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安物買いの銭失…わないための、コスパ優秀ワイヤレスイヤホンレビュー

以前にSONYの新型Walkman、NW-A105のレビュー記事でLDAC対応のワイヤレスイヤホンを入手したら別途レビューするという話をしていましたが、それだけだとすぐに記事が終わってしまうため、せっかくなので自分がこれまでに使用したワイヤレスイヤホンの遍歴と合わせて、総括的にレビューしていきたいと思います。

なお、紹介する機種が多いのと、すでに手元にないものも多いので、機種ごとの細かい機能説明や機種間の比較は行わず、それぞれの機種の使用感についてコメントしていきますので、その旨ご了承ください。


SONY MDR-NWBT20N

こちらは、厳密にはBluetoothレシーバーに有線のノイキャンイヤホンが付いている機種です。
以前にソニーの有線ノイキャンイヤホンを使用して優秀だったため購入しました。
音質はソニーらしく聴きやすく、ノイキャンは当時まだ珍しく便利でしたが、コーデックがSBCのみなのと、カタログスペックに反して以前のアナログノイキャンと比較して効きが弱く感じられたことや、やはり有線の取り回しが煩わしかったこと(前機種は首掛け式だった)ため、お役御免となりました。

ELECOM LBT-HPC50

エレコムというとオーディオブランドのイメージはあまりないと思いますが、この機種は評価が高く、安価に入手することができたため購入しました。
シュア掛けタイプの独特の形状が特徴で、個人的にはちょっと着けづらかったですが、音質的には評判通りクリアで厚みがあり、迫力のあるメリハリサウンドで満足感高めの機種でした。
バッテリーの持ちも良く、比較的長く使用していましたが、やはり装着感になじめなくて、こちらは家族に譲りました。

ELECOM LBT-HPC51

前述のHPC50の後継機種?です。形状は一般的な首掛けタイプになり、チタンコート振動板の採用で豊かな低域と明瞭感ある高域を実現との触れ込みでした。
音質的には確かに、前機種と比較してクリアさが増し、抜けの良い良質なサウンドが楽しめたのですが、平たいコードや横に長いイヤホンの形状など、重量バランスが悪く、装着していると不安定な感じになり使い勝手が悪かったため、あまり長く使用しませんでした。

AVIOT TE-D01g

やはり完全じゃないワイヤレスでは取り回しに問題があるということで、ついに購入した初完全ワイヤレスイヤホンでした。
比較的安価で評判もよさそうだったので選びましたが、音質的にはちょっと上で紹介したエレコムの2機種と比較して軽くなったというか、シャカシャカした安物中華っぽい趣が残っていて、しばらく使っていましたが、やはり値段だけで選んではダメかということで、手放しました。

NUARL NT01AX

TWS購入に当たり、最初にAVIOTのTE-D01dと比較して悩んでいた機種でした。
結局値段に妥協して購入したTE-D01gが個人的に微妙だったのと、この機種の特徴として挙げられていた、クリアな音質と広い音場感を再現するHDSSという技術にも惹かれて購入しました。
この機種はTWSにありがちな圧縮音源特有の音の軽さがなく、リッチに感じられたことと、アピール通り独特な音場感が圧倒的で非常に満足感が高かったです。
ノイキャンがないため、外では使えませんが最も長く使用した機種でした。

AVIOT TE-BD21j

TE-D01gは個人的に今一つでしたが、本機種は上位機種に位置付けられ、ハイブリッドドライバー採用ということで、期待して購入しました。
音質的には十分に良質なものでしたが、 NT01AXと比較して圧倒的というようには感じられなかったことと、質感は高かったですが、本体が横に長くバランスが今一つに感じられたこともあり、愛用するというまでには至りませんでした。

NUARL N10 Plus

NT01AXにノイキャンが適用されたものを期待して購入しました。
ハイレゾ(aptX Adaptive)対応で、音質も十分にクリアで高音質といえると思いますが、NT01AXと比較して普通というか特徴のない音になってしまったように感じられたことと、本体が大きく見た目がイマイチなことや、ノイキャンの効きが微妙なことなどで、再生時間を生かしたテレワーク等の限定的な利用となっています。

Audio Technica ATH-CKR7TW

生粋のオーディオブランドの製品ということで音質に期待して購入。
DAC(AK4375)を本体に搭載しているということで、搭載しているチップセットによらない音作りと、圧縮音源のデメリットもある程度回避できるのではないかと考えました。
ブランド初の完全ワイヤレスで、Sound Reality seriesの名を冠するなど、気合の入った作りで、クリアという言葉を超えた澄んだ印象の音の分離はさすがという印象でしたが、ちょっとバランスにクセがあったのと、本体の大きさからくる装着感の違和感や自分の環境ではやや接続性に難があり、最終的に手放しました。

