチャーチと呼ばれる教会の腐敗が、新世界秩序の実現のために共に作用している事を示している。

しかし、この政治と宗教の腐敗した関係を理解するためには、昨今の情勢が持つ霊的、終末論的な意味を認識する必要がある。これは、天国から追放されたルシファーが神に対して挑んでいる戦争である。この戦争の結果は、サタンと反キリストの完全な敗北になることが定められいる。そして、その決着の時は近い。だからこそ、闇の勢力は焦り、必死になって、私達の世界から主の名を消し去ろうと躍起になっているのだ。

今、多くの場所で、教会が破壊され、キリスト教の祝日が抑圧され、教義が歪められている。こうしたキリスト教文明を消し去るという目的の達成には、信仰と道徳を守るために殉教するだけの意志を堅持できる教会のヒエラルキー(組織的階層)の存在は障害となる。

だからこそ、グローバリスト達は、その計画の初期段階から、教会の道徳と教義を堕落させるために、浸透グループ、工作員達を送り込み、金銭的、性的なスキャンダルによる脅迫と操作を行ってきた。そして、この浸透は、1950年代の終わり、新世界秩序への計画作りの段階から既に始まっていた。

若き日のクラウス・シュワブ(後の世界経済フォーラムの創設者であり、グレートリセットの提唱者)は、エルデル・カマラ大司教の伝統的な教会への対立姿勢に目をつけ、彼をダボス会議へと招待した。それが新世界秩序実現のために非常に重要だと考えたからだ。遠大な浸透計画は、その後、教皇フランシスコの誕生により、その完了を迎えた。

事実、教皇フランシスコは、マルサス思想(人口増加と食糧不足による貧困と破滅というシナリオを示し、それを防ぐために人口の抑制を説く思想)に基づく環境主義への協力、ロスチャイルド家、ロックフェラー財団、大銀行との世界的な同盟といった、新世界秩序実現の計画に基づく方針を実行してきている。

さらに、教皇フランシスコは、教皇庁生命アカデミーのメンバー達の入れ替えを行い、人口削減、避妊、中絶を支持する者達を送り込んだ。教皇フランシスコがコロナワクチンを支持していることは驚きではない。

そして、中国の存在がある。 イエズス会とセオドア・マキャリック元枢機卿は、バチカンが、中国で行われているカトリック教会への迫害や、人権侵害を黙認することへの見返りとして、中国共産党政権から多額の資金を得る密約を交わしていたという疑惑がある。

ディープステートの教会に対する介入の例は多岐に渡る。ジョン・ポデスタ元アメリカ大統領首席補佐官と、ヒラリー・クリントンから送られてきた数々のEメールを忘れてはならない。その内容は、前教皇であるベネディクト16世を追放し、革新主義とグローバリズムを標榜する、新しい「教会の春」を始めるというものだった。結果として、前教皇は辞任し、現教皇のフランシスコが就任することとなった。

多くの政治指導者達がその成功をおさめられた要因として、彼らがイエズス会等のカトリック組織によって運営される大学に在籍していたことがある。そこで得られる社会的、政治的なネットワークは、非常な成功を約束する。それは、革新主義的なフリーメーソンのネットワーク的なものでもある。

アメリカのバイデン大統領、ペロシ下院議長といった、キリスト教徒を自称しながら、実際の政治活動においては、信仰や道徳と不一致する行動を取っている者達は、その一例だ。このことが示すように、ディープステートとディープチャーチには、長くて深い関係性がある。そして、その関係は、多くの国々と宗教に対して深刻なダメージをもたらしてきた。

教皇フランシスコは、世界のエリート層達から任された目的を果たすために送り込まれた、カトリック教会の清算人であり、フリーメーソン思想に基づく超党派主義の教会の設立者だ。一つの世界的な宗教を構成することは、新世界秩序の設立にとって重要な要素である。それがはっきりとした自覚に基づいた行動であれ、恐れによるものであれ、脅迫によるものであれ、その計画に加担した者達は道義的な責任を免れ得ない。

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