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Billow / EASTOKLAB / えんぷていを迎えた人生初の名古屋企画について

8月31日に名古屋のK.Dハポンで開催するチェコのBillowの名古屋ツアー編は僕にとって人生初の名古屋での企画なので、結構不安もあったりするのだけど、その分めちゃくちゃ楽しみでもある。だから今日は一人でも多くの人にこの日に集まってもらうために出演者紹介していきたいと思っている。肝心のチェコのBillowについては下記に書いたので、ぜひチェックしてほしい。

チェコから来日するBillowを紹介するよ!

今回の名古屋公演は対バンにEASTOKLAB / えんぷていを迎えてそれぞれ45分演奏してもらう事になっていて、平日から長尺ロングセットの3マンとなっている。

この試みができるのも、僕が今の名古屋インディーシーンにおいて一番信用しているEASTOKLABとえんぷていが出演を決めてくれたおかげなんです。本当に最初に声をかけた2バンドなので、そのまま理想的の3マンになって本当に嬉しい。今回はBillowのツアー名古屋編に華を添えてくれるこの2バンドを紹介していきたいと思う。

もしかしたら名古屋に住んでいるこの手のインディーミュージックが好きな人にとっては、この2バンドの事は全員が知っているのかもしれないけど、知らない人はチェックしてほしいし、Billowのことを観に来る人もぜひ先に知っておいてほしいバンドであるので!

EASTOKLAB

名古屋を拠点に活動中の4人組のロックバンド、EASTOKLAB。エレクトロな音像を軸にドリームポップ、アンビエント、オルタナティブなどをミックスさせながら、まるでゆっくりと音で世界を包み込んでいくかのような楽曲を鳴らすバンドで、〈UK.PROJECT〉内の〈DAIZAWA RECORDS〉からこれまでに『Fake Planets』というアルバムと『EASTOKLAB』/ 『Ai』という2枚のEPをリリースしている。

元々はThe Skateboard Kidsという名前で1〜2年の活動を経てEASTOKLABに改名。その後にリリースしたST作品『EASTOKLAB』で完全に自分たちの唯一無二のスタイルを完成させたと僕は思っているので、まずはその中でMVにもなっている「Fireworks」を聴いてみてほしい。

「Fireworks」という曲はエレクトロニックな音像に世界一帯が包み込まれるかのような感覚にさせられる楽曲。そういう意味でいうとBeach Houseのようなバンドを彷彿させる部分もあるのだけど、EASTOKLABの音楽はよりメリハリがあり、この曲とかでもサビのリズムとかもアグレッシブで迫力を感じるし、彼らがライブでは同期などを使わずに自分たちの手で演奏する事に拘っていたりするのも、昔僕が行ったインタビューの中で「音を前に飛ばすことを意識した」っていうのも本当に強みになっていると思う。音像を大事にするドリームポップやアンビエント、更にはエレクトロミュージックを鳴らすアーティストの中でもとにかく音が3Dとして立体的に伝わってくるのが一番素晴らしいところで、彼らの強みになっている。

ヴォーカルの日置くんとは個人的には結構長い付き合いなのだけど、やっぱり出会ったときからずっと変わらない彼にしか書けないメロディーラインはEASTOKLABの大きな武器の一つだと思う。東京でもアメリカでも近しいメロディーを書くバンドなんて全く頭に浮かんでこない。なんていうか、とても人懐っこくて親しみやすいメロディーで、サウンドそのものはUKエレクトロや北欧からの影響を感じるような楽曲も多いから、その今の音楽性とのバランス感もとても良い感じにフィットしているなと思う。例えば、今後EASTOKLABがどんな音楽性に変化していったとしても、他の類似バンドとの違いを生み出す役割にもなっていくだろうし、そういう意味で彼のやってるバンドはいつだってオリジナリティーを生み出すはず。

