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【CL横浜】ミュウツーV-UNION【Day2用】

CL落ちてます。ともぽん(@tomopon_ptcg)です。没デッキ集第2弾の時間です(第1弾はこちら)。

今回のは出場しないので没ですが、でるなら候補の一つでした。

コントロールデッキ、LOデッキが好きで、今回も煮詰めていました。

Day2用に用意していたデッキを紹介したいと思います。

原案は海外の有名なコントロールデッキプレイヤーSander氏のこちらのデッキ。これを現代に合わせてチューニングした形になります。


Day1とDay2の考え方の違い

今回のCL横浜では、Day1とDay2でデッキ変更をすることが出来ます。

Day1では誰にでも満遍なく勝てるデッキ、Day2では、勝ち残ってきた強い人たちに何らかの方法で抗うデッキ が適していると思っていました。ミュウツーV-UNIONは後者です。ミュウツーを一撃で倒せるデッキタイプには手も足も出ませんが、それ以外であればだいたいどうにかなります。また、相手はミュウツー対面の練習にそんなに多くの時間を割いているとは思えない(よっぽどパルキア、ギラティナ対面のことを考えた方がいい)ので、練度差で実力差を補うことが出来ると思っていました。

落選しましたけど。


デッキリスト

8KcaDD-wfRDJf-48xxc8


基本的な立ち回り

でかい

HP310 Vガードエネ-30 かがやくサーナイト-20 の実質360耐久のポケモンが毎ターン200ずつ回復します。

それに加えてサポートやグッズで回復をし、余裕が出ればサイドを取っていきます。

「シマボシ+エール団の応援+友達手帳」があるので余程コイン運が悪くなければ自分の山札はなくなりません。


各対面立ち回り

・パルキア <有利>

自分のベンチを0体にするとあくうのうねりのダメージが160、Vガードエネを付けると130になり余裕で受けきれます(こだわりベルトはツールジャマーで相殺)。
基本的にほかの最大打点はパルキアVのハイドロブレイク200ダメージで余裕があります。不意に出てくるかもしれないスターミーVのケアでミュウツーにつけていいエネルギーは4枚まで。また、ケケンカニVのケアもしておくと良いです(しなくてもいい気はするが)。

やまびこホーンが入ってることが多いので相手に4枚取られたターンまでにミュウツーを場に出したいです。急いで盤面作ってあとからゆっくりリソース回復して殴りきります。

かがやくサーナイトは出しても出さなくてもダメージが変わらず、頂への雪道を出されると相手のダメージを増やすことになるので置かないことがほとんどです。


・ギラティナ <微有利>

スターレクイエムは特性で効きません。一応、頂への雪道のケアとしてビッグパラソルまで採用していますが、頂への雪道+ツールジャマーorロストスイーパーまでされたら負けです。しかし流行りの構築にそこまで入っているものは少ないので、やられた場合のことは割り切っています。こういうデッキタイプの作成時にはある程度の割り切りも大事だと思います。

さて、スターレクイエムが効かないとなるとロストインパクトと勝負していくことになります。280ダメージはVガードエネルギーとかがやくサーナイトで230ダメージまで減ります。エール団のおうえんタオル、コックを使って回復すれば数ターン耐えることができます。ロストインパクトは技を使う度にエネルギーがロストに行くので数ターン耐えれば十分です。その内エネルギーがなくなって攻撃出来ないターンが生まれるのでそこからはギラティナから倒していってサイドを取りきります。


・ゾロアーク <微不利>

ゾロアーク対面は無視出来ず、かつ厳しいので非常に頭を悩ませていたのですが、エール団のおうえんタオルが解決してくれました。

"おたがいの"が偉い

ゾロアークのワザ のろいをきざむ の最大ダメージは300でそこからVガードエネとサーナイトで50軽減して250です(最近の構築ではパワフル無色エネルギーが入っていないことが多いので一旦考えないこととします)。エール団のおうえんタオルはちょうかいふくで回復しきれない残りの50を回復しながら相手のバトルポケモンも50回復し、のろいをきざむのダメージを減らしてくれます。
相手のダメージポンプとこちらのタオルの枚数勝負になりますが、こちらのタオルは何回でも戻るのでいつか勝てます。実際はシマボシのコイン次第なので失敗したり、間に合わなかったりするので微不利としています。