Edifier TWS330 NB

購入時3千円程度と安価だったため、家族のために購入したものですが、音質も素直でノイキャンもそこそこと、値段からすると十分な性能でした。

OPPO realme Buds Air pro

通勤用にノイキャン目当てで購入しましたが、音質はちょっと丸い感じでしたが十分に良く、良いかなとも思ったのですが風切り音が目立ち、通勤では使用しづらかったため、手放しました。

Xiaomi Redmi Buds 3 Pro

こちらも通勤用に購入、ノイキャンに加え、ワイヤレス充電やマルチポイントにも対応と機能的には(公式アプリがXiaomi機種専用なこと以外は)完ぺきで、風切り音も気にならないなど、使い勝手は最も良かったのですが、音がバランスは良いものの今一つ迫力に欠け、面白みが感じにくいものだったため、迷いましたが最終的に手放しました。

HUAWEI FreeBuds 4i

こちらも通勤用に購入。realme Buds Air proと似た印象で、音質的には満足できましたが、Walkmanで使用したときに音量調整できないという、個人的に致命的な問題があり、手放しました。

EarFun Free Mini

こちらも購入時2千円程度と安価だったため、家族のために購入したものです。
EarFunの機種は初めてでしたが、ザ・ドンシャリという感じで迫力がすごく、結構インパクトがありました。
ちょっと派手すぎな印象でしたが、利用する家族が良く聴く曲には合っていたので、そのまま利用しています。

EarFun Air Pro SV(使用中)

Free Miniが割と好印象だったため、通勤用にノイキャンのあるAir Pro 2を検討していましたが、見た目が今一つ好きになれず保留していたところ、こちらの新機種が発売されたため購入しました。
Air Pro 2はバランス型という評価でしたが、こちらは低音重視で最初失敗したかなと思いましたが、アプリ対応でイコライザも使用できるようになっていたので調節して使用していたところ、エージングが進んだのか耳が慣れたのかなじんできました。
また、通勤で使用する場合は低音重視の方が聴きやすく、音場も広く迫力もあるため、今ではお気に入りとして常用しています(今買うなら、Air Pro 3の方が良いとは思います)。

SOUNDPEATS Air3 Pro

ハイレゾコーデック(aptX Adaptive)対応ということで、ハイレゾ音源を試したみたく購入しました。
ただ、この機種はハイレゾ云々以前にちょっとクセ強サウンドで、個人的にバランスが悪く感じられたため、使用を断念しました。

SOUNDPEATS Air3 deluxe HS

ハイレゾコーデック(今度はLDAC)対応ということで、安価だったこともあり、めげずに購入しました。
音質的には Air3 Proと比較してバランスがすごく良くなっていて聴きやすく、ドライバーが大きいせいか、迫力もあり良好でした。
自宅用に購入したのでノイキャンがないことやカナル型でないことは納得していましたが、自分の耳の形状もあるのかぽろぽろ取れるのと、LDAC接続時の再生時間が短すぎたため、手放しました。

SOUNDPEATS Capsule3 Pro

Air3 deluxe HSのノイキャン付きということで Air Pro SVのハイレゾ対応として置き換えを想定して購入しました。
音のバランスも良く、ノイキャンも十分でしたが、風切り音が気になったのと、Air3 deluxe HSと比較してドライバーが小さいせいか、全体的な音質がちょっと控えめというか地味に感じられたため、置き換えには至りませんでした。

(nb)Audio SkeLeTon(使用中)

LDAC対応のもうちょい良いものということで探したところ、こちらが目に入りました。
(nb)Audioというと聴きなじみがないですが、販売元としてはNUARLと同じMTIが展開しており、外れはないだろうと検討の末購入しました。
実際のサウンドですが、NUARL譲りの高音の切れの良さと、迫力のある音の厚みが感じられる作りで、音場はそこまで広くないものの、なかなか良い感じでした。
ハイレゾの繊細さみたいな部分でいうともう一段期待したいところではありましたが、値段からすると十分かなと思います。
ただ、本体がちょっと安っぽいのと、機能的には必要最低限という感じで、アプリ対応とかもないのでカスタマイズしたい人には向きません。

まとめ

そもそも、今回本当はNUARLのNEXT1Lという機種を狙っていたのですが、トレードアップチケットが発行されたら利用しようと考えていたものの、思ったよりもチケットが高額だったため、別の機種を購入したという経緯がありました。

安物買いの銭失いとはよく言いますが、これまでも安価な機種を渡り歩いてきて、振り返れば最初から高級機を買えばよいのではと言われるような状況ですが、そうなったらそうなったで高級機種間で比較したくなってしまいそうなので、そっちには進めないジレンマとなっています。

というわけで、同じように1万円以下(購入時)の比較的安価な機種で悩んでいる方に購入の参考になればということで、ご紹介させていただきました。

最近でもSOUNDPEATSのOPERA 05など、魅力的な機種の発表もあり(最初のクラウドファンディングに間に合っていたら購入したかも)、今後どうなるか分かりませんが、また機会があれば記事にしていきたいと思います。

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