最新のEASTOKLABのモードといえば、この「Sapiens」という楽曲も収録されている最新作『Ai』を聴いているとわかるけど、今までの作品と比べてもより踊れるような要素を取り込んできたのが印象的。「Sapiens」を最初に聞いたとき、リズムはかなりアグレッシブに仕上がっているなと感じたんだけど、それは先程紹介した「Fireworks」のサビのドラムのアグレッシブな感じとはまた別で、よりシンプルに所謂音楽マニア以外の人にもより届いていくようなアプローチになっていると思うし、この「秘密」という楽曲も1975Turnover辺りのアーティストを彷彿させるようなリードギターがキーになっていると感じた。それがEASTOKLABにとっては新鮮な要素を生み出していると思うし、ある意味一つのコンセプトの中でクールなモノを作っていたEASTOKLABは今はもっと自由にクオリティーの高いものを作り上げているのかもしれないと勝手にだけど感じている。

えんぷてい

名古屋を拠点に活動中の3人組インディーバンド、えんぷてい。ライブでは2人のサポートメンバーを迎えて活動中のバンド。ちなみに秋くらいに東京に引っ越してくるそうなので、名古屋でロングセット観れる機会もめちゃくちゃ貴重になってくると思うはず!だから遊びに来て!と先に伝えておきたい。笑

えんぷえいのことを知ったのは去年のコトだったと思う。恐らく周りの下北沢で会うような人たちがクールなバンドがいるという事で教えてもらって、最初にこの「微睡」という楽曲を聞いたのだけど、本当にミツメシャムキャッツのような下北沢インディーを彷彿させるような緩るさを醸し出した空気感の中にMac DeMarcoを彷彿させるようなUSインディーの音色が混ざっていて最高だなと思ったし、そのようなバンドの中で他のどのバンドよりもサイケデリックな空気感を醸し出しているのが僕が一番えんぷていの好きなところだ。昨年「at 134」という江ノ島オッパーラで開催したイベントに出演してもらったときもフロアライブという状況と江ノ島の景色とめちゃくちゃマッチしてたし、今回のK.Dハポンもフロアライブで彼らのホームでもあると思うので、その辺りもめちゃくちゃ楽しみだ。

僕はこの「映画」という曲のセッション映像のリバーブの気持ち良さとか反則だと思うし、えんぷていは先日自主企画を銭湯で開催していて、その音源をカセットにして販売していたりしたのだけど、その銭湯で自主企画を開催するアイデアと行動力とかも今のインディーバンドに必要なことだよな〜と感心しているのと同時に僕も面白いことやらなきゃ…….とさせられます。

彼らの代表曲「メノウ」とかはアジアンインディーにハマっている人にも聞いてほしい温度感の楽曲だと思うし、ここに書いても仕方ないかもしれないけど細野晴臣や山下達郎とかシティーポップ系統の音楽を話題にしているようなアメリカ人にも真っ先に聞いてほしい現行若手バンドだと思うので、そのようなシティーポップが好きな人にも聞いてほしいですね。このどこか昭和的な懐かしいメロディーは日本人にしか出せない部分だと思うし、そのメロディーの感じが日本のインディーの良さと海外のインディーの良さの間を突いているのは、それこそMac DeMarcoがある程度有名な立ち位置についてシーンがそっちに引っ張られたことも大きな要因な気がするし、所謂2010年代前半とかの下北沢インディーファンクラブとか流行ってた時代には絶妙に生まれなかったバランスの音楽だと思うんですよね。えんぷていの音楽は。

という事で8月31日(水)はK.D ハポンでBillow、EASTOKLAB、えんぷていの3バンドで各45分ステージでお待ちしております!個人的には滅多に名古屋に行けないので、ぜひ色んな人とお話できるような機会になればいいな〜と思っています!

ご予約は各バンドへのご連絡もしくは下記の僕宛までお願いします!
平日から超楽しんじゃいましょう〜〜〜!!

mail:tomorrow_herose@yahoo.co.jp
Twiiter:tomorrow_event
Instagram:tomorrow_music

ちなみにレコード付きのチケットもあるので、
気になる人はこちらをチェックしてみてください

ライブハウスでの飲み代になります! Cheers!!!