ダメージポンプが4枚見えるまでは暇さえあれば野盗三姉妹を打ち続けます。


ゾロアーク対策にジャローダVを入れていた頃はパルキア対面のやまびこホーンケアが大変になることもあり納得していませんでしたが、おうえんタオル型にすることでデッキ全体で見た時に異物では無いものでケアできたので良かったです。

けだかいひかりを打つだけのポケモン


・レジギガス <有利>

Vガードエネとかがやくサーナイトの軽減は効きませんが、十分にダメージが小さいのであまり問題はないです。唯一注意するのはレジアイスのブリザードバインドですが、特性があるので基本的に大丈夫です。頂への雪道を貼られると困ったことになるのでパラソルまでつけておくと完璧です。
頂への雪道+ロストスイーパーまでやられると困りますが、100ダメージしか乗らないので回復して雪道を壊せばまた安全になります。


・ミュウ <不利>

今回のリストではミュウへの対応札を減らしています。原案ではイベルタル(はかいのさけび)やクラッシュハンマーでフュージョンエネルギーを壊していくプランでしたが、このリストではどちらも入っていません。上手い人はそもそもフュージョンエネルギーをサイコジャンプなどで隠しながら戦ってくると思ったのでこのプランが通らないと思いました。

ゾロアークにも有効だけど…

ではどうするのか。相手の最大ダメージを210とすると、タブレット4枚とベルトで360です。ミュウツーの310とVガード、かがやくサーナイトで50軽減すると360でちょうど倒れてしまいます。しかし裏を返せば1枚でも妨害できれば耐えることになります。なので、ツールジャマーや大きなお守りをつけたり、野盗三姉妹でタブレットを落としたりして何とか耐える方向に持っていきます。
また、ミュウツーV-UNIONを出すときは雪道ツツジをセットで使うことで相手のハードルを上げます。

ただ、4エネメロディアスエコーはどうしようもなくてエネルギーを壊すカードはアスナしか入ってないので何にもケアせず突っ込まれるとほぼ負けます。不利です。

ミルタンクをうまく使ってあげるとフュージョンエネかパワータブレットを使わせることができるのでそこから頑張ることが多いです。

勝率を上げるためにはイベルタル、クラッシュハンマー、カゲツなどを入れると良いです。


・裏工作アルセウス <有利>

最大ダメージが200を超えないのでまず負けません。有利です。


・その他

ミュウツーを一撃で倒せるデッキは無理、それ以外はだいたいどうにかなる と思っていただければOKです。
例えば キュレム、ディアルガ等は無理ですが、Day2には少ないと思っていました。


採用カード解説

全て書くと膨大になってしまうので特筆すべきもののみ書いていきます。

ここでもう一度デッキリストを載せておきます。

8KcaDD-wfRDJf-48xxc8

・ミルタンク
 主にゾロアーク対面で時間稼ぎをしてもらいます。他の対面でもチラ見せするだけで相手がケアしないといけないことが増え、余計に山札を引いたりリソースを使ってもらったりできます。

・ヤレユータン
 特性のさるぢえがとても便利です。博士の研究でしっかりドローしていく構築にしたのでその際にトラッシュしたくないカードを1枚だけ戻すことができます。また、シマボシで戻したカードを引きに行ったり、ミュウツーや基本エネをトップにおいてポケストップでトラッシュしたりと使い方は多岐にわたります。
 最近いろんなデッキに出張しています。

・ともだちてちょう
 原案は2枚でしたが、プレイ難易度を下げるために増やしました。BO3、50分なら2枚でよさそうです。

・エール団のおうえんタオル
 ゾロアークに対する対抗札です。他の対面でもしっかり使っていけるカードで、ちょうかいふくで回復しきれないダメージを回復したり、2枚使いやコックと合わせて使い、攻撃に転じたりします。すごいきずぐすりを入れた時期もありましたが、タオルのほうが使用感が良かったです。

・ツールジャマー
 主にこだわりベルト対策。ロストスイーパーでも良いのですが、それだと相手のどうぐ1枚にしか対応できないので、はがされない限りずっと効果があるツールジャマーとしました。

・ビッグパラソル
 ミュウツーの特性でもともと技の効果を受けませんが、頂への雪道が入っていると困るので念のため採用。

・おおきなおまもり
 主にガラルニャースやミルタンクにつけます。原案ではタフネスマントでしたが、おおきなおまもりでも役割を果たせ、ミュウツーV-UNIONにつける道具の第2候補としても活躍できるのでこちらにしました。

・コック
 良くも悪くもサポートであることがポイントです。使ったターンは他のサポートを使えませんが、ともだちてちょうやエール団の応援で戻すことができます。

・野盗三姉妹
 雑に使って相手の展開札をトラッシュしたり、ダメージポンプ、パワータブレット、やまびこホーンなど勝敗に大きくかかわるカードのトラッシュを狙ったりします。
 基本的にバトルVIPパス以外はトラッシュして大丈夫です。

・エネルギー配分
 まずユニオンゲインでエネルギーを2枚つけるために基本超エネルギーは3枚、ゲームを早く終わらせるためにホラー超を1枚。
 ツインエネルギーは序盤の逃げるエネルギーとして使えるので気持ち多めの3枚、Vガードエネルギーはあったらいいけどなくても何とかなるので1枚としました。Vガードエネルギーは重複はしませんが引き込みやすくするために増やしてもよさそうです。


不採用カード解説

・トレッキングシューズ
 山札を確実に掘り進めることができます。ミュウツーと基本エネが捲れたときはトラッシュ出来てラッキーですが、さるぢえでもしないとラッキーの域を超えなく、トラッシュすることに関してはクイックボールとハイパーボールで足りているので要らないと判断しました。枠の都合もありポケギア3.0に変更し、序盤はしっかり博士の研究を使えるようにしました。

・クラッシュハンマー
 ミュウ対面では有効で他の対面でも意味のないカードにはなりません。しかし採用理由がはっきりしないカードでもあったので思い切って抜いて別のカードに枠を割きました。

・セイボリー
 パルキア対面で有効だと思っていたのですが、そもそもこちらのベンチを絞れば不要であると感じました。他の対面でも展開を妨害できるかもしれませんが、それより自分の展開を優先し、博士の研究に枠を割きました。

・カゲツ
 これもミュウ対面の勝率を上げてくれます。他の対面でも相手の手札を見れることは有効なのですが、カゲツを打つ余裕のある試合はそもそも勝っていそうなので要らないと考えました。

・オリーヴ
 使えると便利なカードなのですが、カゲツ同様にオリーヴを打つ余裕のある試合はそもそも勝っていそうなので要らないと考えました。

手札トラッシュもgood


課題

・時間
 自分がかなり無理しないと終わりません。でも急げばちゃんと終わります。序盤はガンガン引けばいいので、山札確認をある程度諦めます。序盤急いで終盤にしっかり時間を使って考えるイメージです。序盤のミスは中終盤に取り返していけばよいですが、終盤のミスは負けに直結するので終盤に時間を残します。
 急ぐことによって生じるプレイエラーによる敗北があり得るので、たくさん練習して早く正確にプレイできるようになるしかないです。

・エンペルトV
 レジギガスやロスト対策で最近流行りのエンペルトVですがこのデッキにもとても刺さります。避ける方法がボスの指令、セレナ、頂への雪道くらいしかないので当たってしまったらまず負けだと思っています。


まとめ

「時間が厳しいからやめよう」と試しもしない人が多いデッキタイプですが、めちゃくちゃ急げば間に合うし非常に強力なデッキタイプだと思っています。今から練習してCLに間に合うのかは微妙なところではありますが、こんなデッキもあるんだなと参考になれば幸いです。

コントロールデッキは構築もプレイも練習すればするほど顕著に勝率が上がるデッキタイプだと思っていて非常に面白いです。

今週末のCLではどんなデッキが出てくるのか非常に楽しみですね。


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ここまで読んでいただきありがとうございました。

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